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    ものみの塔 1960 | 3月15日
    • 彼らの数はどのくらいでしようか。このことは,アブラハムの時から,聖書の最後の本が書かれるまで,長い間かくされていました。天的シオンでイエスと共になる人々の数は,ついに示されました。その最後の本を書いた者はこう述べています,「なお,わたしが見ていると,見よ,小羊(イエス・キリスト)がシオンの山に立つていた。また,十四万四千の人人が小羊と共におり,その額に小羊の名とその父の名とが書かれていた。……彼らは…小羊の行く所へは,どこへでもついて行く。彼らは,神と小羊とにささげられる初穂として,人間の中からあがなわれた者である」。―黙示 14:1,4,新口。

      33,34 (イ)14万4000人よりも多くの者が,キリストのあがないという御準備から益を受けることを,どの聖句が示していますか。(ロ)更にいく人が,生命という祝福を受けますか。どこで? この祝福には,いくつの国民が関係していますか。

      33 人類の中から,献身して洗礼を受けたクリスチャンの14万4000人だけがあがなわれて天に行き,キリストと共になるとすれば,他の人々にはどんな希望がありますか。すでに気づいた通り,前節に引用した聖句は,人間の初穂が天に行くと述べています。しかしながら聖書は,人類の中から最後の実が,地上における永遠の生命へと集められることも啓示しています。これらの他の実のことをイエスは「他の羊」と言われました。「わたしにはまた,この(小さい群れの)囲いにいない他の羊がある。わたしは彼らをも導かねばならない。彼らも,わたしの声に聞き従うであろう。そして,ついに一つの群れ,ひとりの羊飼となるであろう」。(ヨハネ 10:16,新口)ですからイエス・キリストは,王および指揮者として,これらの他の羊を,天ではなくて地上の,羊の群れのごとき社会の中に集めなければならないのです。

      御国の地的国民に対する祝福

      34 これら他の人々の数には制限がありますか。彼らはどこから来ますか。聖書は,使徒ヨハネの預言的まぼろしを通してこう答えています,「わたしが見ていると,見よ,あらゆる国民,部族,民族,国語のうちから,数えきれないほど大ぜいの群衆が,白い衣を身にまとい,しゆろの枝を手に持つて,御座と小羊との前に立ち,大声で叫んで言つた,『救は,御座にいますわれらの神と小羊からきたる』。……『この白い衣を身にまとつている人々は,だれか。また,どこからきたのか』。……すると,彼はわたしに言つた,『彼らは大きな患難をとおつてきた人たちであつて,その衣を小羊の血で洗い,それを白くしたのである。』」。(黙示 7:9,10,13,14,新口)これによると,大患難の生残者の数は非常に多く,定められていないことが分ります。また,彼らは,真の神ヱホバの支持者であることと,小羊イエス・キリストの指導権を受け入れていることを証明する衣を身にまとつていなければならないことが分ります。信ずる者のこの数えきれない大群衆は,悪魔の古い世が大患難にのぞむ終りの時代中に,そこから出て神の側に来ます。そして彼らが,地上のあらゆる国々から出て来ることに注目して下さい。そういうわけで私たちは,聖書の真の宗教だけが,実際に地上の普遍的宗教であることを悟ることができます。

      35 「小羊の血」とは何ですか。誰の条件によつて生命が与えられますか。

      35 では,述べられているこの「小羊の血」とは何でしようか。ヱホバ神は人間のあがないとなるよう天から御子を与えられました。それは,イエスのあがないの犠牲に信仰を置く多くの人々を罪と死から回復するために,イエスの人間としての生命を与えるためでした。それは19世紀の昔になされました。その時,預言者,洗礼者のヨハネは,「見よ,世の罪を取り除く神の小羊!」といつてイエスを紹介しました。(ヨハネ 1:29,新口)聖書はさらにこう述べています,「神はその独り子を与えるほどに世を愛された。それは御子に信仰を働かす者がみな滅ぼされないで,永遠の生命を得るためである」。(ヨハネ 3:16,新世)ですから,家族と共に,地に生き残るこの大群衆の一部となる資格を得たいと願う人は誰でも,神の自由の本である聖書を研究しなければなりません。そして,彼らの保護のための神の適正な御準備に関する真理をよく知らねばなりません。その保護はイエスの流された血に対する信仰と結びついています。それらは,生命を与えるための神の条件です。死に行く,堕落した人間が,条件を出すことはできません。私たちは,愛に満ち,理にかなつたこの御準備を受け入れるか拒絶するかの選択権を与えられています。私たちは,これを受け入れることによつて感謝を示し,永遠に幸福に生きたいと願つています。

