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  • らい病に新たな光
    目ざめよ! 1978 | 3月8日
    • 剤に比べ効き目が早く,マレーシアではスルホン剤が効かない患者の治療に使われます。

      現在の見方と医療活動

      種々の薬品の使用が成功し,らい病自体に関してより良い理解が得られるようになったため,今では強制的に患者を施設に隔離することはありません。トリニダードでも,強制隔離政策は数年前に覆されました。患者は一般の人々に混じって,自由に行き来できるようになりました。当初はこうした措置に対して反対の声が聞かれましたが,その後,ハンゼン氏病が流行しなかったために反対は静まりました。現在施設に残っているのは,大抵,病気の進行した患者で,ハンゼン氏病に効く新しい薬が出る前に感染した人々です。この病気に対する見方が変わったことにより,患者の生活ははるかに改善されました。その結果,人々は進んで診断を受けるようになりました。

      病気の治療に関連して,それを補足するような活動も行なわれています。例えば,特別なくつ屋がはき物を作るために働いています。患者のくつははき心地の良いものでなければならず,大抵かいようを生じて痛みを感じなくなっている足を,できる限り傷付けないものでなければなりません。また,病気に冒された手足や手足の指を運動させる,マッサージ師もいます。これは肢体の変形を抑え,病気に冒された関節を治すのに役立ちます。また,特別な整形外科医が手足の複雑な変形の治療に当たっています。眼科担当の外科医は欠陥の生じたまぶたや目の筋肉を矯正する仕事に携わっています。顔面の変形を治すには,成形外科医が大きな助けとなります。保菌容疑者追跡員(ソーシャルワーカー)は新しい患者を見いだし,手当てを受けようとしない人々に治療を受けさせます。トリニダード・トバゴ救らい協会は,患者の社会的な必要にこたえています。住宅や就職の世話をし,さらに子供の教育の面倒を見るなど,様々な問題に関して援助の手を差し伸べています。

      患者の経験する事柄

      らい病に対する新たな光により,確かにハンゼン氏病患者の将来の見通しや先行きは昔より明るく,ましなものとなりました。情報に通じた人々は,もはや,ペスト患者から逃げ出すように,ハンゼン氏病患者から逃げるようなことをしません。また,ハンゼン氏病患者の将来には回復の見込みさえあり,患者が社会のすみに追いやられるようなことはありません。他の病気の患者が受けているものに劣らない,有益な医療や援助を受けることができます。他の人々と共に,正常で差別を受けない生活を送れるのです。もし望むなら,すべての病気を永久にいやされる,偉大な医師エホバ神に関する知識を取り入れることができます。神は,み子イエス・キリストの管理下にあるご自分の王国によってそうされるのです。―啓示 21:4,5。

  • 『情緒的に』最も重要な時期
    目ざめよ! 1978 | 3月8日
    • 『情緒的に』最も重要な時期

      幼児の情緒生活における最も重要な時期はいつですか。ある医師は,それは「その生命の最初の数時間」であると答え,誕生直後の時期に言及しています。ある病院に見られる,誕生と同時に母親から赤ん坊を引き離す傾向について論じた同医師は,こう付け加えています。「そのように母子を引き離すことによって生じる,母親と赤ん坊に対する情緒面での影響は,病院のベッドで[望ましくない細菌から]受ける害より大きいかもしれない」。こうした意見は,人間や動物を対象にした数多くの調査によって裏づけられており,それらは,誕生の直後に母親と子供の双方が身体的な接触を必要としていることをはっきり示しています。

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