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支部の手紙王国宣教 1983 | 7月
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支部の手紙
王国伝道者の皆さん:
いよいよ地域大会が始まります。「あなたも,あなたの息子や娘も,……あなたの中にいる外人居留者や父なし子ややもめも,あなたの神エホバの前……で歓び楽しむように」との命令に従って,仮小屋の祭りを祝うためエルサレムへ旅行した昔のイスラエル人のように,皆さんも「王国の一致」地域大会に出席するとき,あふれるほどの霊的励ましを受けて大いに歓び楽しまれることでしょう。―申命 16:11。
今年は統治体を代表して一人の兄弟が日本を訪れ,7月21-24日に開かれる八つの大会の一つで幾つかの主要な話をしてくださることをお知らせできるのは喜びです。それらの話は電話回線を介して,同時に開かれている他の七つの大会でも聴くことができ,さらにその後に開かれる大会でも,テープに録音されて提供される予定です。それで,どの大会に出席していても統治体の成員の話を聴けることを知って皆さんは喜ばれることでしょう。
この大きな歓びは,収穫と結びついている対型的な仮小屋の祭りの特色となっています。大きな収穫がまさに進行中です! 4月には7万8,645名という,昨年の平均伝道者数の16%増加に当たる新最高数が報告されました。伝道者の増加率をしのぐ勢いで増えているのは開拓者の数です。これは収穫のために自分を役立てようとの精神が皆さんすべてにみなぎっている証拠です。確かに必要は大きなものです。去る3月29日の記念式に,日本中で昨年を14%上回る19万8,052人という大群衆が集まったのを見ればそのことに疑問の余地はありません。これら大勢の新しい人々が大会や他の集会に出席するよう是非援助いたしましょう。
7,8月中,大会や休暇など楽しみな予定がいっぱいです。良い計画を立てて,公式,非公式の証言に十分あずかり,霊的な事柄で生活を満たしましょう。また,旅行する方々は野外奉仕報告を忘れずに郵送して,書記の兄弟にも協力いたしましょう。すべての事において神の栄光を表わすように努める皆さんすべてにエホバの豊かな祝福をお祈りします。
日本支部の皆さんの兄弟たち
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神の王国の一致した支持者たち王国宣教 1983 | 7月
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神の王国の一致した支持者たち
1 世界中にいるわたしたちの兄弟たちは,神の王国を一致して支持しています。彼らは,キリスト教世界を含めた世の様々な団体や組織を分裂させている諸要素から,不利な影響を受けてはいません。詩編作者が,「見よ,兄弟たちが一致のうちに共に住むのは何と良いことであろう。それは何と快いことであろう」と述べたのはそのためです。(詩編 133:1)今日,エホバの民はこの状態を経験しており,7月中,わたしたちは,クリスチャンの一致を示す点での喜びを表わし示す多くの機会に恵まれます。
2 日本で予定されている「王国の一致」地域大会は,7,8月中の6週間の期間内に行なわれます。わたしたちは皆,これらの大会の一つに出席する計画も既に立て,豊かな霊的宴を心待ちにしているに違いありません。(マラキ 3:10)このような集いは,エホバの証人が一致した人々であることを示すのに役立ちます。また,クリスチャン兄弟同士としてのわたしたちの一致を強める機会も与えてくれます。大会のプログラムに耳を傾ける一方,話される様々な,世界中の兄弟たちを強める提案をノートに取ってください。―エフェソス 4:3。コリント第一 1:10。
3 わたしたちは,「王国の一致」地域大会に自分が出席したいと思うだけではなく,研究生や関心を持つ人々にも出席してもらいたいと思います。今年の記念式の祝いに出席した人すべてが,今年の夏の大会にも出席するとしたら,それは喜ばしいことではないでしょうか。その人々はエホバの民の一致をじかに見ることができるでしょう。また,真理の側に明確な立場を取るように助ける情報も学ぶことでしょう。その人々が神の民と一致して王国の音信を他の人々に宣明しようと思うのであれば,このことが必要です。