      36,37 死人のために希望がありますか。その希望はいつ実現しますか。

      36 しかし,死んでいる愛する者たちはどうなるのでしようか。イエス・キリストに指導される「他の羊」の一部として,この地上に住める希望がありますか。あります。死人の中からの復活こそ,神に記憶されている,改心の見込みある死人の大きな希望です。これもやはり,イエス・キリストによつて可能となりました。この点について聖書は明白に述べています,「キリストは眠つている者の初穂として」死人の中からよみがえつたのである。それは,死がひとりの人によつてきたのだから,死人の復活もまた,ひとりの人によつてこなければならない。アダムにあつてすべての人が死んでいるのと同じように,キリストにあつてすべての人が生かされるのである」。(コリント前 15:20-22,新口)「これを怪しむな。記憶の墓にいる者がみな彼の声を聞いて出て来る時が来る。善を行なつた者は生命に復活し,悪を行なつた者は裁きに復活するであろう」。―ヨハネ 5:28,29,新世。

      37 地上に住む人々の復活が始まるのは何時でしようか。使徒ヨハネは,新しい世のまぼろしの中でこう言つています,「また見ていると,大きな白い御座があり,そこにいますかたがあつた。天も地も御顔の前から逃げ去つて,あとかたもなくなつた。また,死んでいた者が,大いなる者も小さき者も共に,御座の前に立つているのが見えた」。(黙示 20:11,12,新口)古い天と古い地の組織が,敵の一部として,指揮者キリスト・イエスにより征服されて「逃げ去る」まで,または破滅するまで,地的人間が復活して再び立つことは起こりません。

      「新しい天と新しい地」

      38 どの天と地が滅ぼされますか。その滅びはま近かですか。

      38 滅ぼされることになつているこの天と地とは何でしようか。使徒ペテロは,それらは象徴的な天と地であると説明しています。象徴的天とは,悪魔の目に見えない制度を形成しているもので悪鬼で成立つています。象徴的地とは,悪魔の見える地的機構で,人間と,人類を暗黒と混乱の中にとどめている彼らの支配者たちで成つています。ペテロは,この時代の嘲笑的な不信者について告げ,こう言つています,「彼らはこのことを認めようとはしない。古い昔に天が存在し,地は神の言によつて,水がもとになり,また,水によつて成つたのであるが,その時の世界は,御言により水でおおわれて滅んでしまつた。しかし,今の天と地とは,同じ御言によつて保存され,不信仰な人々がさばかれ,滅ぼさるべき日に火で焼かれる時まで,そのまま保たれているのである」。(ペテロ後 3:5-7,新口)今日における聖書の他の預言の成就は,その古い天と地がハルマゲドンという神の大いなる戦いにおいて,滅ぼされる時の近いことを示しています。―黙示 16:14,16。

      39 預言者イザヤと使徒ペテロは,古い天と地にとつて代るものが何であると述べていますか。

      39 古い天と地の組織が,ハルマゲドンの宇宙戦争で過ぎ去つたならば,何がそれに取つて代るでしようか。ペテロは再び聖書の中でこう答えています,「しかし,わたしたちは,神の約束に従つて,義の住む新しい天と新しい地とを待ち望んでいる」。(ペテロ後 3:13,新口)預言者イザヤは,新しい天と新しい地の創造に関するヱホバの厳粛な保証を,つけて,こう述べています,「主ヱホバかく言い給う。……見よ,われ新しき天とあたらしき地とを創造す。人さきのものを記念することなく,これをその心に思い出ることなし。されどなんじらわが創造するものによりて永遠にたのしみよろこべ」。(イザヤ 65:13,17,18)これは,すべての人々に大きなよろこびを与えるものです。宇宙の神が保証されている通り,この新しい世は永遠につづくのです。

      40 誰が新し地の市民を構成しますか。どうしてそれがわかりますか。

      40 永遠につづくことになつている新しい地は誰によつて形成されますか。それを形成する人々は,今真理を学んで,聖なる自由の側に立つ,あらゆる国々から来る善意者,従順で,教えを聞くすべての人々です。従順なあなたがたは,偏見を少しももたない神といま和を求めるべきです。神は,あらゆる国籍の人々に,救いの道を開かれています。この自由のため時に関する聖書の言葉,また,間近かにせまるハルマゲドンの大嵐を通過して,地上で永遠に生きられる可能性について聖書の語る言葉に耳を傾けて下さい,「すべてヱホバの律法を行なうこの地のへりくだるものよ,汝らヱホバを求め公義を求めけんそんを求めよ。さすれば汝らヱホバのいかりの日にあるいはかくされることあらん」。(ゼパニヤ 2:3)聖書はまたこうも言つて保証を与えています,「悪しき者はただしばらくで,うせ去る。あなたは彼の所をつぶさに尋ねても彼はいない。しかし柔和な者は国を継ぎ,豊かな繁栄をたのしむことができる。正しい者は国を継ぎ,とこしえにその中に住むことができる」。(詩 37:10,11,29,新口)次には,解放と自由の大ヨベルの時代が訪れ,平和をもつて永久にこの地をつつむでしよう。ずつと昔に予影されていたこのヨベルについて聖書はこう述べています,「国のすべての住民に自由をふれ示さなければならない」。―レビ 25:10,新口。

