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  • 忠実な婦人の奉仕者 ― 新世社会の祝福
    ものみの塔 1964 | 7月1日
    • と安らぎのある心,ねたみ,誇り,悪意のない心です。このような人はエホバのみ心に喜んで従い,新世社会の人々とすすんで協力します。心の善良な,そして性質の柔和な婦人は,まわりの人々にとって祝福となります。それだけでなく,エホバの恵みを得て,正義の新しい秩序の下に永遠の生命をかち得るでしょう。

      昔の忠実な女たち

      12 サラはどの点ですぐれた手本ですか。彼女はどのように祝福されましたか。

      12 昔をふり返って使徒ペテロは次のようにつづけています。「むかし,神を仰ぎ望んでいた聖なる女たちも,このように身を飾って,その夫に仕えたのである。たとえば,サラはアブラハムに仕えて,彼を主と呼んだ。あなたがたも,何事にもおびえ臆することなく善を行なえば,サラの娘たちとなるのである」。(ペテロ前 3:5,6)忠実なサラがアブラハムから受けた祝福を考えてごらんなさい。忠実な族長アブラハムの妻であったサラは,「霊によって生れた」イサクの母となり,イエス・キリストの先祖となりました。(ガラテヤ 4:29)今日サラと同じ性質とくにペテロがここに論じているような,夫に従順に仕える貞節な妻の性質を持つクリスチャンの婦人は,アブラハムの信仰を持つ者がアブラハムの「子」と呼ばれるようにサラの「娘たち」となるのです。―ガラテヤ 3:7。

      13 リベカはそのどんな資質のために,イサクの花嫁としてふさわしい人でしたか。

      13 これもイエスの先祖となったリベカのことを考えてみましょう。アブラハムのしもべが会った時のリベカは,「非常に美し」い娘でした。しかしリベカが美しかったのは容姿のためばかりではなく,また彼女が祝福されたのは肉体的な魅力のためではありません。アブラハムのしもべが,イサクの花嫁の候補としてリベカを見定めたのは,リベカがよく働く,そして慎しみ深い娘であったからです。

      14 リベカは,これらの資質をあらわすことを要求するどんなテストを与えられましたか。

      14 アブラハムのしもべがリベカをためした簡単な方法を見ても,容姿の美しさは決め手ではありませんでした。「娘に向かって『お願いです,あなたの水がめを傾けてわたしに飲ませてください』と言い,娘が答えて,『お飲みください。あなたのらくだにも飲ませましょう』と言ったなら,その者こそ,あなたがしもべイサクのために定められた者ということにしてください」。その通りのことが起きました。しもべが水を飲ませて下さいと頼んだとき,リベカは「わが主よ,お飲み下さい」と丁重に答え,「らくだもみな飲み終るまで」水をくみましょうと申し出ました。これは楽な仕事ではありません。らくだは10頭もいたからです。後でアブラハムのしもべがその使命を明らかにしたとき,リベカはイサクの妻となる特権を喜んで受け入れました。イサクがリベカを「愛した」のも不思議ではありません。―創世 24:14-21,58,67。

      15 イサクとリベカに関する記述は,結婚を考えている若い男の人にとって時宜を得たどんな教訓となっていますか。

      15 聖書にしるされたこれらの事柄は,結婚を考えているクリスチャンの男子に,どんな人を妻に選ぶべきかを教える教訓となります。リベカは美しい人でしたが,アブラハムのしもべはそれだけで満足しませんでした。そこで主人の息子の妻となるにふさわしい,心の美しい人であることを確かめたのです。自分の結婚しようとする女性が心の美しい人であることを確かめる若い人は賢明です。また両親が決めるのでなければ,自分でこのような決定を下せるまでに円熟していなければなりません。多くの国では,イサクがリベカの場合に持っていなかった自由すなわち結婚の相手を選ぶ自由が与えられています。しかし最後の決定は自分で下すにしても,年長者ことに円熟したクリスチャンである両親の意見に耳を傾けるのは,円熟を示すことです。

      16 (イ)デボラはどんな特権を得ましたか。(ロ)ミリアムにはどんな特権がありましたか。しかしその記録は何を教えていますか。

      16 昔の忠実な女たちの中で,エホバから特別な奉仕の特権を与えられた人がほかにもいます。たとえばデボラは女預言者となり,士師バラクと共に働きました。バラクはイスラエルの軍勢の長であり,カナンのヤビン王の軍勢を破って,20年にわたる圧迫からイスラエルを救いました。(士師 4:1–5:31)イスラエル民族をエジプトから導き出し,荒野の旅のあいだ彼らを導いた人モーセの姉妹ミリアムは,モーセと共に奉仕する祝福された特権を得ていました。ミリアムは女預言者であり,歌をうたう女たちの指揮者でした。(出エジプト 15:20)しかしミリアムは警告を与える例ともなっています。神によって定められた立場をふみはずして,神のしもべモーセに反対したとき,彼女はらい病にとりつかれました。このけがらわしい病気になったことは,エホバの目とモーセの目から見て彼女の行いがみにくいものであったことを示しています。このためミリアムは一時のあいだイスラエルの天幕から遠ざけられていました。―民数 12:1-16。

