-
統治体に対する推薦王国宣教 1974 | 11月
-
-
統治体に対する推薦
1 長老の取決めは使徒たちの時代のように会衆内においてりっぱな仕方でその役目を果たしてきています。エホバの祝福がその上に豊かであるということは,長老,奉仕のしもべそして伝道者たちの間に一致があることにより,そして増加が続いているということに示されています。わたしたちは霊的繁栄が増大していることを喜んでいます。この取決めにさらに改善が示されるように,長老たちに必ず益を与えると思われるいくつかの提案を述べます。
2 長老や奉仕のしもべが移転する時,委員はこの兄弟が去ったことを統治体に知らせるようにします。そうすれば,協会のこの会衆についての記録から氏名は取り除かれるでしょう。他の理由で取り消すことが推薦される時,委員は長老団を代表して書き,このような推薦がなされる完全で特定な理由を知らせてください。例えば,一人の兄弟は個人的な理由で自分が除かれるように求めるかもしれません。もちろん,このような場合長老たちはその兄弟と事がらをよく話し合うべきです。その兄弟は本当に聖書的に資格がありませんか。またはそれは単にその兄弟が行ないたいと思うほど行なえなくさせている情況があるというだけですか。長老たちは何か助けとなりますか。もし,この話し合いの後,この兄弟は依然として取り除いてもらいたいと望んでいるなら,十分な情報とともに統治体にこのことが知らされなければなりません。そうすれば理由ははっきりするでしょう。
3 他に取り除きを推薦する場合,その兄弟が満たすことができなかった聖書的な要求を詳細に述べ,その人が何をしたかあるいはしなかったか,取り除くことを当然とする情報が述べられねばなりません。(テモテ第一 3:1-13; テトス 1:5-9)時々,取り除きを推薦する手紙は単にその兄弟は今野外奉仕にわずかの時間しかささげることができないからだとしか述べていません。これは十分な情報ではありません。聖書は長老としての資格を得るための最少の時間の要求を特に述べておらず,良いたよりを告げ知らせる特定な時や方法についても明記してはおりません。確かにすべての長老と奉仕のしもべは王国の宣明に会衆が大きくあずかるよう何でも援助できることは行なうよう希望されております。しかし個人の情況は異なっており,自分の信仰と愛が自分を動かす時,自分が行なえると思うことをしなければなりません。
4 ある兄弟の野外活動が減少を示したり,ある集会を休んだりする時,その兄弟を長老あるいは奉仕のしもべから取り除くことを推薦するよりも,長老たちはその人の情況を考慮すべきです。おそらく彼の健康あるいは自分の家族のメンバーのだれかの健康が良くないのかもしれません。あるいはその兄弟は世俗の仕事においてこれまでとは別の交替制の中に入っているのかもしれず,または新しい仕事についたのかもしれません。このことで物質的になっているのではなく,返済しなければならない負債があるので,一時的に残業しているのかもしれません。あるいはもしかすると気落ちしているか少しの間霊性が低くなっていて励ましが与えられることにより益があるかもしれません。もちろんこの人が他の人々に対し証言のわざや集会の重要性を格下げしたり価値を低く評価したりするならそれは重大なことです。しかし単にその人の活動が他の人の活動ほどでないというだけでその人を取り除く基礎とはなりません。
5 ある時には「ふさわしくない振舞い」ということが述べられ取り消しが推薦されます。ここでもさらにもっと詳しい情報を提出することは良いでしょう。その人は何をしましたか。その人は特権の制限を伴う戒めを必要とする重大な悪行に,本当に巻き込まれましたか。あるいはおそらくその人はある機会にまずい判断を下し,ただ失敗したのかもしれませんが,会衆はその人に長老あるいは奉仕のしもべとして引き続き敬意を持っているかもしれません。多分事がらは広く知られていないか,全然知られていないかもしれません。もしその人が自分のしたことは賢明なことではなく,経験から良い教訓を学び,良い態度を持っていて,改善したいと望んでいるなら,その人はそのまま留まれるかもしれません。これらの考えは長老団がこの事がらに対して十分に平衡の取れた見方を持つように助けるでしょう。そしてそれから長老たちは手紙の中で十分に報告を行ない推薦をすることができるでしょう。
6 わたしたちすべては会衆全体として長老や奉仕のしもべによってなされているすばらしいわざを大変感謝しています。わたしたちすべてがエホバの奉仕において共に働くとき,これらの提案に従うことは組織の運営をさらに円滑にするでしょう。
-
-
会衆の書籍研究において教える王国宣教 1974 | 11月
-
-
会衆の書籍研究において教える
1 わたしたちが聖書を学んで来たのはわずかな期間であろうと長年にわたるものであろうと,知識と認識は成長を続けます。会衆の書籍研究はわたしたちの霊的な成長において確かにその役目を果たして来ました。わたしたちの討議が非常に深い霊的な事がらに集中することがあり,そのような事がらはエホバがご自分の民を励ましたり築き上げたりするためにご自分のみことばの中に備えてくださいました。あなたは以前にも増して聖書の深い事がらにより大きな喜びを見いだしておられますか。「堅い食物」に対する積極的な見方は,それを自分のものにしたいという決意と相まって,引き続いてなされる霊的な進歩に大きく貢献します。―ヘブライ 5:11–6:1。
