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奉仕会をあなたの会衆に適合させる王国宣教 1974 | 3月
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5 11月18日の週の奉仕会の場合のように,わずか10分ほどの閉会部分に,閉会のことばや会計報告などのすべてをどうしたらうまく織り込むことができるだろうか,という問いも寄せられました。そうした部分を扱う兄弟は,時間をどのように配分するかを決めなければなりませんが,ここで取り上げた例の場合には,会計報告のうちおもな点だけを述べることができるでしょう。その兄弟は奉仕会を時間どおりに終わらせる責任があります。
6 聖書に基づく話や文書の提供,そのほか良いたよりをどのように伝えたらよいかに関する実演のためにどのような人を選ぶべきですか。それは普通,有能で経験のある伝道者であるべきです。そのうえ,そうした実演を依頼する人に対しては,そのプログラムの司会者が必要な指示を与え,またその実演の練習を行なうべきです。新しくて経験のない伝道者にただ壇上に出る機会を与えたいという理由でそうした伝道者が業の行ない方に関する実演をするように取り決めるのは概して最良の方法ではありません。もっとも,そうした新しい人の中には,家の人として参加してもらえる人もいるでしょう。そうした新しい人々には,集会での注解や,宣教学校での研究生の話,また野外奉仕への参加など,実地の経験を積む機会がいろいろあります。
7 会衆独自のプログラムを組むように提案されている週の場合,長老たちは前もって良く考慮し,会衆が最も必要としている事に関し共に考慮できるでしょう。もし,奉仕会がときに興味に欠け,それほど教訓的でないと思える場合があるなら,主宰監督,そして長老の一団がその問題を検討し,ここに挙げた考えのどれかをあてはめることが助けになるのではないか,という点を考慮するのがよいでしょう。聴衆も演壇に出る人も,前もって考えることと準備とによって,奉仕会を励みと喜びの多いものとすることに貢献できます。
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良いたよりを伝える ― あらゆる機会に予約を提供することによって王国宣教 1974 | 3月
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良いたよりを伝える ― あらゆる機会に予約を提供することによって
1 人が「ものみの塔」か「目ざめよ!」を予約する場合,どのようなことがなされるでしょうか。その後12か月の間,その家の人たちが永遠の命を得るのを助けることのできる音信が,毎月2回ずつその家に届けられるのです。
2 毎号の雑誌に載せられる記事は,エホバの民を霊的に養うだけでなく,一般の心の正しい人々に訴え,そうした人々の心を動かすことをも目的として特別な配慮が払われています。「ものみの塔」誌のある記事は一般の人たちには難しすぎるだろう,とは考えないでください。過去一年に受け取った古い号にもう一度目を通してみる場合,一般の人には理解できないと思える記事をあなたはどれほど見つけるでしょうか。深い内容の記事でさえ読み易く,理解し易いのです。
3 「ものみの塔」運動の残りの月の間,予約を提供する機会を,家から家の伝道,予約を得られるかもしれない再訪問,自由なかたちでなされる証言の機会,贈り物の予約など,あらゆる方向に求めることにしましょう。
4 4月以降,「ものみの塔」誌の特色の一つとして,イエスの臨在とこの事物の体制の終わりを示す「しるし」のいろいろな面を論ずる記事が掲載されます。4月には,そうした記事のどれかの点を戸口での話し合いの中に取り入れることができるでしょう。そうした点を用いて,予約する価値を認識できるよう人々を助けてください。
5 次号の内容を紹介する囲いも広げられ,のちの数号のきわだった記事をも含んでいることに気づくでしょう。「ものみの塔」を予約することがその先ほんの数号だけをみてもいかに益になるかを示すために,それを活用してください。
6 「ハルマゲドンの勝利の側に立って生き残る」という記事を載せた,「ものみの塔」の4月15日特別号,および,「進化論は最大の挑戦に直面する」と題する「目ざめよ!」4月22日特別号には,野外の話し合いで取り上げることのできる,優れた点が数多くあります。しかしながら,そうした点について話し,しかも簡潔に,説得力をもって話すためには,わたしたち自身が雑誌を「知る」必要があります。自分の個人の分を受けしだい,できるだけ早く自分自身その内容を「知り」,野外で効果的に予約を提供できるようにしてください。
7 わたしたちは,「ものみの塔」運動の4か月の間すべての人が予約のことを常に意識しているように勧めます。両方の雑誌の予約が一方の雑誌の予約と同じほど簡単に得られる場合も少なくありません。それを試みて,それがあなたの区域にあてはまるかどうかをみてください!
[8ページの拡大文]
「ものみの塔」と「目ざめよ!」をすべての人の前に置く
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神権的ニュース王国宣教 1974 | 3月
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神権的ニュース
◆ 最近の巡回大会の出席者数とバプテスマを受けた人の数は次のとおりです。調布: 1,247人,61人。堺・西: 1,472人,108人。八幡浜: 620人,45人。福山: 1,403人,71人。北九州・戸畑: 1,808人,118人。
◆ 新しい王国会館と献堂式出席者数: 石巻: 72人。福井: 232人。福山・深津: 254人。
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質問箱王国宣教 1974 | 3月
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質問箱
● 必要の大きな所に移って奉仕することを考えている人は,どんな点を考慮すべきですか。
魂をこめてエホバに仕えたいとの願いをいだいてこうした業に携わってきた伝道者たちにより,多くの良い事がらが成し遂げられてきました。そして,熱心な伝道者を大いに必要としている地域は今でも多くあります。
もちろん,すべての人の情況がこの種の業に適しているわけではありません。普通,助けを必要としているのは,人口の少ない地域にあり,神権的な面で経験を積んだ兄弟のあまりいない小さな会衆です。ですから,最近バプテスマを受けたばかりの人は,十分の経験を積むまで比較的大きな会衆に留まるほうが賢明でしょう。深刻な個人的問題をかかえていたり,審理委員によってなんらかの制限を課せられたりする人は,必要な霊的援助を受けることのできる場所に留まるほうが有益です。親あるいは他の年長の人たちの導きや助けなしにこうした孤立した地域にいる若い人々は,ときに問題に直面することもあります。大きな家族を扶養する務めを持つ兄弟は,経済事情の難しい地域に移り,なおかつその責任を果たしていくことはできない,と感じるでしょう。他の場所に移ることを決める前に,自分の霊的な状態に影響するこうした点を考慮するのは良いことです。
自分は移転できる情況にあると考えるかたは,家族の他の人や会衆の長老たちとそのことを相談してください。そして,エホバの奉仕に関連してより多くのことを行ないたいという願いに動かされてそうしたいのかどうか,自分の動機を現実的に分析し,それを確かめてください。必ずしも遠くへ行く必要はありません。今住んでいる地域に必要な場所があるかどうか,巡回監督と相談してください。その上で,支部事務所に手紙を書き,提案を求めることができます。そのさい,「組織」の本の135ページにあげられている必要な事項すべてを知らせてください。
場所を決めたら,その土地の気候に関する知識を得たり,土地の兄弟たちと知り合ったりするために,そこに行ってみるのはよいことです。そうすれば,教育施設について尋ね,また住まいや新しい仕事を見つける見込みについて調べることもできます。他の場所に移ることによりエホバの奉仕に関連してほんとうにいっそう多くの事を行なえると考えておられるなら,エホバに全幅の信頼を置いて,ぜひそうなさってください。しかし,その場合でも,もしそうした移転が賢明でないように思われるなら,現在住んでいる場所でも,エホバの奉仕に関連して多くの事を行なえるという点を忘れないでください。
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