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    ものみの塔 1962 | 7月15日
    • がありました。ある時,上官の命令で私の自動車の中を調べた警官は,小さな箱と重い鞄を見つけ,あけるようにと命じました。「なんだ,蓄音機じゃないか」。そして私は二,三枚のレコードをかけて聞かせ,証言をすることができました。このようにして,問題はその場で解決したのです。

      リエ兄弟とハウスナー兄弟がアルジェリアの新しい任命地に去ってからも,妻と私はツールースに残って働くことになりました。エホバに奉仕する喜びは減少することなく,大勢の善意者を見出し,「ものみの塔」を一緒に勉強するにつれて喜びは大きくなりました。ある老夫婦は機会のある毎に友だちに征言し,二人の若い人は私たちと一緒に奉仕し始めました。会衆を設立する明るい見通しがありました。

      1939年の8月はじめ,チューリヒの大会に出席するためにスイスに行ったとき,私たちはツールースの友だちに大部分の持ち物を預けて「オ・ルボアール」(また会いましょう)と言いかわして別れを告げましたが,今日に至るまで私たちは再会していません。国境を越えるか越えないうちに,国境は有刺鉄線で閉鎖され,私たちはあの大災害をもたらした第二世界大戦の始まったことを知ったのです。その後,タルベとくにツールースには強い会衆ができたことを私たちは聞きました。

      スイスでの奉仕

      すべての事にもかかわらず,私たちは自分の国で宣教をつゞけました。そして1年の後ベルンの支部に呼ばれて,そこで奉仕することになりました。これは大きな特権であり,以来21年間,私たちはベテルにいて神の与えられた真理に対する愛を常に表わし,また強めることができました。

      ベテルで私たちはさまざまの経験をし,数多くの奉仕の特権を与えられ,言いつくすことのできない喜びを味わっています。また色々な試練もありました。私は以前の会社や親類から度重なる勧誘を受けましたが,その度に「過ぎ去るもののために,真理と生命の道を離れるのは理にかなわず,きわめて愚かなことではないか」と自問しました。そして何時もこれらの誘惑を断固として退けてきました。必要な力はだれから与えられますか。私たちを愛の中に導かれた,恵み深い天の父エホバです。私たちはエホバの真理を愛します。私たちの心をこめての願いは,エホバの助けにより,この真理をどんなことがあっても決して手放さないことです。

  • 神の目的とエホバの証者(その42)
    ものみの塔 1962 | 7月15日
    • アメリカ全土の暴力も大会の中止に失敗

      ロイス: アメリカ全土で行なわれたこの大会に反対がありましたか。

      ジョン: もちろんです。次の報告を聞いて下さい。

      この新しい世の神権大会の最終日は,アメリカ全土で行なわれた大会の最も危険な日であった。暴徒たちは悪鬼にそそのかされ,宗教家たちの指導下に行動した。アメリカの多くの場所に集まり,平和の中に全能の神の崇拝に集まろうとしたエホバの忠実な証者たちに対して暴徒は宗教的な怒りをぶちまけたのである。アーカンソー州リットルロック,イリノイ州スプリングフィールド,そしてオレゴン州クラマス・フォールズは非アメリカ的という評判がアメリカ全土にひろまっていた有名な都市であった。その都市では,暴徒が勝手気ままに活動し,市民の権利を守るための措置はほとんど皆無の状態であった。兄弟たちは打たれて,投獄され,銃殺され,衣服をはぎとられ,文書は燃されて,こわされた。自動車は破壊されてひっくり返され,資産は破壊された。そして狂気じみた暴徒たちは,有罪であることを明白に示したが,「法律を施行する役人」と言われる者は彼らを認めたので,彼らは自由勝手な行動をしたのである。暴徒たちは聖書をも取りあげて,人々の前で燃した。悪魔が人々をそそのかして,そうさせたとしか思えない。

      このような暴力行為を受けたにもかかわらず,兄弟たちはエホバを全く信頼して,その立場をかたく保ち,暴徒の行動を目撃した者たちに対して良い証言をした。兄弟たちは,エホバに奉仕したネヘミヤと彼の忠実な兄弟たちの戦術を採用し,御国のためと兄弟たちのために戦った。エホバの恵みにより,兄弟たちは大会の都市に集まり,黙示録 17章を通してエホバから与えられた貴重な真理 ―「平和 ― それはつづくか」という話の中で公に述べられていた ― をいただいた。悪魔が妨害を企てて,久々にそのような音信を聞かせまいとしたのも当然である。しかし,全能の神の音信は,御心にかなう人々のところに必ず伝えられる。悪魔はそれを妨害することができない。彼らは攻撃を加えたり,苦しめたりしてエホバの証者と仲間の者を失意落胆させようとつとめたが,それは失敗した。かえって,主の民は以前よりも一致するようになり,多数の善意者は宗教家やその政治的な手先の悪をはっきり知るようになった。エホバは,すべてのことが彼の賛美に帰するように取りはかられた。かくして,神権制度は新しい世の神権大会により拡大された。l

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