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    ものみの塔 1956 | 12月15日
    • 事柄ではありません。『御祝品』は,個人的な事柄であつて,それをするかどうかは各人の自由に任さねばならないのです。

      12 『御祝品』や結婚の発表は,個人的にします。御国会館の演壇からしたり,御国会館内の他の告知によつてしてはなりません。結婚式やその後の祝宴に,印刷した正式な招待状を送るときには,十分の考慮を払うことが必要です。親しい知己でない人々,或は一寸話し合うだけの知己という人々,または遠くにいる人々は,結婚式の招待状を受け取つても,それに応ずるのが難しい,と感ずるでしよう。そして,結婚招待状を送られたために,なにか強制的なものを感じて不快に思うかもしれません。結婚式は,集会とか他の奉仕の取極めの邪魔にならない時は,御国会館で開くことができます。結婚式の後の祝宴は,御国会館でしてはなりません。それは御国会館を宴楽の場所にしてしまうからです。

      13 結婚式のときに,どのような衣服を着なければなりませんか。指環が用いられなくても,なぜ恥ずかしいことでありませんか。

      13 民事上の結婚をするのに,豪華な衣服を着る必要はありません。大切な事柄は,適当な衣服をキチンと着ることです。そして,クリスチャンとして,愛,謙譲,従順,信実という霊的な衣服を着けるべきです。結婚の指環の使用は,習慣のものでなく,また自分の財力では買えない場合がありましよう。結婚の状態は,どの場所であつても結婚の指環では象徴されません。指環は,結婚式の大切な要素ではないのです。結婚の指環を与えないから,といつて,恥ずかしく思うことはありません。婦人が結婚している者であることを示し,そして情欲を抱く人に,そのことを知らせるのに結婚の指環が用いられているところでも,或る良心的な人々は結婚式の際に指環を用いません。それは,キリスト教国内で習慣的に行われている結婚指環の異教的な起源を考えるからです。或る場所では,婦人が結婚しているということは,その婦人の着ている衣服の様式や,衣服に何か新しいものをつけることによつて示されます。地方によつては,これは指環と同じぐらいに効果的であり,実際のところ指環よりも人目につきやすいものです。もし真実のきずながないなら,又は結婚のきずなが尊敬されないならば,結婚の指環は何の役にも立ちません。情欲に燃える婦人は,指環をしていても姦淫を犯すでしよう。それで,結婚式のときに指環を用いるかどうかは,良心に従い,また地方の習慣を考慮して各人の決定によるのです。

      14 (イ)一夫多妻の人は,真理に入るとき何をしなければなりませんか。(ロ)一夫多妻が合法なことで,習慣になつているところで,多くの妻を持つ夫に結婚している女が真理を受けいれるとき,その女は何をしなければなりませんか。

      14 一夫多妻についての国家の政府あるいは部族の政府の規定がどのようなものでも神の言葉は,クリスチャンの一夫多妻を禁じています。クリスチャンの男は,多くの妻を持つてはならず,クリスチャンの女は多くの夫を持つてはなりません。もし多くの妻を持つ者が新世社会に入ることを欲し,キリストを通して神に献身したいなら,結納またはロボラなる花嫁金で得た妻たちのひとりだけを持つことができます。そして他の妻たちを去らせて実家に帰さねばなりません。それは,祭司エズラとユダヤ人の総督ネヘミヤが,異邦人と結婚して神の律法を破つたイスラエル人に行わせた仕方です。(エズラ 10:1-44。ネヘミヤ 13:23-31)一夫多妻が法律でも認められ,また習慣に行われているところで,真理を受け入れた婦人が,多くの妻を持つ夫に結婚している場合,その婦人はどうすべきですか。その婦人は,自分の取ろうと決定した段階や,また神の証者クリスチャンとして自分に課せられる神への義務を夫に説明しなければなりません。それから,自分の取つた立場についての結果を引受けねばなりません。多くの妻を持つ男が彼女を両親のところか後見人のところに帰して,彼女の為に払つた花嫁金の返還を要求し,そして彼女を自由にさせるようにしなさい。神の律法によると,多くの妻を持つ男と関係を結ぶことは,淫行であつて結婚ではない,と述べられています。この関係を続けるならば,その婦人は集会に出席して神の言葉の真理を他の人に語ることができても,洗礼をうけることは禁ぜられます。

