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支部の手紙王国宣教 1981 | 4月
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支部の手紙
王国伝道者のみなさん:
主イエス・キリストの死の記念式。思い巡らすたびに心に熱いものを感じるその日が近づきました。みなさんの会衆でも,この集いをふさわしいものとするために様々な準備が行なわれていることでしょう。今年は気候の良い4月半ば過ぎに,しかも日曜日にこの祝いが行なわれますから,真の崇拝に少しでも関心を持つ人々を招待するには絶好の機会です。この大切な霊的集いから益を得るようできる限り大勢の人々を援助するため,4月の前半にあらゆる努力を集中いたしましょう。そして,4月19日のその日,全世界の仲間の兄弟たちと心を一つにしてエホバを賛美し,その意義をかみ締めましょう。
1981年1月の奉仕報告がまとまりました。みなさんの立派な努力がよく反映されています。伝道者数は引き続き増加して,5万9,173人の最高数となりました。これは昨奉仕年度の平均の9%増加に当たります。正規開拓者も9,329人の新最高数でした。正月の休みを利用して多くの方々が野外奉仕を支持されたことは,15.8という伝道者の平均時間によく表われています。
最高数ではなかったものの,大変喜ばしい報告は雑誌配布でした。1月中,123万5,149冊の雑誌が配布されたのです。これは,1976年1月の129万2,482冊に次ぐ第2番目の記録です。また,2万7,047件の予約も優れた報告です。「わたしたちの王国奉仕」3月号7ページの記事および今月号2ページに示されているように,今年,雑誌配布が目標の一つとなっており,毎月の第2,第4土曜日にはすべての人が何らかの形の雑誌配布に参加することが提案されています。こうした提案を実行し,人々を命の道に導くこの貴重な手段を十分に活用いたしましょう。
今月と来月は2か月続きで予約活動が行なわれます。休日も多いので,気候の良いこの時期を利用して補助開拓奉仕をしたいと思われることでしょう。記念式を前に,みなさんすべてに温かいクリスチャン愛とあいさつをお送りします。
日本支部で働くみなさんの兄弟
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記念式は何をするようあなたを動かしますか王国宣教 1981 | 4月
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記念式は何をするようあなたを動かしますか
1 1981年4月19日,日曜日の日没後,わたしたちは,わたしたちの主,イエス・キリストの死を記念するために集会の場所に集まります。(コリント第一 11:24,25)これは,毎年本当に心温まる機会となります! イエスがわたしたちのために行なわれた事の意義について,心と思いを新たにされることをわたしたちは感謝します。関心を持つ大勢の人々がわたしたちと共に集まることも喜びです。しかし,大勢出席することがわたしたちの主な関心事なのではありません。むしろ,話される贖いについての情報が,関心を持つ人々の心に達し,清い崇拝に参加するよう彼らを動かす可能性があるからこそ,彼らの出席を願うのです。―啓示 7:14,15。
記念式に他の人々を招待する
2 わたしたちは,各自,まだ「信仰において結ばれて」いない人々へのみ子の同情心に倣うことにより,神の愛するみ子を覚えたいものです。(ガラテア 6:10)わたしたちと共に集まるようそのような人々を招待したいと思います。そうした人々は,今日,いつの時代にも増してまさに「羊飼いのいない羊」です。(マタイ 9:36)うれしいことに,1981年4月1日号「ものみの塔」には,こうした人々に伝えることのできる優れた資料が用意されています!「地上で最も偉大な人物の死を祝う」と題する時宜にかなった記事は,この行事に関心を呼び起こすための優れた手段となるはずです。その記事は,この論題を新鮮な角度から扱っており,それによってわたしたちの招待も一層心に訴えるものとなることでしょう。
3 もちろん,その機会のために印刷された,特別な記念式招待状を是非活用なさってください。この招待状は,記念式の重要さと,出席して得られる益を認識するよう関心を持つ人々を助けてきました。関心を示した人として記録にとどめられているすべての人を招待するのは良いことです。
通常の集会に招待する
4 記念式に出席するすべての新しく関心を持つ人々に,1981年3月15日号の「ものみの塔」が1部プレゼントされます。その号は,4月19日に予定されている第1研究記事として,「王を賛美するのはだれですか」という主題を取り上げています。「あなたは神の王権の忠節な宣明者ですか」と題する第2研究記事は,記念式に続く4月26日の週に予定されています。この目的は,4月26日の「ものみの塔」研究に来るよう,関心を持つ人たちの食欲をそそることです。「ものみの塔」研究に出席する機会をまだ得ていない,新しい人たちの益のために,ページの下にある質問を用いて研究がどのように司会されるのか,みなさんが大体の要領を教えてあげるようにお勧めします。記念式の祝いのあと,その晩のうちに,または研究する日の前のいつか,この事を行なえるかもしれません。そして,一緒に予定されている資料の一部を準備できるでしょう。こうすれば,その人は集会中,研究のやり方に容易についてゆくことができます。
