-
永遠の生命のための喜びを見出すものみの塔 1961 | 6月1日
-
-
れた残れる者は,その光を地のすみずみまで輝かせてきました。諸国民から来た善意者たちは,よろこびつつ生命の宗教を学んでいます。それは,彼らもエホバの御名と御国の熱心な証者になるためです。1919年にはわずか数千人だけであったのが,飛躍的に進歩して1960年には世界中の179の国土に85万1378人の活発な証者がいました。これらの証者たちは家から家へと教えつづけ,「神をさんびし,すべての人に好意を持たれている」。そして,『エホバは救われる者を日々加え』られています。ほんとうに,日々にです! 過去2年間,毎日180人以上の新しい奉仕者が,この奉仕のために任命されました。―使行 2:47。
24 いま善意者たちは,どの程度まで生命の宗教を知らされていますか。どんな見こみがありますか。
24 今日,地上のどこに住もうと,エホバの「新しい天」と「新しい地」についてのよろこびにみちた知らせを聞くことができます。もしアフリカの40の国々のうちのどこかに住むなら,その大陸内で光をひろめている11万9409人の証者によって,その知らせを聞くことができます。南北アメリカ州の67の国々や島々では,35万3632人の熱心な証者がいます。欧州の19の国々では,19万5295人の奉仕者たちはたくさんの言語を用いてこの同じすばらしい音信を伝道しています。アジアの46の国々と太平洋の島々は,5万9659人の奉仕者たちによって奉仕されています。共産主義がそのくらい影を投げかけている,ソビエトの支配する7つの国々の中でさえ,12万3383人の証者たちは残酷な迫害に直面しても沈黙させられるのを拒絶します。全地の善意者たちは,生命の宗教を知らされています。全地にわたるこの証言は,地上の善意者が『神の民のすえ』としてみな集められるときまでつづけられねばなりません。彼らは神の新しい世での永遠の生命のよろこびのうちに永久に立ちます。「エホバのたまはくわがつくらんとする新しき天と新しき地と,わが前にながくとゞまるごとくなんじのすえとなんじの名はながくとゞまらん」。―イザヤ 66:22。
-
-
英国諸島からの報告ものみの塔 1961 | 6月1日
-
-
英国諸島からの報告
御用聞きにも証言するようにとの助言が「御国奉仕に」のせられた時,ある姉妹はそれをやって見ようと思いました。まず最初は八百屋さんです。八百屋さんは週に2回やってきました。この八百屋さんとは何年もまえから顔なじみでしたが,彼が聖書に興味をもつとは思ったこともありませんでした。が,それはまちがいでした。八百屋さんはふかい感銘を受け,来るたびにふたりは少しずつ討論しました。彼は「ものみの塔」を予約しました。それから間もなく,八百屋さんの家で,その姉妹の御主人と彼との聖書研究が始まりましたが,八百屋さんの妻が非常に反対して,ぶつぶつ不平が絶えないので,この研究は伝道者の家に移す方がよいだろうということになりました。それで奥さんは,自分から夫を引き離そうとしているもの ― 彼女がそう考えた ― がいったい何かを調べるために,そっと読んで見ました。ところがそれには非常に彼女の心にかなうことが書いてありました。ほどなくしてその奥さんは,私も「ものみの塔」の研究に連れて行って下さいといって,御主人をびっくりさせ,喜ばしました。
ひとりの特別開拓者は,「神を真とすべし」をある婦人に配布しました。彼女が再び訪問した時,その婦人はすでにその本を半分読んでいました。研究が取りきめられ,開拓者が最初の勉強に来て見たら,へやはその婦人の親類や友人でいっぱいでした。そしてそのうちの数人と彼らの家で研究することをとりきめることができました。最初に訪問した婦人は,夫およびふたりの若い娘さんと別居中で,離婚訴訟が進行中でした。彼女は次に夫と娘さんたちを訪ねた時,「失楽園から復楽園まで」という本をもって行って,御主人に子どもたちに読んでやって下さいと頼みました。御主人は頼まれたとおりにそれを読んで聞かせ,あとで奥さんに「これは真理だ。私も子どもたちをこれに沿って育てたい」と言いました。そこで子どもたちはお母さんのもとに帰り,離婚は中止となり,間もなく家族は再び一緒に住むようになりました。
-