      17 ドルカスとルデアはどんな良い資質を示しましたか。二人はどのように祝福されましたか。

      17 またイエスおよび初期クリスチャン会衆時代の,祝福された忠実な女たちを考えてごらんなさい。施しを好んだタビタすなわちドルカスの身に何が起きましたか。ヨッパの町で裁縫婦をしていた働き者のドルカスはイエスの弟子であり,「数々のよい働きや施しをしていた婦人」でした。ところが病気になって死んだとき,使徒ペテロの手でよみがえされ,思わぬ祝福を得ました。(使行 9:36-42)またテアテラ市の「紫布の商人」で,これも働き者のルデヤがいます。パウロの伝えた福音をすぐに受け入れたルデヤは,使徒の一行を自分の家に宿泊させて,もてなしを示しました。事実ルデヤは「懇望し,しいてわたしたちをつれて行った」と,ルカは書いています。後に彼女の家は信者の集まる場所となりました。また彼女の名はその良い働きと共に聖書に記録されて今日に残っています。―使行 16:14,15,40。

      18 プリスキラはどの点において良い手本ですか。どのようにその手本を示しましたか。その結果どんな奉仕の特権を得ましたか。

      18 クリスチャン・ギリシャ語聖書の中にしばしば出てくるもう一人の婦人はプリスキラです。その名前は6回出ていますが,興味深いことにそのいずれの場合にも彼女は夫と一緒にしるされています。パウロがコリントに滞在したあいだ,彼女は夫と共にパウロをもてなしました。またコリントの新しい会衆を強めるために力をつくしたに違いありません。少なくとも一度,この二人はパウロを救うために「自分の首をさえ差し出し」,諸会衆から感謝の的となりました。プリスキラは夫と共にパウロについてエペソに旅行し,有力な人であったアポロが真理の正確な知識を得るのを助けることもしています。彼女の家は会衆の人々の集まる場所でした。このようにプリスキラは,今日,会衆の監督,旅行する奉仕者あるいは外国で働く宣教者を夫とする婦人たちの良い手本です。その忠実な働きは奉仕の特権と喜びをもたらします。―使行 18:2,18,26。ロマ 16:3-5。コリント前 16:19。テモテ後 4:19。

      19 イエスの宣教のあいだ,マルタの妹マリヤは祝福を受けるどんな二つの行いをしましたか。

      19 イエス時代の忠実な婦人といえば,ベタニヤのマリヤを思いおこします。彼女はマルタとラザロの姉妹でした。イエスがマルタの家を訪れたとき,物質の事柄のみに心を奪われることのなかったマリヤは,「主の足もとにすわって,御言に聞き入って」いました。この話は余りにも有名です。イエスはその時マリヤをほめています。後にマリヤは,らい病人シモンの家でイエスに高価な香油をそそぎました。これを見てイスカリオテのユダをはじめ他の人々がマリヤを非難したとき,イエスは次のように言われました,「わたしによい事をしてくれたのだ……この女はできる限りの事をしたのだ……よく聞きなさい。全世界のどこででも,福音が宣べ伝えられる所では,この女のした事も記念として語られるであろう」― ルカ 10:38-42。マルコ 14:3-9。ヨハネ 12:1-8。

      20 (イ)今日,新世会内にも同様な婦人がいますか。(ロ)これらの婦人にどんな奉仕の特権がありますか。

      20 今日ではどうですか。現代のクリスチャン会衆と共にこのような婦人が働いていますか。従順に夫に仕えたサラ,美しいだけでなく骨身惜しまずに働いたリベカ,もてなす心のあつかったルデヤ,施しを好んだドルカス,忠実なプリスキラ,真の崇拝のために「できる限りの事をした」マリヤのような婦人が今日にもいることを,エホバに感謝できます。今日の忠実な婦人たちにも,すばらしい奉仕の特権があります。信仰のある男子と共にこれらの婦人もエホバのみ心を行なうために献身し,バプテスマを受け,福音の奉仕者となることができます。善意者のために家庭聖書研究を司会し,また献身した奉仕者となるように子供を訓練することにも参加できます。開拓者,特別開拓者となり,あるいは外国に宣教者となって全時間の宣教に従事することも可能です。またベテル奉仕をできるかも知れません。

      21 それで献身した婦人はエホバに奉仕する機会をどのように見ますか。

      21 このすべてを考えるとき,献身した婦人がエホバに奉仕する機会はいくらでもあります。婦人の奉仕者が奉仕の特権を拡大する機会に不足することはありません。献身したすべての婦人は円熟にすすみ,神の民の中で自らの役割を忠実にはたして神の目に貴重なものとなり,仲間のクリスチャンからほめられるものとなることを願うでしょう。

  • 眠らなかった教区民
    ものみの塔 1964 | 7月1日
    • 眠らなかった教区民

      ◆ アメリカの一人のエホバの証者は,南ダコタ州のインデアン保留地で伝道した時の経験を次のように語りました。「私は,カトリック教会の一信徒にあいました。保留地では村ごとに教会堂がありますが,牧師がいません。牧師はいくつかの村を順にたずねて話をしています。牧師の来ない日には,この信徒がかわって壇に立ち,牧師から送られる印刷された説教文を読み上げます。私はこの信徒に『ものみの塔』と『目ざめよ!』誌を配布し,またたずねて雑誌に対する意見を聞きたいと言いました。

      「2週間して再びこの村に行って見ると,彼は大喜びで私を迎え,こう言いました。『先週の日曜日,牧師は村に来ませんでした。いつも郵便で来るはずの説教も届きませんでした。それで私は,カトリック教会で「ものみの塔」を朗読しました。普通なら聴衆はたいてい眠ってしまいますが,私が「ものみの塔」を読んだときは,だれも眠りませんでした』。そののち私たちは村を伝道しましたが,全部で90冊の雑誌を配布し,予約もいくつか得ました。教会で聞いて以来,『ものみの塔』に対する関心をたかめていた人がたくさんありました」。

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