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    ものみの塔 1965 | 5月15日
    • の前に出たエルサレムの王すべてが,エルサレムにある「イスラエルの王たちの墓」に葬られたわけではありません。―歴代下 28:27; 21:20; 24:25; 32:33; 16:14。

      31,32 (イ)これら昔の人々がその民のもとに集められるとすれば,それぞれの墓について何が言えますか。(ロ)彼らはみなどこから復活しますか。どのように?

      31 これらの王たちや族長がその民に集められる,すなわち先祖のもとに行き,先祖と共に横たわるという事は,みな同じ墓に葬られるという意味ではありません。族長アブラハムが死んで「その民に加えられた」と言っても,父のテラと同じ墓に葬られているわけではありません。テラは北に遠く離れたメソポタミア渓谷のハランで死にました。またアブラハムはノアやセムと同じ墓に葬られていません。

      32 ホル山で死んだ大祭司アロンや,ネボ山で死んだモーセはその民に加えられました。しかし約束の地にあるヘブロン近くのマクペラのほら穴にその先祖アブラハム,イサク,ヤコブと共に葬られたのではありません。彼らはみなシェオールすなわちヘーデースに集められました。そのすべては死んでひとつのシェオールすなわちヘーデースに横たわっています。黙示録 20章13節によれば,死者はそこから復活するのです。

  • その2
    ものみの塔 1965 | 5月15日
    • その2

      1 (イ)ペリクス総督の前で,パウロはだれが復活すると述べましたか。(ロ)このような人々が復活することを,どのように確かめられますか。

      クリスチャン使徒パウロはかつて法廷に立ち,聖書も復活に関する聖書の教えも信じなかったローマ総督ペリクスの前に立ちました。パウロは次のように述べています。「わたしは……わたしたちの先祖の神に仕え,律法の教えるところ,また預言者の書に書いてあることを,ことごとく信じ,また,正しい者も正しくない者も,やがてよみがえるとの希望を,神を仰いでいだいているものです。この希望は,彼ら自身も持っているのです」。(使行 24:14,15)では神の国によって,すべての死人を出すシェオール(陰府)またヘーデース(黄泉)には正しくない者もいるのですか。この問いに対して確かな答えが得られます。どのようにしてですか。シェオール(ヘーデース)には,他にだれがおり,彼らの生前の立場や品行がどんなものだったかを,聖書から知ることによってです。

      正しくない者もシェオール(ヘーデース)にいる

      2 モーセは3人の反逆者とその家の者にさばきを下した時,民数紀の中で陰府(シェオール)の語をどのように使いましたか。

      2 ヘブライ語シェオール(陰府)〔ギリシヤ語七十人訳,ヘーデース(黄泉)〕は,預言者モーセの書いた聖書の最初の本創世記に4回出ています。次にこの言葉が出ているのは,やはりモーセの書いた聖書の4番目の本民数紀の中です。そこでは,イスラエル人コラ,ダタン,アビラムの家の者に関して,この言葉が2回使われています。この3人はエホバに反逆した人です。そこでエホバは預言者モーセを用いて,彼らの上にさばきを臨ませました。他のイスラエル人はこの3人の反逆者の天幕とその家の者から離れるようにまず命ぜられました。それからモーセは,さばきが神からのものであることを示して,次のように述べています。「然どエホバもし新しき事をなし給ひ 地その口を開きてこの人々と之に属する者を呑つくして生ながら陰府(シェオール)〔ヘーデース〕に下らしめなば この人々はエホバを瀆ししなりと汝ら知るべし」― 民数 16:20-30,文語。

      3 それでモーセは,罪に定められたこれらの人々の上にどんな罰が下ることを求めましたか。罰が臨んだとき,彼らはどこに行きましたか。

      3 預言者モーセは,この3家族が永遠の滅びに落ち込むことを求めず,また祈っていません。その事に注目して下さい。モーセの求めたことは,地が口を開いてこの人々を生きたまま呑み込み,彼らが視界から消え去って「陰府」(シェオール)に落ち込むことでした。この人々は陰府(シェオール)〔ヘーデース〕に行きましたか。あるいはもっと悪い所に陥りましたか。次の節(民数 16:31-33)がそれに答えています。「モーセが,これらのすべての言葉を述べ終ったとき,彼らの下の土地が裂け,地は口を開いて,彼らと,その家族,ならびにコラに属するすべての人々と,すべての所有物をのみつくした。すなわち,彼らと,彼らに属するものは,皆生きながら陰府(シェオール)〔七十人訳,ヘーデース〕に下り,地はその上を閉じふさいで,彼らは会衆のうちから,断ち滅ぼされた」。

      4,5 (イ)コラ自身はその時どのように処刑されましたか。(ロ)これらの家の者のうち,だれが罰を免れましたか。なぜですか。

      4 明らかに,張本人のコラは,このように生きながら陰府(シェオール)に落ち込んだ人々の中にいませんでした。レビ人のコラは,彼に組してモーセとアロンに反逆した250人のレビ人と共に崇拝の幕屋の庭にいました。「且またエホバの許より火いでてかの香をそなへたる者二百五十人を焼つくせり」― 民数 16:35,文語。

      5 こうして奇跡的に裂けた地と奇跡的な火によって,これら3人の反逆者とその家の者は,ほとんど同時にイスラエルの会衆から除かれました。彼らは陰府(シェオール)また黄泉(ヘーデース)にいます。コラの息子たちは父親に組せず,従って火で滅ぼされませんでした。民数紀 26章9節から11節にあるように,「ただし,コラの子たちは死ななかった」のです。更にこれを裏づけるものとして,詩篇 42-49篇,84,85,87,88篇の表題をごらん下さい。