      合意結婚と不文法結婚

      15,16 (イ)不文法結婚とは何ですか。合意結婚とは何ですか。(ロ)どんな環境や考え方の為に,多くの人はそのような状態に生活していますか。

      15 このことから,不文法結婚の問題が生じます。それは,不文法(民事法や教会法ではない)に従う結婚で,合法の民事上の儀式や宗教的な儀式のない結婚です。つまり,男と女が秘かに夫と妻の関係で生活しよう,と決定したものであつて,合意の結婚です。そのような場合には,結納もなければ花嫁金というものもありません。教会法の支配下にあつて,合意結婚が正式に認められない場所では,そのような同意の取極をする男女が合法の結婚を欲しても,儀式を司会する牧師の要求する結婚手数料が高過ぎる為,二人には払えない場合がしばしばあるのです。二人は,非常に貧乏だからです。また,実際には存在していない出生証明証を提出する,というような合法上の必要な手続きが,できない場合があります。或は,国家の政府が,如何なる事情であろうとも,合法の離婚を一切認めぬ場合があります。また,聖書的な理由に基く正しい離婚をすることが,極めて多くの費用を要し,しかも長びくことがあります。それで,離婚せずに再婚を欲する人は,異性の相手と秘かに関係を結び,夫婦の生活をします。これは,結婚をしない同棲です。しかし,多くの場合は,女を低い地位に保つて男に依存せしめるために,男は合意結婚をします。女が男の準備する家に居て男の扶助を欲するならば,女はその男に操を立てなければなりません。しかし,男は自分に対する女の節操を欲していながら,常に扶助しようとは欲しません。結婚をしていないため,法律的には彼女と結ばれていません。それで,男は自分の好きな時なら何時でも,この合意して配偶者になつた女と子供たちを捨てて,別の女とそのような生活をすることができます。このわけで,女は自分と子供たちの保護を得る為に,合法の結婚を欲します。しかし,男は利己的に振舞つて,合法の結婚を拒絶します。

      16 大戦後,多くの人々は結婚せずに同棲していますが,その理由はこうです。婦人は戦争未亡人とかその他の名目で政府から手当を受取つていますが,もし再婚するならその手当が貰えなくなります。それで,その婦人と男は,政府の手当を受けるため結婚せずに同棲しようと決定します。そして,この同棲によつてできる私生児は,ごまかしを続けるため男を『父』と呼ばず『叔父』と呼ぶように教えこまれます。

      17 (イ)不文法の結婚は,しばしばどのように始まりますか。なぜこれは悪いのですか。(ロ)不文法結婚のひとつの結果は何ですか。これらは,或る国々でどのように合法化されていますか。

      17 多くの場合,結婚するという口約束だけを聞いて,娘が男に身を任すために合意結婚が始まります。娘と関係を結んだ後に,男は娘と同棲しますが,法律上の手続きはしないのです。結婚の約束だけで交接を始めるのは,聖書的に見て正しくありません。許婚者同志でも,その婚約期間中は交接をしてならない,と聖書は命じています。二人が果して旨く暮して行けるかどうかを試す非合法の試験結婚は,正しいものでありません。神の律法は,試験結婚を明白な淫行,不道徳と述べています。或る州では,不文法結婚を認めているため,それは法律上の義務を持つ真実の結婚になつています。しかし,不文法婚を認めない多くの州や国(カトリックの国々でも)も,同意結婚については何もしていません。その結果,同意結婚は多くの国々で広く行われ,たいていの場所では当然至極なものと考えられています。そして,多くの私生児が生まれています。或る国では55パーセントの子供たちが私生児で,別の国では80パーセントの子供たちが私生児です。或る国々では,同意結婚をしている男女が,最少限の年月を同棲するか,または子供が一人生まれた後になると,二人は合法の民事上の結婚あるいは宗教的な結婚をした者の資格を持ちます。法廷は,その合意結婚を自動的に合法の結婚と裁定します。同意結婚者の片方または両人が願い出るならば,『事実上の』結婚は政府に登記されるでしよう。

      18 私たちは,不文法結婚をしている者に証言せねばなりませんが,どんな聖句はそのことを示していますか。

      18 新しい世の社会は,同意結婚や不文法結婚を全きものと認めません。といつて,そのような結婚生活している者に真理を伝道しない,という意味ではありません。サマリヤのスカルの町にあるヤコブの泉のところで,イエスは一人のサマリヤの女と話をされました。その女には夫が5人までいて,その時関係を持つていた男は,彼女の夫でなかつたのです。イエスはこの女に救を伝道され,そして自分は約束されていたメシヤなるキリストである,とさえ告げました。(ヨハネ 4:4-30)もし,真理を不道徳な者に伝道してはならない,というのであるなら,パウロが淫行者,姦淫を為す者,男色をする者は神の御国にふさわしくない,と言つて後に,忠実なクリスチャンたちに向つて『あなた方の中には,以前はそんな人もいた』などと述べることは,できなかつたはずでしよう。―コリント前 6:9-11,新口。

      19 新しい世の社会は,不文法の結婚と合意の結婚について,その成員に何を要求していますか。

      19 新しい世の社会に入つている人は,ひとりとして同意結婚または不文法結婚を行うことが許されません。御国の音信を聞いたときに,すでにそのような状態にあつた人々は,適当な合法の儀式を行つてその結婚を合法なものとしなければなりません。そうしてから,はじめて神に対する献身を象徴する水の洗礼を受けることができます。それで,結婚を登記して法律上の認可をうけることにより,結婚の法律上の義務を明白に認めねばなりません。同時に法律の保護や他の恩恵を受けるようになります。子供たちの出生を法律的に認証し,そして自分たちがその両親であることを認めねばなりません。そのとき,新しい世の社会もこの合法の結婚についての記録をつくり,保管します。聖書にこう書かれています,『兄弟たちよ。各自は,その召されたままの状態で,神のみまえにいるべきである。』(コリント前 7:24,新口)しかし,汚れたままの状態では,神のみまえにいることができません。

