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  • 生ける希望はどのように人々の生活に影響を及ぼしますか
    目ざめよ! 1980 | 3月8日
    • プログラムの益

      現在までのところ,世界中の一連の「生ける希望」大会に134万2,117人が出席しました。そのプログラムから大きな励ましを受けたという声は幾度となく聞かれました。長年の経験を持つ一長老はこのように評しました。「プログラムは思いだけでなく心に染み渡りました。すべての人が深い感銘を受けました」。

      別の長老は,「プログラムは個人個人を対象にしたものです。神や仲間の人間との関係だけでなく,自分自身つまり内なる人との関係を改善する必要のある人間の問題が扱われています」と述べました。

      「父なし子に必要なもの」と題する劇に関してある証人は言いました。「この劇には重要な点がたくさんあり,世の人々が考えることさえしないような問題について見識が高められました」。

      バプテスマを受けた人々のうちに働く希望

      「生ける希望」大会の際立った特色となったのは集団バプテスマです。これらバプテスマを受けた人々とのインタビューは,彼らを行動へと動かしたのが聖書に基づく希望であったことを明らかにしました。

      ドイツのザールブリュッケンでバプテスマを受けた人々の中に,一組の夫婦と男の子がいました。この夫婦は病気と事故で二人の子供を失いましたが,僧職者が父親に語ることのできた慰めは,「主よ,あなたのみ心がなりますように」という言葉だけでした。「これは私にとって大した慰めとはならないように思えました」と父親は語りました。しかし後に,エホバの証人との聖書研究を通して,この家族は大変力付けられました。「現在,わたしたちは神の言葉聖書によってすばらしい希望を得ています」という父親の言葉がそのことを物語っています。

      ドイツのニュルンベルクの大会でバプテスマを受けるために立ち上がった一人の人は,少年時代を,非行少年用の施設をはじめ,様々な養護施設で過ごしました。わずか21歳の時に,路上でアルコール中毒のため苦しんでいる所を警察官に見つけられ,病院に運ばれました。しかしこの若者は飲み続け,振顫譫妄を起こすぎりぎりのところまで行きました。自分の人生のこの時期についてこの人は,「手も足もほとんど麻痺しており,なぜ自分が生きているのか分からなかった」と述懐しています。ところが聖書研究を行なった結果,この人は,本人の言葉を借りれば,「ついに人生の意義を見いだす」ことができたのです。聖書の希望から力を得て,この人は飲酒も喫煙もやめ,ずっと同棲していた女性と結婚し,この女性を虐待することもなくなりました。

      米国メリーランド州ランドーバーでバプテスマを受け,新たにエホバの証人となった26歳の人は,次のように述べています。

      「ワシントン・キャピタルセンターの中で,浸礼を希望する121人の人々と共にこうして座り,話し手に注意深く耳を傾けない人とてない,静かに座っている1万3,176人の出席者を眺めることは,私にとって非常に感動的な経験でした。私はバルチモアにあるメリーランド州立刑務所から,手錠をつけたまま二人の武装警官と共に大会に来たのです。私はこの刑務所で,宣告された25年の刑期のうち,すでに27か月以上服役しました。振り返ってみると,青年時代をいかにむだにし,浪費してきたかが分かりますが,エホバの過分のご親切により,今は明るく幸福な見込みを得ています。あと何時間かすれば,また獄舎に戻ります。もちろん私は仮出獄と釈放の可能性に大いに希望をかけていますが,この古い体制下でそれが実現しようとしまいと,私が霊的に自由を失うことはもはやないでしょう。キリストは間違いなく私を解放してくださったからです」。

      ナイアガラ・フォールズ市で開催された大会では,バプテスマ希望者の中に87歳の老婦人が含まれていました。片方の足がなく,片方の目は見えず,もう一方の目の視力も弱い,しかも糖尿病をわずらっていた状態にありながら,この婦人は良い気質を保つことができました。この婦人を車いすから持ち上げ,バプテスマのため水中に静かに沈めるためには6人の男子が必要でした。バプテスマの後,また車いすに戻されて動き出した時,婦人の顔には晴れやかな笑みが浮かびました。

      このことについてバッファロー・ニューズ紙は次のように述べました。「この婦人の行動は,年一回の地域大会の土曜日に出席した約1万人のエホバの証人の典型であった。この老婦人のバプテスマに匹敵する劇的な事件はほかになかったが,大会会場を歩いていた男女子供も同じように,一つの目的を持っていることがうかがわれた」。

      87歳の婦人と「生ける希望」大会に出席した多くの人々が「一つの目的」を持てるように助けたものは何でしょうか。この婦人の言葉が答えとなります。「エホバは私に本当に良くしてくださいました。物を良く覚えられるよう助けてくださいました。体の方はすっかり衰えてしまいましたが,私はとても感謝しています。私はエホバを愛しております。兄弟も姉妹もみんな一つの大きな家族です。私にはずっと家族がなかったのですが,今は一つあります。それによって,ずっとエホバに近づけるようになっています。生ける希望は,忍耐し,自分の問題を克服できるよう私を助けてくれました」。

      確かに,聖書に基づいた希望は動機づけを与えます。わたしたちの創造者エホバ神がわたしたちに深い愛を持たれ,壮大な将来を楽しめるよう心にかけてくださっていることを認識する助けになります。そのためわたしたちは神に引き寄せられ,その道に従って生活を形造るように促されるのです。エホバの証人が,聖書の中に描かれている希望を抱けるようできるだけ多くの人を援助することに熱心なのはそれが理由です。まだエホバの証人と聖書を学んでおられないなら,そうするようお勧めいたします。

  • レーザーと光と通信
    目ざめよ! 1980 | 3月8日
    • レーザーと光と通信

      英国諸島の「目ざめよ!」通信員

      光 ― それは人間にとって極めて貴重で欠かすことができません。わたしたちの命そのものがそれにかかっています。というのは,太陽系の巨大な発電所とも言うべき太陽の光がなければ,地球上の生命はすべて死に絶えてしまうことになるからです。人間はずっと昔から光の本質を究めようと努めてきましたが,それは色彩や形が限りなく変化する光の言い知れぬ美しさのためであるに違いありません。それに加えて人間は,一層大きな恩恵に浴するために,光を発生させたり利用したりする方法を探ってきました。

      人間の着想の中でも特に魅力的なアイデアの一つが1960年代に実現の運びとなり,科学界の外でさえ多くの人々の想像力をかき立てました。それはレーザーの発明です。レーザー光線を発生させる試みは1960年に初めて成功しました。その時はルビーを発生源に用いて赤い光線が得られましたが,今日では,二酸化炭素,水,ヘリウム,アルゴンなど,多種多様の物質を用いることができ,その各々から固有の色彩の光が得られます。

      レーザーの発する光は他の光源から得られる光とどのように異なっているのでしょうか。また現在,

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