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    ものみの塔 1961 | 3月1日
    • 上最大の一夫多妻主義者は,エルサレムのソロモン王でした。「彼には王妃としての妻七百人,そばめ三百人があった。その妻たちが彼の心を転じたのである」。彼らは,ソロモンがただひとつの生ける真の神としてのエホバに仕えることをやめさせました。そのわけは,ソロモンがエサウの例に従って,エジプトの支配者パロの娘をふくむ外国人の妻と結婚したからです。(列王記上 11:1-3)イスラエルの将来の王について,エホバ神は賢明にも次のように命じました,「妻を多く持って,心を迷わしてはならない。……レビびとである祭司の保管する書物から,この律法の写しを一つの書物に書きしるさせ,世に生きながらえる日の間,常にそれを自分のもとに置いて読み,こうしてその神エホバを恐れることを学ばねばならない」。―申命 17:17-19,新世。

      16 イスラエル内で一夫多妻主義がゆるされていたとき,神はそれについてまた何をしましたか。

      16 それで神はむかしのイスラエルに一夫多妻をゆるしました。しかし,一夫多妻者の正妻と他の妻およびその子供たちを守るために,一夫多妻主義について合法の規定を設けました(申命 21:15-17)おそらく,一夫多妻主義が行なわれたので,生来のイスラエルの国民の人口は大きなものになりました。

      17 イエスの日のイスラエル内では,一夫多妻主義の状態はどのようでしたか。彼は弟子たちのために結婚についてのどんな標準にしたがいましたか。

      17 イスラエルは,クリスチャン時代前の第1世紀に,世界を支配したローマ人の支配下にはいるようになりました。そのときには,一夫多妻主義はイスラエル人あるいはユダヤ人のあいだで跡を断ちました。「ユダヤ人百科辞典」(第8巻336頁,英文)は次のように述べています,「ローマ時代のユダヤ人のあいだでは一夫一婦が一般に行なわれた。しかし,顕著な例外はあった」。エホバの預言者モーセを通してイスラエル人に与えられた律法により,その律法の下にいるといまでも主張するユダヤ人は,遠い親族であるアラブ回教徒と同じく,一夫多妻主義であってもさしつかえないと感じています。それとするどい対照を示すものとして,イエス・キリストは,彼の足跡にしたがう弟子たちの結婚が,楽園内の模範にならうものでなければならぬと言われました。神の御子イエス・キリストは,完全で罪のない者でした。それで,人間の結婚の場合,彼は楽園内の完全な人の標準,すなわち人はひとりだけの生ける妻を持つという標準を保持しました。(マタイ 19:1-9)それは,間もないうちに神の御国の下に復興される楽園内で許されるただひとつの標準であります。

      18 なぜエホバを崇拝する者は,妻のためのいくらかの費用をよろこんで払うべきですか。どんな妻は「エホバから」の者と考えられますか。

      18 たくさんの結婚の経験を積んだソロモンが神の清い崇拝から脱落する前に,彼は次の言葉を書きました,「良い妻を得たか。その者は良いものを見つけ,かつエホバから善意を与えられる」。(箴言 18:22,新世)「家と富は父祖から相続し,分別ある妻はエホバからいただく」。(箴言 19:14,新世)それで,エホバ神を崇拝する者は,結婚前でもまたは結婚後でも,自分の妻のためにいくらかの費用をよろこんで支払うべきです。とくに妻が神にまったく献身して専心の献身をささげるので,エホバから善意をいただけるような妻の場合,そして「エホバから」のものと考えられるような妻の場合にそうあるべきです。

      19 花嫁料を払うことについて,聖書の中にはどんな例がありますか。

      19 聖書時代中,神の選民のあいだでは妻帯するための最初の費用として花嫁料を払うのが習慣でした。巨人を殺したダビデは,サウロ王の娘で,自分の妻になったミカルのために,ペリシテ人の兵士200人の陽の皮を払いました。(サムエル前 18:20-27)預言者ホセアは銀15枚と大麦1ホメル半とを払って自分の妻を買い求めました。(ホセア 3:1-3)イエス・キリストは,御自分の生命を犠牲にて,その霊的な花嫁を買い求めました。(エペソ 5:25,26)忘れてはなりません。アダムはエバのために一本の肋骨を払いました。―創世 2:21,22。

