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  • 今日の世界の苦悩が意味するもの
    ものみの塔 1969 | 4月15日
    • 不足についてこう述べました。「熱帯と亜熱帯の未開発地域にそって国から国,大陸から大陸へと広がっているのは飢餓状態である。今日の危機はただ一つの方向つまり破局にのみ向かっている。今日は空腹な国民,あすは餓死する国民である……空腹をかかえた国の多くにおいては,1975年までに,市民の騒乱,無政府状態,軍部の独裁,天井知らずのインフレ,交通機関の麻ひ,救いようのない不安などが日常茶飯の事柄となっているであろう」。

      イエスはまた,「終わりの日」のしるしとして「不法が増す」ことをも予告されました。(マタイ 24:12)さらに神は使徒パウロに霊感を与えて次のことばを加えさせました。「終わりの日に……人々は自分を愛する者……親に従わない者……自制しない者,荒々しい者,善良さを愛さない者……神を愛するより快楽を愛する者……となるであろう……邪悪な人間と人を欺く者とは……いよいよ悪に進(む)……であろう」。(テモテ後 3:1-5,13,新)このような状態は1914年以来,爆発的な規模で進展しています。あなたもご自分の目でそれを見ておられるでしょう。

      周囲を見まわしてごらんなさい。不法は世界中にはびこっているのです。英国の法律家ロード・ショウクロスは述べました。「ソ連を含め,ほとんどあらゆる所で犯罪の増加が見られるようだ。しかも遺憾なことに,それは特に少年犯罪の増加である……わたしたちがあげる数字は誇張ではない。むしろ,未発見のもの,あるいはなんらかの理由で警察に報告されなかったものを含めるとき,警察当局が知る犯罪件数は,全体のほんの一部にすぎないであろう」a

      次のようなニュースはどこの国からも伝えられています。「犯罪と暴徒行為はアメリカ全土に波のごとく押し寄せている……多くの都市の婦人は暗くなってからの外出を恐れている。それにはもっともな理由がある。強姦,襲撃,無意味で突発的な暴力行為などがふえているからである。全くの残虐さだけで犯罪の行なわれる場合が少なくないようだ……法と秩序に対する敬意は薄れている」。b

      「終わりの日」の別の特徴としてイエスが語られたのは,諸国民およびその指導者の間の大きな混乱と恐怖です。イエスはこう予告されました。「地上では,行く手を知らない諸国民が苦もんするであろう……人々は,地上に臨もうとする事柄への恐怖と予感のために,気を失うであろう」― ルカ 21:25,26,新。

      この預言が成就していることは,現代のニュースの中に明らかです。(USニューズ・アンド・ワールドリポート」1967年11月27日号62ページはこう伝えました。「今日の世界は,第二次世界大戦以前より混乱した状態にあるであろうか。まさにそのとおりである。武力を使う紛争は,平均して月一度ずつ起こっている。第二次世界大戦終結後に起こった革命,クーデター,反乱,暴動,武装蜂起などは,ベトナム戦争や朝鮮動乱などの実際の戦争を別にしても,全世界で300件以上におよんでいる」。

      これらのすべてに加えて,幾つかの国が所有する大量の核兵器による破滅への恐怖があります。著名な評論家デイビット・ローレンスはこう述べました。「今日,我々の生活を支配する最大の感情は恐怖である。それは戦争に対する恐怖,核兵器による大量殺りくの恐怖,そして奇襲攻撃によって世界の広い地域が荒廃し,幾百万,幾千万という死体におおわれるような結果になるのではないかという恐怖である」。c アメリカの国防長官であったロバート・S・マクナマラは,かつてこう語りました。「ソ連のミサイル攻撃があれば,1億2000万以上のアメリカ人が死ぬであろう……それが特に都市の中心部を含むとすれば……死者の数は1億4900万に達するであろう」。d まさにイエスの予告どおり,人類は恐怖をいだき,諸国民は苦もんしています。

      予告された「終わりの日」のしるしはみなそろっています。そのすべては,わたしたちが1914年以来,終わりの日」にはいったことを疑問の余地なく証明しています。それで,天の神の国はその年に権力を執りました!―黙示 11:17,18。

      確かに,暴力や不道徳が時代の特徴となったことは過去の世代にもありました。ローマ帝国の衰亡期はその一例です。しかし,イエスの列挙された状態すべてが同一の世代に観察されたことは人類史上いまだかつてありません。また,こうした状態が地上のすべての国に同時に存在したことも初めてです。今日のわたしたちは,単に一つの帝国が終わる時代にいるのではなく,サタンが支配する邪悪な体制全体の「終わりの日」に生きているのです。

  • 1914年は特別な年
    ものみの塔 1969 | 4月15日
    • 1914年は特別な年

      聖書の研究者は,1914年の何年も前から,これが重要な年となることを悟っていました。聖書の年代的な面はこの年を明確に指摘しており,a 神のみことばを注意ぶかく調べた者たちはそのことを知っていたのです。彼らは大きな変化の起こることを予期していました。事実,彼らは1914年が重要な意義をもつ年であることをあらかじめ公に指摘したのです。

      非宗教雑誌「ザ・ワールド」の1914年8月30日号はこう述べました。「ヨーロッパで恐るべき戦争が始まったことは,異常な予言の成就となった……『1914年に注意せよ……』とは各地をまわる幾百人の福音伝道者たちの合いことばであった……彼らは国中をまわり,『神の国は近づいた』との教えを宣明してきたのである」。

      そして事実は1914年がほんとうに特別な年であったことを確証しています。1960年8月4日付ロンドンの「イブニング・スター」紙は次のように論じました。「(第一次世界大戦は)世界の政治の機構を全く打ちこわした。何一つとして,以前の状態には戻り得なかった……21世紀の歴史家は,世界の狂気が始まったのは1914年8月4日だと言うであろう」。

      1954年,この特異な年の40周年記念日が近づいた時,歴史家H・R・トレバー・ローパーは1914年がもたらした大きな変化についてこう述べました。「第一次世界大戦と第二次世界大戦を比較するのは有益である……第一次大戦のほうがはるかに大きな変化をもたらした。それは長く続いた一般平和の時代を終わらせ,新しい暴力の時代を招来した。第二次大戦はその挿話の一つにすぎない。1914年以来,世界は新しい性格を帯びた。それは国際的無政府状態という性格である……こうして最初の世界大戦は現代史の転向点となるのである」b

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