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  • アルミニウム ― 辺境の地の産物
    目ざめよ! 1970 | 11月22日
    • ㌔)区間では,1マイル(1.6㌔)につき1,000フィート(305㍍)の勾配をもつものであった。送電線を架設するには,309本の鉄塔が立てられた。送電線そのものは,強風や吹雪にさらされ,また,氷の害をも受けるので,長さ30㌢につき18㌔の荷重に耐えられるように作られている。ケーブルそのものの大半は,30㌢につき0.9㌔の重さしかない。しかし,キルダラ峠を越える部分のケーブルの重さは,30㌢につき約2.2㌔で,その直径は5.6㌢ほどである。

      その建設工事はついに完了し,送電線両端にある調整盤のスイッチが入れられると,膨大な量の電流が流れ,製錬所の溶鉱炉は始動した。銀色に輝く,溶けたアルミニウムが溶鉱炉からほとばしり出て,回転する鋳型に流れ,鋳塊が作られることになった。こうして,辺境の地の産物,アルミニウムに関する驚くべき物語の,新たなページがつづられたのである。

  • 裁判所の一日見学
    目ざめよ! 1970 | 11月22日
    • 裁判所の一日見学

      オランダ領小アンチル諸島の「目ざめよ!」通信員

      あなたは,傍聴人,あるいは関係人として裁判所に出席した経験がありますか。それは目を見張らせるような経験となるにちがいありませんし,あなたの視野を広げ,法制というものが,現代の社会体制に欠かせないことを認識させるものとなるでしょう。

      裁判所で審理が行なわれている場面をテレビや映画で見て,それで裁判手続きを十分に会得した,と感じる人が多くいることでしょう。しかし忘れてならないのは,そうした模擬裁判は,実際の審理よりもはるかに劇的な要素が多く,進行が速いのが普通であるということです。それに,裁判所で丸一日過ごすなら,ささいな事件から人命の喪失に至るまで,審理に付されるあらゆる訴訟に関する代表例に接することができます。

      オランダ領小アンチル諸島の首都,クラサオ島のウィレムスタトに23年間も在住しながら,一度も裁判所を訪れたことのないわたしは,裁判所を見学して,審理状況を観察するのは興味深い経験になるであろうと考えました。それに加えて,この地での訴訟がローマ法制の下に争われるという事実も,わたしの関心を深めました。なぜなら,わたしの育った国では普通法が施行されていたからです。

      二つの法体系

      たいていの国の法律は,二大法体系,つまりローマ法か普通法のいずれかに基づいています。しかし,この二つの語がいろいろな意味に用いられるため,混同するおそれがあることに注意しなければなりません。たとえば,ローマ法が施行されている国では,“ローマ法”という語の代わりに,“市民法”(シビル・ロー)という語を用います。一方,普通法が制定されている国々では,“民法”(シビル・ロー)という語は,“刑法”の対照語として用いられています。ですから,この記事では誤解を避けるために,“ローマ法”と“普通法”という語だけを使用することにしましょう。

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