      20 (イ)どんな条件の下に合意の結婚は認められますか。このため,その女にはどんな義務が課せられますか。(ロ)どんな環境にいるときに,女は一時的な合意結婚している夫と関係を結ぶことを拒絶しますか。

      20 仮に,同意結婚している妻が真理をうけ入れて,その結婚を合法なものにし,登記しようと欲しますが,男は利己的な理由からそれを絶対に承諾しない,という場合はどうでしようか。新しい世の社会は,その結婚を『事実上』のもの,と認めますが,しかし,それには次の条件をともないます。すなわち,この無力な婦人は,夫に対するように同意結婚している男にも操を守り,そして結婚を合法なものにすることを男に承諾させるなら,すぐにそれを行うと約束し,かつそのことを記す書類に署名しなければなりません。それで,この婦人は自分から男と離れて,この『事実上』の結婚を解消することができないのです。彼女の『事実上』の結婚をこのように一時的に認めるにしても,その婦人に法律上の恩恵が与えられるわけではありません。この婦人には,霊的な恩恵が与えられて,神に対する彼女の献身は,神に認められます。そして水の洗礼を受けて会衆の一員となり,御国の音信を伝道する特権に与ることができます。使徒ペテロが妻たちにすすめているごとく,彼女も男を真理に導いて,その事実上の結婚を合法なものとし,登記させるように努めるでしよう。夫婦は,自分たちの住んでいる社会に対して,その結婚を登記せねばならぬ,という義務を負つています。そして,社会全部と自分たちの所属する政府の前にあつて,二人が法律による夫と妻である,と発表しなければなりません。自分の妻を愛する人は,誇りをもつてその結婚を合法なものとし,登記するでしよう。同意結婚している夫が結婚を合法なものとせず,またその婦人が夫の扶助に依存せず,それに神の会衆の前で自分が彼に結ばれた妻である,と言明したくないなら,その男に向い,離れて頂きたい,と言わねばなりません。そして,今後はその男とすこしの関係をも持つてはならず,合法の結婚をするまで独身でいなければなりません。法律によつて不文法の結婚が認められている国や州では,結婚配偶者の片方または両方のなす合法の手段によつてのみ,この結婚を廃棄することができます。

      21,22 (イ)二人の妻と合意結婚している男は,真理を受けいれるとき何をしなければなりませんか。(ロ)ひとりの女,または両方の女が真理を受けいれるとき,その責任は何ですか。

      21 カトリックの支配している多くの国々では,一人の男が二人かまたはそれ以上の女と合意結婚を同時に行つています。すると,女二人が神の御国の音信を受けいれたり,また男も音信をうけ入れる,という場合が生じます。或は男は音信を受けいれないかもしれません。それらの人の献身は神に認められるものでしようか。また,献身の象徴である水の洗礼を受けることができるでしようか。もし男が真理を受けいれるなら,二人またはそれ以上の女のうちの一人を選んで自分の妻となし,その女と合法的な結婚をして,今後は他の女と関係を結んではなりません。もし男が真理をうけいれないならば,二人の女が事柄を決定します。両人が一人の男と関係を続けて,淫行を支持してはなりません。二人の女の中の一人は,その男の妻になるよう取極め,その男をして結婚を合法なものにさせなければなりません。または,結婚が合法になるまで,自分はその男の妻としてその男に結ばれている,と会衆の前で宣言することが必要です。別の女はこの取極めを認めて,今後はその男と関係を結んではならないのです。もしこのようにならないなら,そして特にこの男が他の女と合意結婚をしているなら,両方の女はこの男と関係を持つてはなりません。一夫多妻の男に妻の分を与えることはできません。

      22 結婚の諸問題についての研究や,独身についての聖書的な見解は,次号の『ものみの塔』に記されています。

  • 男の正しい地位
    ものみの塔 1956 | 12月15日
    • 男の正しい地位

      最初の男であるアダムが家族の首としての正しい地位を守らず,妻の声に従つたときに,人間種族の問題が始まりました。父親が家族の首としての正しい地位を保たないため人類の問題は今でも続いています。ワシントンの一精神病医師は最近そう語りました。1956年3月14日のニューヨーク・タイムス紙の報ずるところによると,ジョン・アール・キャバナ博士は,父親たちに,家族の首としての『正しい地位』を『再び持つ』よう呼びかけました。『男子は,神と自然より委ねられたこの責任を受け取らねばならない。』と,同博士は語りました。また,こうも述べていました,すなわち,多くの妻は,決定をつくる際に援助を必要としている,というのです。『この時代の不適格で,従属的な男子』たちは,そのような決定をつくることもできなければ,つくろうともしないのです。その精神病医師は,今日の多数の家族が陥つている難しい状況を次のように述べていました,『男が家庭内における自分の責任を棄てたとき,無理やりに妻をして指導者の地位につけてしまつた。妻には,そのような地位は合わないのである。同時に,男の子供たちには両親の監督がなされなくなつた。』

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