      20,21 ある場所では,花嫁の父親に費用がかかるどんな結婚の習慣がいまでも存在していますか。それについては,どんな聖書の例がありますか。

      20 その昔の習慣は今日でも地上の多くの場所にあります。また,ある場所では,父親が娘に婚姻持参物を持たせるのが習慣です。婚姻持参物とは,女が結婚のときに自分の花婿にわたの金銭,品物あるいは不動産です。これは彼女す父にとって出費になります。しかし,婚姻持参物をたずさえることは,イスラエルの国内でも昔から行なわれていました。カナンの地を偵察に出かけたヨシュアの仲間カレブの例を考えてごらんなさい。彼はその年齢にもかかわらず,ヨルダン川を渡り,預言者モーセの後継者であるヨシュアとともに,約束されたパレスチナの地にはいることがゆるされました。カレブは,自分に割りあてられた土地を征服することが必要でした。彼は,敵の町キリアテ・セペルを占領する者に自分の娘アクサを与えると約束しました。彼の甥オテニエルがそれを取りました。アクサは,妻として彼に与えられたとき,父カレブからの婚姻持参物に追加注文をしました。それで,カレブは彼女のための南部の地のほかに必要な泉をも加えました。―ヨシュア 15:13-19。

      21 エジプトの王パロは,自分の娘をソロモン王にめとらせました。パロは,「はなむけ」あるいは婚姻持参物として,ゲゼルの町を花嫁に与え,ソロモン王は,その町を建てなおしました。(列王記上 9:16,17)婚姻持参物とは,男に物を与えて娘と結婚させるというものではなく,娘と結婚する男に物質面の援助を与えるものです。それで,夫は妻の経済的な負担全部を負わなくてもすみます。

      22 (イ)西暦33年の五旬節のとき花嫁料と婚姻持参物はたリスチャン会衆のなかで癈止されましたか。何によるてそのことは示されますか。(ロ)神の新しい契約によクと,今日のクリスチャンは,どんな結婚の標準にしっがわねばなりませんか。

      22 クリスチャン会衆が西暦33年の五旬節<ペンテコスト>の日に設立されたとき,最初の成員たちはユダヤ人および割礼によってユダヤ教に改宗した者たちでした。3年半のあいだクリスチャン会衆にはユダヤ人と改宗者たちだけがいました。これらのユダヤ人たちは,その結婚の習慣をある程度までキリスト教に持ちこみました。彼らの指導者イエス・キリストでさえ,ユダヤ人の結婚の習慣を用いており,たとえ話によって話を説明されました。(マタイ 22:1-14; 25:1-13。ルカ 12:35-40)ユダヤ人たちの結婚の取り極めのうちあるものは,モーセを通してユダヤ人に与えられた律法のなかでエホバが規定したものであり,また認可したものです。しかし,それらのものはクリスチン会衆とむすばれたエホバの新しい契約により廃止されました。しかし,花嫁料と婚姻持参物そして結婚式がクリスチャンのあいだで廃止されたとか禁じられたということを示す記録はのこっていません。しかし,エホバの新しい契約は,クリスチャン会衆に結婚の完全な標準を再興しました。エホバ神は,エデンの楽園内にいた完全な男と女とのあいだにその標準を立てておられたのです。私たちクリスチャンは,今日その標準に従わねばなりません。

      (この連続記事は次号にのせられます)

  • 実を結んだ忍耐
    ものみの塔 1961 | 3月1日
    • 実を結んだ忍耐

      パラグアイにおいて

      パラグアイにいるエホバの民の願いは,神の御言葉を教えられ,それに従って生活することです。彼らはこの聖句を心にとめています。「わたしが自分の歩んだ道を語ったとき,あなたはわたしに答えられました。あなたの定めをわたしに教えてください。あなたのさとしの道をわたしにわきまえさせてください」。(詩 119:26,27,新口)神の事に関心を持ち,御国を第一にする者は,たしかに良い御国の伝道者になります。パラグアイの兄弟たちは,エホバの御旨をふかく認識し,エホバの見える制度により深く感謝しているようです。なぜかというと,彼らは今年昨年よりも多くの人々を援助して,真理と神の御目的に関する知識を得させたからです。これは兄弟たちが円熟しつつあることを物語るものです。

      パラグアイはいままで,移住民に対して寛大にその国境を開いてきたので国内には多くの外国系の人々がいます。「御言葉をのべ伝えよ」とか,種々の国語の書籍,特にドイツ語,日本語はとても役に立ちます。最近,ウクラナイ語を話す兄弟と長い間勉強していたひとりの日本人の伝道者が洗礼を受けました。ふたりとも忍耐づよく,会話には主にスペイン語を使って日本人の方はウクライナ語を,ウクライナ人は日本語を習いました。奉仕に出るように招待された時には,おくれないようにと,午前4時にやって来ました。彼が洗礼を受けた大会では,話されていることはよく分からなくても,多くの異なった国籍の兄弟と一緒にいることにだけでも満足していました。そして共に簡易食堂で食事をし,新しく見つけた家族が示してくれるあたたかい愛を満喫しました。

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