2 もちろん書籍研究の司会者は自分の群れの人々が霊的な食物から最も多くのものを得るよう見届ける上で多くのことを行なえるでしょう。出席しているすべての人が進歩するよう助けることが彼の願いであるべきです。この目的のために,各の文章の中にあるすべてのことにつき注解を求めたりして一つの節に余り長く留まりすぎないほうが良いでしょう。各研究において,本をふさわしい量だけ討議できるなら,研究している人々はもっと進歩するでしょう。このようにして人々は教えられている事がらの全体的な描写をより良くつかみ,このようにして二次的で細かな事がらをあたかも要点であるかのようにして間違った結論を下すことを避けることができます。
3 良い,効果的な書籍研究を確かなものとする最善の方法は,まず最初に司会者が学ぶ所を研究し,そこにある要点をはっきりと思いに留めることです。司会者はまた読むのにふさわしい聖句を選べます。(もしある質問に対する答えがわからないなら,調べてみることができるでしょう。)次に,出席する人々も前もって研究すべきです。これをしないなら,要点を見逃すでしょう。前もっての準備は注解をもっと意味深いもの,出席している人々に助けとなるものとするでしょう。それで司会者は翌週おそらく網羅するであろうと思われる資料の部分を発表したいと思うかもしれません。
4 司会者は資料がいかに自分たちに価値あるものであるかということを群れが認識するように助けるべきです。時には,資料の中から特定の要点をきわだたせて,群れの益のために適用を行なえるでしょう。あるいは,全体として研究のある特定な点が群れの人に個人的に影響を与えているかあるいは他の人々が真理を認識するよう助けるのに用いることができるかということにみなの注解を求めることができます。
5 しかしながら,司会者は研究がだらだらと長引くことがないよう努力すべきです。人々は『進んでいる』と感じたり,本を網羅する上で進歩しているのを見たいと望んでいます。すべての人が前もって研究することにより,これを成し遂げることができるでしょう。
6 12月中,わたしたちは新しい書籍「神の千年王国は近づいた」の研究を始めるでしょう。わたしたちと研究している新しい人々を会衆の書籍研究に招待するすばらしい機会があります。前もって勤勉な準備を行なうことにより,これらの方々はわたしたちと一緒にこの「終わりの時」における預言のいちじるしい成就を認識することになるでしょう。
-
-
発表王国宣教 1974 | 11月
-
-
発表
◆ 文書の提供 11月: 「神の千年王国は近づいた」と小冊子1冊を200円の寄付で。12月: 「クリスチャン・ギリシャ語聖書 新世界訳」と「聖書はほんとうに神のことばですか」を400円の寄付で。1月から4月: 「ものみの塔」1年の予約を,3冊の小冊子をそえて800円の寄付で。「ものみの塔」と「目ざめよ!」の2つの予約を1,600円の寄付で提供することもできる。
◆ すべての招待ビラの注文は1,000枚につき700円を送金なさってください。ある方々はいままでの350円の価格で注文しておられます。
◆ 日本支部に入荷した出版物: 「組織」の本,神権宣教学校案内書。(上記の文書はさしあたって必要とされるものだけ注文するようにしてください。2,3か月以上の必要を在庫にいれておくようなことはなさらないでください。)「聖書はほんとうに神のことばですか」
◆ 時々,日本聖書協会の聖書の価格は上がります。協会からこれら聖書をお受け取りになったら,現行価格について,一緒に送られる送り状を参照なさってください。
◆ 新しく予約をした人に最初の号が届くまでに6週間ぐらいかかることがあること,また外国語の予約であれば3-4か月がかかることを必ず伝えてください。そして通常の郵便事情の下ではその後毎月2回ずつ定期的に雑誌を受け取ることができます。
-
-
良いたよりを伝える ―「神の千年王国は近づいた」の書籍を用いて王国宣教 1974 | 11月
-
-
良いたよりを伝える ―「神の千年王国は近づいた」の書籍を用いて
1 11月にわたしたちは,通常の家から家のわざにおいては初めてのこととして新しい書籍「神の千年王国は近づいた」を提供する機会を持ちます。これは区域で提供される全く新しいものです。この書籍を提供するに当たって,各伝道者は自分が最も良く取り扱えると信ずる方法でまた自分の区域で最も良いと感ずる方法で自由に行なっていただいて差し支えありません。ある人々は聖書の話し合いから始めたいと望むかもしれませんが,他の人は書籍を直接提供する方が好ましいと思うかもしれません。次の提案を用いることもできますし,あなたが個人的に好まれるものに調整するのもよいでしょう。