      41 誰が新しい天を構成しますか。この新しい都はなぜ新しいエルサレムと呼ばれますか。それを通して神はどんなすばらしい事がらを行なわれますか。

      41 まだ新しい天を考えて見なければなりません。これはいつたい何でしようか。これは,イエス・キリストを王にもつ,14万4000人の新しい天的支配者の群れです。多くの預言,およびその予言を成就している今の時代の諸事実が示している通り,イエス・キリストは,1914年以来,天で王位につかれています。聖書の中でこの新しい都は,エルサレムと呼ばれています。これは,ずつとまえ,ダビデ王の首都であつた昔のエルサレムから取られたものです。ダビデは,より偉大なるダビデのごとき王キリスト・イエスを予影していました。聖書は,その新しいエルサレムが,この地を支配して,美と健康にあふれる楽園をこの地に復興する状態を,予言的まぼろしの中に描き出しています。使徒ヨハネはこう言います,「わたしはまた,新しい天と地とを見た。先の天と地とは消え去り……また,聖なる都,新しいエルサレムが,夫のために着飾つた花嫁のように用意をととのえて,神のもとを出て,天から下つてくるのを見た。また,御座から大きな声が叫ぶのを聞いた,『見よ,神の幕屋が人と共にあり,神が人と共に住み,人は神の民となり,神自ら人と共にいまして,人の目から涙を全くぬぐいとつて下さる。もはや,死もなく,悲しみも,叫びも,痛みもない。先のものが,すでに過ぎ去つたからである』。すると御座にいますかたが言われた,『見よ,わたしはすべてのものを新たにする』」― 黙示 21:1-5,新口。

      42,43 生命を愛する人々はみな,今なにをすべきですか。それはどんな益を現在と将来にもたらしますか。

      42 楽園回復の何というすばらしいまぼろしでしよう。このまぼろしこそ,自由の本である聖書の巻未の主題の一部です。それは,イエスの教えた,「御国が来ますように。みこころが天に行われるとおり,地にも行われますように」という偉大な祈りに対する全き答であります。(マタイ 6:10,新口)しかしながら,私たちは,聖書に書かれている真理の広大な分野をかすかに見はじめたに過ぎません。それは全くすばらしいものなのです! 自然からこれらの知識を得ることはできません。生命と自由を愛するすべての人々が,聖書を手に入れて,その生命を与える音信を学びはじめる時は今です。聖書は,はつきりと述べています,「永遠の生命とは,唯一のまことの神でいますあなたと,また,あなたがつかわされたイエス・キリストとを知ることであります」。―ヨハネ 17:3,新口。

      43 あなたはすでに聖書をお持ちですか。それを定期的にお読みになりますか。もしそうでないなら,すみの方の棚から聖書を取りおろして,ほこりをはらつて下さい。そして毎日の生活の導きとしてそれを使いはじめて下さい。聖書は,いま新しい世に備えるあなたの家族の生活の仕方に,助けとなるでしよう。世界中にあるヱホバの証者の新世社会に訪れた幸福と一致を見て下さい。あなたも,それと同様の喜びと満足と,霊的健康をもつことができるのです。あなたがお持ちの他のどの本も,またはどんな財宝も,そうした永続する心の喜びを生み出さず,そのような自由を与えることもないでしよう。なぜ聖書の援助とその益を拒絶なさるのですか。聖書の真の宗教を受け入れて,真理を得て下さい。それに従つて自由を得て下さい。そして,幸福な将来,すなわち,神の御国の下なるこの美しい楽園の地での永遠の生命を確かに自分のものとして下さい。

  • 年鑑からの抜萃
    ものみの塔 1960 | 3月15日
    • 年鑑からの抜萃

      この島の一都市の区域はいま4週間から6週間ごとに1度伝道されており,協会の雑誌に対する人々の大きな興味が示されています。5月には伝道者は各人平均が64.9冊という最高数に達しました。伝道者の約半分は,学校の子供たちで,毎週の雑誌の日に子供たちが伝道しているのを見ることはよろこびです。これは学校の授業がない木曜日です。子供の両親は子供が学校に行く土曜日に雑誌の活動をします。子供たちのする立派な証言は,全区域にたいへん良い印象を与えました。(ニューカレドニアから)

      一特別開拓は,雑誌の活動に楽観的な見方をとり,雑誌の日には50冊かそれ以上の雑誌を持つて行き,30秒の短い証言をするようにとの地域の僕の助言を受けました。それで,いく分うたがいの気持を抱きながら,その通りにしたところ,従順に聞いた結果は次のとおりです,2,3時間の証言で56冊の雑誌配布で2つの予約を得ました。後には,巧みに事務的にせよという助言に従い,2日間で16の予約を得ました。(キューバから)

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