5 これら新しい人たちが公開講演にも出席するよう励ますのはいかがですか。掲示板にこれからの講演の一覧表があれば,話される主題の幾つかを示してください。続く十数か月の間に60の新しい話がされることになっており,既にこの4月から始められていることを話してください。あなたもこれらの聖書講演を聞いて,聖書の大切な論題に関して話される肝要な知識を取り入れる計画であることを知らせてください。新しい人たちの出席はいつでも歓迎されているのです。あなたは,既に話された講演から二,三の点を分かち合い,それらが自分をどれほど啓発し,強めてくれたかを説明したいと思われるかもしれません。一連の話は4月に始まったばかりであり,この新鮮な資料の大部分はこれから話されるものです。みなさんが定期的にしているように,新しい人たちもそうした集会から益を得るように励ましてください。
責任を思い起こさせる
6 また,記念式の行事の意義を考える時,わたしたちは,自分と研究している人たちとキリストの弟子であることの意味について話し合い,学んでいる真理がその人たちの生活や活動にどのような影響を与えるべきかを認識するように助けなければという思いに駆られます。その心が応じれば,近い将来,その人々も,「救いのために口で公の宣言をする」用意ができるかもしれません。(ローマ 10:9,10)そのことを行なうための時間は着実に短くなっていることを悟るよう彼らを助けることができます。
7 記念式の祝いは,み子の犠牲を通してエホバがわたしたちのためにしてくださったことを思い起こす特別の夜です。出席すれば,キリストの自己犠牲的な模範に従おうとの決意は新たにされます。わたしたちは,現代のこの弟子を作る業において,キリスト・イエスが導きや指示を活発に与えてくださることに喜びを覚えます。今月,神聖な奉仕にわたしたちがささげる時間と努力に,わたしたちがイエスを心から覚えていることが表われますように。そのようにしてわたしたちは,この同じ認識を持つよう他の人々を教える点で,一致して前進するのです。―マタイ 28:19,20。
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会衆の集会 ― その3: 神権学校はどのようにわたしたちの益となっているか王国宣教 1981 | 4月
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会衆の集会 ― その3: 神権学校はどのようにわたしたちの益となっているか
1 「わたしにそれができるなんて,思いもしませんでした。でも,それから20年がたちますが,いまだにそれに参加しています。神権学校で受けた訓練には感謝の至りです!」 何への参加でしょうか。この言葉を語った伝道者は,野外活動に満足に参加できるようにしてくれた,自分の受けた優れた訓練と経験に言及していたのです。事実,多くの人が,神権学校に入って受けた益に対して心からの感謝を言い表わしています。学校のプログラムに定期的に出席し,参加している人たちは,集会での自分の注解が大いに改善され,野外奉仕に参加するのにもずっと効果的になれたことに気付いています。それによって,兄弟たちも姉妹たちも共に,「真理のことばを正しく扱う」ことができるようになったのです。―テモテ第二 2:15。
2 明らかに,神権学校は,エホバがご自分の民に,良いたよりを宣明する能力を向上させるための援助を与えるべく,ご自分の組織を通して得させてくださった寛大な備えの一つです。しかし,学校が提供する進歩的な訓練から十分の益を得るためには,それを週ごとに行なわれるただの45分間の集会と見ていてはなりません。学校から最大の益を得たいと願うなら,わたしたちはみな,家で事前に学んで準備するようにとの提案に従いたいと思うでしょう。それには,神のお目的に関する知識と理解を絶えず深めてゆくための聖書朗読や必要な探究が含まれます。(ローマ 11:33)この点に関連して,毎週扱われる学校のプログラムの特色を考察すれば,わたしたち各自はその種々の益を再評価でき,それらを十二分に活用するよう促されるでしょう。
3 第1の割当てを果たす兄弟たちには,「教えの術」を実地に示す優れた機会があります。(テモテ第二 4:2)どうすればこの事を最もよく成し遂げられるでしょうか。重要な点を際立たさせ,説明し,会衆の必要にかなうように資料を適用することによってです。
4 わたしたちの聖書朗読の計画と,「聖書朗読からの目立った点」は,学校の大変重要
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