2 次のようにいうことができるかもしれません。「大勢の心の正直な人々は正義を行なうことに全く献身的である政府の設立およびその存続を見たいと願っています。このような政府の設立に関して神ご自身が言っておられる事がらに人々が耳を傾けるようお勧めするために短い訪問を行なっています。キリストおよび彼と共に支配する者たちの千年統治について言えば,啓示 20:6はこのように述べています。〔読む〕このような人々によって支配がなされるなら,わたしたちはそのような政府が最善のものであることを確信できるでしょう。この本「神の千年王国は近づいた」はなぜそれは確かか,そしてそれが近づいているという証拠を示しています」。
3 または,このように尋ねてもよいでしょう。「千年も存続するような完全に正義の政府を設立することは可能だとお考えになりますか」(答えを待つ)「『神の千年王国は近づいた』と題するこの本は神がこの地に対してこのような政府を考えておられることをはっきりと示しています。わたしたちはわずか200円のご寄付でこの本を配布しています」。
4 訪問についての短い紹介の後に,本を見せ,題を読んで,こう言えるでしょう。「ここ15ページでは,神の千年支配が討議されている啓示 19:11から20:10までを引用した後,こう指摘しています…」。それから28節あるいはそこからふさわしいと思われるだけ読んで,または30節を読んで,それから提供を行なうことができます。
5 あなたは自分たちの区域を王国の聖書の話によって回りたいと望まれますか。そうでしたらマタイ 6:9,10を用い,王国の主な目的は神の意志を成し遂げることだということを示し,啓示 21:3,4を用い,王国は楽園の地で人類に健康と生命を取り戻すということを示す聖書の話を準備したいと思うかもしれません。
6 わたしたちの区域でこの新しい出版物を提供できるのは確かに喜びです。エホバの御祝福は必ずわたしたちとともにあるでしょう。
-
-
神権的ニュース王国宣教 1974 | 11月
-
-
神権的ニュース
◆ 新しい王国会館の献堂式と出席数: 北海道,森89人,米沢120人,白河72人,長野・権堂97人,伊東92人。守口207人。東京・江東143人。宇都宮294人,松戸195人。
◆ 『弟子とし,バプテスマを施す』。地域大会後まだ間もないのに9月14日から一連の新しい巡回大会が始まりました。各地の大会の公開講演出席者数とバプテスマを受けた人々の数は: 川崎・高津1,173人(42人); 清水1,571人(82人); 名古屋・北1,148人(40人)横浜・緑1,227人(59人)。伊那696人(23人); 安城1,133人(36人)。
◆ 昨年バプテスマを受けた人々の数は7,456人で前の年の2倍以上となりました。この新しい奉仕年度に日本で1万人以上の人々がバプテスマを受けるでしょうか。
◆ 2つの新しい巡回区が組織され,日本の巡回区の合計は34になりました。この秋から冬にかけて39の巡回大会が計画されています。来春,地域は3つとなります。ある巡回大会においては土曜日晩の出席数は土曜日午後の出席数より低下しています。しかしどうぞ土曜日一日中の出席に最善の努力を示してください。いままでと同様,この一連の大会でも土曜日の晩のプログラムはわたしたちの宣教に対する個人的な教訓や会衆におけるわたしたちの役割を取り扱っています。
◆ 8月の報告の中できわだっていたのは92万4,194冊に上る雑誌の配布で,1月の最高数よりわずか3万冊少ないだけでした。このりっぱな配布の努力を続けてください。雑誌はそれを読み,理解する人々に命を意味しています。沼津においてはみなさんの雑誌に対する必要を満たすため日夜一日中輪転機と中とじ機を操業し続けなければならない時がしばしばあります。わたしたちはこうしたことを行なうのを喜んでいます。
◆ ナイジェリアは初めて10万人台の伝道者を報告しました。(10万347人)記念式出席者の最終報告は25万8,978人で増加に対する見込みは大きなものです。
-
-
質問箱王国宣教 1974 | 11月
-
-
質問箱
● 刑務所に収容されている人々に証言を行なうため近づく方法がありますか。
刑務所に収容されている人々から,文書を求めたり,自分たちと聖書研究を司会することを求める要請がいくつか協会に寄せられています。そのような人々を助けるために,協会はその土地の会衆に手紙を書き送って,刑務所の中でそのような要請をした人と連絡を取るよう求めます。このような要請にすぐ注意を払っていただければうれしく思います。ある場合には,訪問者によって直接,囚人に文書を与えることができます。もし囚人がそれを支払うことができなければ,会衆か,個々の伝道者がその実費をまかなう寄付をすることができるでしょう。
ある所では刑務所の役人あるいは刑務所の事がらを管轄する政府の役人とわたしたちの聖書教育の計画を話し合った後に,だれかが囚人たちに話をし,できる所では文書を残して来ることが実際に認められるという許可を得ることができました。もし刑務所の役人が許すなら古い雑誌を無料で囚人たちに配布することができるでしょう。そして興味が増し加わるなら,書籍を配布したり予約を得ることができ,聖書研究を始められるでしょう。
もしみなさんの区域に刑務所があるならば,囚人たちに連絡を取ったり,彼らが聖書文書を読むように備えるためどんなことが求められているかを見いだすために長老の一人が刑務所の役人を訪問するような取決めを設け,もしできるなら,個人として,あるいはグループとして聖書研究を司会するようにすることができるでしょう。
-