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あなたはいまに事故を起こす人ですか目ざめよ! 1978 | 2月22日
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1. 休暇中あるいはハイウェイが“がら空き”であるというだけの理由で「気をゆるめて」はなりません。
2. あなたの車をいつも安全な状態にしておいてください。タイヤ,ブレーキ,ドアその他の重要な部分を定期的に点検することが必要です。怠慢は過失致死につながります。
3. 基本的な応急手当ての方法を身に着けておき,救急箱を常に車の中に携行してください。また消化器も備えてください。
4. あなたの安全のために定められている交通法規と警告すべてをきちょうめんに守ってください。それらはいたずらに存在しているのではありません。
5. たとえ水泳,スキーあるいは自転車乗りができても,決して不必要な危険を冒してはなりません。
6. 家畜と野生を問わず動物がそばにいる時は,いつでも注意してください。
7. 騒動あるいは暴徒に近づいてはなりません。
あなたの果たすべき責任
もちろんこのほかにも多くの「すべし」「すべからず」をつけ加えることもできますが,これらの点を見ただけで基本的な原則を知ることができるでしょう。これは生活から喜びを奪うほど,あなたを束縛するためのものではありません。これらの点を実行すれば,あなたは安全をいっそう意識するようになるでしょう。長年の経験を持つブラジルの一工場管理者の言葉を借りて言えば,「安全のルールは,人がそれを良いものであると考える時に初めて意義があるので,『自分はだいじょうぶだ』と思っている限り,あなたは事故に遭う可能性があります」。
人間の不完全さに加えて真の不可抗力と言える事故は全体の約2パーセントに過ぎないことを,統計は再三再四示しています。その事に留意してください。―伝道 9:11。
何よりも人間の生命の神聖さを深く尊重することと,加えて純粋の隣人愛が,事故防止に全力をつくす動機でなければなりません。わたしたちすべては,命をどのように用いるかにつき,命の与え主のみ前で申し開きを求められます。
この記事の冒頭に述べた子供は幸いにも命を取り留めました。しかし子供にせよ,おとなにせよ,突然の苦痛と苦悶に遭わないようにするほうがずっと良いにきまっています。ほとんどの場合,“成るようになる”のは,わたしたちがそのようになるのにまかせた結果なのです。
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脂肪の用途目ざめよ! 1978 | 2月22日
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脂肪の用途
鳥が遠距離飛行をするのは有名です。しかし,そのような遠距離を一度も止まらずに飛べるのはなぜでしょうか。飛んでいる時の鳥は静止している時の六倍から八倍のカロリーを使うと科学者たちは考えていますが,鳥は何を食べて生きているのでしょう。
基本的に言って,そうした飛行の燃料となるのは脂肪です。渡りに先立って鳥の体は物質交代に変化をきたし,多量の脂肪を蓄え始めます。海を渡る遠距離飛行の直前に網にかかったズグロアメリカムシクイの体重の半分は蓄えられた脂肪でした。これらの渡り鳥が飛び立つときには,その体は脂肪の層,つまり飛行用の“燃料”でふくれ上がっているのです。
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