野外宣教に十分にあずかりなさい
4 今年の夏は,第1日目の午後,プログラムの終了後に野外奉仕の取り決めが設けられています。これによってすべての人は,夕方の早い時間に野外宣教に参加する機会を得られます。前もって計画を立て,あなたと共に働くよう他の人々を誘ってください。とりわけ,家族の方々は皆で一緒に参加したいと思うことでしょう。大会中の野外奉仕で用いられる提供物は雑誌だけです。十分に用意しておかれるようお勧めします。
5 加えて,大会会場へ毎日通う際,証言する機会を探し求めてください。旅館や他の宿舎,レストラン,その他の場所で人々に話しかけてみてください。関心を持つ人に会った際に用いるよう,書籍や雑誌,パンフレットを余分に携えて行ってください。月末近くに大会に出席する場合は,ご自分の会衆に野外奉仕の報告を必ず速やかに提出しましょう。
6 7月中,わたしたちは「新世界訳聖書」を野外で配布しています。この聖書が喜びのうちに発表されたのはちょうど1年前でした。この1年間,個人研究や家族研究で,集会や大会,野外奉仕や家庭聖書研究でこの聖書を用いてきたわたしたちは,正確で分かりやすいこの聖書の価値を十分に知ることができました。ですから,心から,熱意をこめて,神の言葉を読むように多くの人々を励ましましょう。もし,幼い子供を持つ親や字を読むのが困難な人に会った場合は,「地上での生活を永遠に楽しんでください」の冊子を提供することもできます。今月中,戸口から戸口への業に十分に参加するよう計画し,関心を持つ人々を王国の希望を知るよう導いてください。
7 7月は活動で満ちた月となるでしょう。同じ信仰を持つ人々と集まるにしても,野外宣教に参加するにしても,わたしたちは皆,時間を十分に活用しますように。そして,エホバの王国を忠節に支持しつつ,肩を並べて歩きながら真のクリスチャンの一致と兄弟愛の精神を示していきたいものです。その結果は真に報いのあるものとなるでしょう!
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会衆の書籍研究を通して他の人々を援助する王国宣教 1983 | 7月
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会衆の書籍研究を通して他の人々を援助する
1 初期クリスチャンたちはエホバを崇拝するため家々で集まりました。(ローマ 16:3,5。フィレモン 1,2)今日多くの土地,特に兄弟たちが困難のもとで業を行なっているところでは,兄弟たちの家で集会が開かれています。今日多くの会衆の書籍研究も兄弟たちの家で開かれていますが,この取り決めはこれまでずっとエホバの祝福を受けています。
2 会衆の書籍研究を通して長老たちは各人の霊的成長に一層の個人的な注意を向けること ― 大きな集会ではするのが難しい事柄 ― ができます。研究司会者は,自分の群れに交わるすべての人を十分知るように特別の努力を払い,まずその人たちを牧し,霊的な必要を顧みます。(箴言 27:23)司会者は,野外奉仕において彼らと共に働き,時々彼らの家庭を訪問するように努めます。
3 普通,研究は出席する人々にとって近い場所で行なわれます。その理由で,それはたいてい野外奉仕の取り決めの中心の場所になります。それによって群れの違った人々と共に働く機会ができ,その人たちの戸口での近づき方を観察することにより益を得ることができます。書籍研究の終わった直後は共に働く取り決めをする良い機会です。
個人的な関心を示しなさい
4 あなたの交わる書籍研究には家族的な雰囲気がありますか。すべての人が群れの他の成員に個人的な関心を示すなら,そうした親近感をかもし出すのに貢献します。(ガラテア 6:10)例えば,だれかが集会に出席していない時,あなたはそれに気づきますか。そしてあとで,さびしかったことを伝えますか。もし家族の成員の一人が食事の時にいなければ,家族の他の者たちは必ずそのことに気づくでしょう。すべての人が心配するはずです。書籍研究の群れにあるそのような霊は兄弟たちを互いにより親密にし,“食事”を取り損なうことがないように励ますのです。群れの各人に個人的な関心を示すとき,あなたはこの“家族的な”霊を生じさせる助けになっているのです。
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