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  • あなたの目の病気は網膜剥離が原因?
    目ざめよ! 1977 | 3月22日
    • ようになりました。1950年代に,キセノンのアーク放電によって得られる極めて強烈な光束を利用して,剥離した網膜を“点溶接”する技術が開発されました。1960年代に入ると,レーザー光線が利用されるようになり,いっそうの進歩が見られました。

      網膜剥離の治療に凍結探針を用いる方法もあります。凍結探針というのは,凍結装置に接続した小さな探り針のことです。この場合,熱や光線を使うのではなく,低温を利用して粘着性の傷痕を生じさせます。バーナード・シーマンはこう語っています。「網膜剥離の最新の治療法の一つである冷凍手術は,幾つかの点で他の手術法より優れている。電流を利用する透熱療法やレーザー光線として知られる極めて強烈な光を使う場合に比べて,この方法は硝子体を損なう危険がとりわけ少ないように思われる」。

      時によると,網膜が大きく破れて折れ曲がり,その折れ曲がった部分が外側から網膜にくっついてしまうことがあります。このような場合にはどうするのでしょうか。回転する手術台を用いて患者を逆縁にし,引力によって折れ曲がっている部分を引き離します。離れにくい場合には,先端に小さな風船を付けた針を目の中に挿入します。折れ曲がった部分に針の先端を当て,風船をふくらまして癒着していると思われる部分を静かに引き離します。そのあと医師は,通常の方法を用いて網膜を接合します。

      近年,網膜剥離の極めて革新的な治療法が広く採用されるようになりました。これは強膜バックリング法として知られているもので,まず網膜の剥離部に近い強膜に細いみぞを作ります。次に医師は,このみぞにシリコンゴムの小さな管を通します。こうすると,強膜が内側にたわみ,脈絡膜を網膜に押し付けることになります。メディカル・トリビューン誌は,この治療法に関して次のように述べています。

      「強膜バックリング法によって強膜を押し曲げ,硝子体が入っている空洞を小さくすることによって,硝子体表面の網膜に対する吸引力を弱めることができる。その後,電気凝固法や冷凍手術,光凝結法などによって網膜の破損部をふさぐ傷痕を作れば,網膜の再接合が可能になる」。

      ボストン網膜協会の会長チャールズ・L・スキーピンズ博士は網膜剥離の治癒率について次のように語っています。「網膜剥離の修復手術の成功率は約85%であるが,そのうちの10%ないし20%は二度以上手術を受ける必要がある」。スキーピンズ博士は,同時に次の事実を告げています。「網膜が完全に剥離した状態で2年以上経過している場合,機能の回復する可能性は皆無である」。

      あなたの目の病気は網膜剥離が原因ですか。医師に診てもらうのは賢明なことです。しかも,早ければ早いほど,良い結果が得られるのです。

  • 少年たちのために
    目ざめよ! 1977 | 3月22日
    • 少年たちのために

      以前にボーイスカウトの一員だった人は,我が家の伝統で八歳の息子をこの団体に入れるつもりでいた,とワシントンポスト紙への投書に書いている。しかしスカウトの雑誌ボーイズ・ライフの200年記念号を見てこの人の考えは変わった。「鉄砲やピストル,空気銃の広告がやたらに多い」とその人は不満を述べている。「35ページには‘鉄砲’と‘鉄砲の申し子’[大小のライフル]……内表紙は全ページ,空気銃の広告で,‘少年たちは銃がいかに大きな助けとなるかを学べる’とある。……52ページには21ドル95セントで第二次世界大戦の鉄かぶと,明らかに本当のナチのタイプのもの,そのほかに軍服や銃剣などを手に入れる機会が少年たちに差し伸べられている。……この雑誌全体は,こみ合った世界で我々が必要としない,まさにその種類の人間になることを少年に教えるものだ。破壊者ではなく建設者を必要とする世界で,殺すことや,からいばりする態度は必要ではない」。

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