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習慣には従うべきですかものみの塔 1979 | 6月15日
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うちに,彼らは一人のみ使いによって自由にされました。使徒たちはどこへ行ったでしょうか。「良いたより」を引き続き宣明するために神殿へ行ったのです。やがて,彼らはユダヤ人の法廷の前に引き出されました。「わたしたちは,自分たちの支配者として人間より神に従わねばなりません」と大胆に語った使徒たちは,むち打たれた後,釈放されました。次に彼らはどうしたでしょうか。「彼らは毎日神殿で,また家から家へとたゆみなく教え,キリスト,イエスについての良いたよりを宣明しつづけた」のです。(使徒 5:17-42)イエス・キリストのこれらの忠実な追随者たちは,なんとりっぱな習慣を培っていたのでしょう。「良いたより」を宣明するというクリスチャンの習慣に対して,あなたは同様の態度を抱いていますか。
それでは,習慣に従うべきですかという質問にあなたはどう答えますか。賢明な決定を下せば,生活に変化と潤いが増し加えられ,同時に,仲間の信者との暖かい交友を楽しむことができるようになります。何にも増して,それによって,わたしたちの喜びのためにあらゆるものを備えてくださっているエホバとの親密で暖かい個人的な関係を築いていくことができます。加えて,あなた自身と,多分あなたが「良いたより」を伝える人々に,神の義の新秩序の下で生きるという特権を保証するものとなるでしょう。この新秩序の下では,すべての習慣がエホバの栄光を反映するでしょう。―コリント第一 10:31。
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利他的な精神を示した思慮深い女性ものみの塔 1979 | 6月15日
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利他的な精神を示した思慮深い女性
1,2 (イ)わたしたちはこれから,西暦前五世紀に起きたどんな劇的事件を検討しますか。それはどこに記録されていますか。(ロ)アハシュエロスとはだれですか。(ハ)このようにして過去に分け入ることにはどんな報いがありますか。
その建造物はここシュシャン(スサ)の町の中にありました。それは壮麗な宮殿で,おそらくペルシャの王ダリヨス一世とその子クセルクセス一世が建てたものでしょう。建物の装飾に使われた材料は,遠いところから運ばれてきました。たとえば,香柏材はレバノンから,金はサルディスとバクトリアから,銀と銅はエジプトから,象げはエチオピアとかインドなどから運ばれた,とダリヨスの碑文にはあります。
2 今日では,その壮麗を誇ったかつての宮殿も,見る影もない廃虚を残すのみとなっています。それでもわたしたちは,敬虔なヘブライ人モルデカイが書いたにちがいない聖書のエステル書を通して,西暦前5世紀初頭のその宮廷を“訪れる”ことができ,ペルシャ帝国全土の神の民が壊滅の危機に直面するに至った10年間(西暦前484年から474年ごろまで)の劇的な事件を,再び体験することができます。それはアハシュエロス(明らかにクセルクセス一世)の治世のことでした。あえて遠い過去に分け入ることには多くの報いがあります。なぜなら,聖書にあるそういう物語は,神を恐れる人々の教えのために,『わたしたちが忍耐と聖書からの慰めとによって希望を持つために』書かれているからです。―ローマ 15:4。
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