      6 申命記 32章22節によれば,神の表わす怒りはどこにまで及びますか。アモス書 9章2節はどのようにその事と一致していますか。

      6 聖書の5番目の本,申命記の中でモーセは陰府(シェオール)という言葉を使っています。イスラエル会衆に対するモーセの告別の歌は,偽りの崇拝によって神のねたみをひきおこす者に対して,火のような神の怒りが激しく表わされることを警告しています。エホバ神はモーセを通して次のような警告を与えました。「わたしの怒りによって,火は燃えいで,陰府(シェオール)の深みにまで燃え行き,地とその産物とを焼きつくし,山々の基を燃やすであろう」。(申命 32:22)この言葉は,エホバの火のような怒りが物事の根底にまで達するさまを描いて,私たちに警告を与えています。それは徹底的な滅びをもたらすゆえに,逃れようとした人々が陰府(シェオール)の深さにまで地を掘り下っても,エホバの怒りを逃れることはできません。滅びのさばきを執行するエホバの力の前に,人間は無力です。(アモス 9:2)エルサレムの町は山の上に建てられていましたが,神の怒りの表わされた時にそれは滅びました。

      7 コラ,ダタン,アビラムは直接にはだれに言い逆らいましたか。もしそうでなければ,もっと悪い結果になったのは,なぜですか。

      7 前述のイスラエル人コラ,ダタン,アビラムの例において,彼らはある人を予影した預言的な人物に反抗していたのです。その事に留意して下さい。預言者モーセと大祭司アロンは,同様なつとめを持つイエス・キリストを表わしていました。(申命 18:15-19。使行 3:20-23。ヘブル 3:1,2; 5:4-6; 9:23-26)地上におられた時のイエスは,言いさからう者にむかって次のことを言われました。「また人の子に対して言い逆らう者は,ゆるされるであろう。しかし聖霊に対して言い逆らう者は,この世でも,きたるべき世でも,ゆるされることはない」。(マタイ 12:32)コラ,ダタン,アビラムは,人の子イエス・キリストを予影した二人の人物モーセとアロンにさからいました。そうでなかったとすれば,家の者もろともシェオールまたヘーデースに落ち込む以上の悪い結果になったことでしょう。

      8 ベニヤミン人シメイに関してソロモンに語ったとき,ダビデ王はモーセの言葉と似た語法をどのように使いましたか。

      8 エルサレムで治めた最初のユダヤ人の王ダビデも,預言者モーセと同様な言葉を使っています。ダビデも,その王統に生まれたイエス・キリストを預言的に表わす人物でした。子のソロモンにエルサレムの王位を譲ったダビデは,ソロモンに与えた最後の教えの中で次のことを述べています。「視よ又バホリムのベニヤミン人ゲラの子シメイ汝とともに在り 彼れはわがマハナイムに往し時はげしき詛言をもて我を詛へり 然ども彼ヨルダンに下りて我を迎へたれば 我エホバを指て誓ひて 我剣をもて汝を殺さじといへり 然りといへども彼をつみなき者とする勿れ 汝は知恵ある人なれば彼になすべき事を知るなり血を流してその白髪を墓(シェオール)に下すべしと」。後にソロモンは父のこの命令を成し遂げました。―列王上 2:8,9,42-46。

      9 かつてダビデに仕えた将軍ヨアブについても,どのように同じ事が言えますか。

      9 年老いたダビデは,かつて自分に仕えた将軍ヨアブについて,後継者のソロモンに次のことを告げました。「またあなたはゼルヤの子ヨアブがわたしにした事,すなわち彼がイスラエルのふたりの軍の長ネルの子アブネルと,エテルの子アマサにした事を知っている。彼はこのふたりを殺して,戦争で流した血を太平の時に報い,罪のない者の血をわたしの腰のまわりの帯と,わたしの足のくつにつけた。それゆえ,あなたの知恵にしたがって事を行い,彼のしらがを安らかに陰府(シェオール)に下らせてはならない」。後になってソロモンは,国の平和と一致を守るため,軍人ベナヤをつかわし,エホバの祭壇に逃れようとしたヨアブを撃たせました。「そこでエホヤダの子ベナヤは上っていって,彼を撃ち殺した。彼は荒野にある自分の家に葬られた」。(列王上 2:5,6,28-34)それでヨアブの白髪が安らかに陰府に下ることはなかったのです。―創世記 42章38節とくらべて下さい。

      10 ダビデは陰府(シェオール)の用語法を理解していましたか。従ってヨアブとシメイをどこに下らせることをソロモンに告げましたか。

      10 ヨアブとシメイにつき,このような命令を子のソロモンに与えたダビデ王は,自分の意図を十分に理解していました。ダビデは自分の使った言葉の意味を正しく理解しており,陰府(シェオール)が何かを知っていました。ダビデが霊感によって書いた詩篇のうち,陰府(シェオール)という言葉は11の詩篇に出ており,正しい意味に使われています。a 詩篇16篇10節において,ダビデはイエス・キリストが陰府から復活することを預言しました。イエスの復活は,陰府(シェオール)にいる他のすべての人が復活するための基礎となりました。ダビデの子孫であり,メシヤであるイエスの治める神の国の下で,復活があります。それでヨアブとシメイを撃って陰府(シェオール)に下らせることをソロモンに命じたとき,ダビデは,これらの不従順な人から将来の生命の希望を奪って二人

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