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『老人も小供』もヱホバを讃えるものみの塔 1954 | 6月1日
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ニカラガでは,5歳の女の子は母親とつれ立つて野外宣教に行きます。そしてその女の子は一人だけで家から家に行き,証言をし,家の人に雑誌を配布します。迷信深い年老いた祖母を訪問した時,その子は説明してヱホバとはどういう方であるかを話しました。そして,祖母の持つていた偶像は見ることも聞くことも,話すこともできないし,だめなものですと,その子は説明しました。
フィンランドで,9歳の女の子は,熱心に野外宣教に従事しました。そして,会衆の集会に定期的に出席するというだけでなく,前もつて研究するところを,準備していましたので,言われる質問によく答えました,水の洗礼で,ヱホバへの献身を象徴したいと言いました時に,家の者にはそんなことをすることはできないと母親が言いました。その女の子はこう答えました『そうもちろん,お母さんは来られないわ,なぜつてお母さんには判らないのですもの。でも私を行かせてね。真理を知つているんですもの。』この子は行つて,洗礼をうけました。
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英国の島々よりの報告ものみの塔 1954 | 6月1日
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英国の島々よりの報告
(1954年のヱホバの証者の年鑑より)
まだ割り当てられなかつた地域での運動は,今年もまた順調に行きました。いままで孤立していた区域の大部分は,ほとんど伝道されました。スコットランドの沖先にあるルイス島で二人の姉妹は働いていましたが次のような経験をのべています。その一人の姉妹は,上品で気持ちの良い夫婦のところで3冊の書物を配布しました。少したつて後に,その御主人が自動車に乗つてやつてくるのをその姉妹は見ました。それで,3冊の本を戻したいのではなかろうかと,あやぶみました。でも,別の方向へ曲つて行つてしまいました。その道を行つた時に,その人は別の姉妹に会いました。そしてもしかしたら聖書の索引をお持ちではないかと,その人はその姉妹にたずねました。その姉妹は持つていませんでしたが,もつと彼に証言をしました。その結果,その人は,なんのためらうことなく『ものみの塔』と『アウエイク!』誌を予約しました。戻つてくる途中に,その人は最初の姉妹と会い,それで索引について尋ねました。その姉妹も索引を持つていませんでしたが,『新世訳』の聖書を見せたところ,その人は,いそいそとその聖書を求めました。このようにして,主の羊であるこの孤立していた夫婦の渇きは,いやされ始めました。
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真理はあなた方を解放するでせうものみの塔 1954 | 6月1日
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真理はあなた方を解放するでせう
西部アフリカのニヂリアはまるつきり異る習慣と多くの言葉を有する種族で成り立つている国家です。ほぼテキサスとニユーメキシコを一緒にしたほほどの大きさで約3000万の人が住んで居り,その半数は回教徒です。1万3000人近くのヱホバの証者達は此の国の,主として南部地方で,活動を遂行して居ります。そこでは名前だけのキリスト教が大きな勢力を有していますが,しかしまた古くからの霊符崇拝や異教主義が多く存在して居ります。
さまざまのキリスト教の宗派が幾年にも亙つてこれらの人々に働きかけているにも拘はらず,彼等は原住民達の迷信をへこますことにすら成功してはいません。改宗者の大部分は異教の迷信を持ち続けて居り,朝には教会に出席しますが,夕方になると森の中へ行つて護符崇拝の儀式に参加するのです。他方ヱホバの証者達によつてもたらされる真理の光が,アフリカ人の心に浸透する場合には,迷信や悪魔の崇拝は完全に消え去つてしまうので,一般の人は非常に驚いて,びつくりしています。
一つの例をあげて見ましよう,或る村で霊者<ジユジユ>が住んでいると信じられ,定期的に礼拝が行はれていた大木の枝が大風で折れてしまいました,そしてこの枝が道を塞いでしまつたのですが,村人の誰一人として霊者<ジユジユ>に打ち殺されると言う恐怖からこの枝に手をふれようとしませんでした。では彼等はどうしたでしよう? 彼等はこの木の枝を取り払うためにヱホバの証者を迎へにやつたのです,というのは霊者<ジユジユ>はヱホバの証者達に対しては何の力もないことを知つていたからでした。同様に霊符<ジユジユ>崇拝者達の行列が人を威嚇しながら村の中を通る時に他の人達は恐れて家に逃げ帰るのに,ヱホバの証者達は平気で道を歩いています。原住民の村々の何処でも霊者<ジユジユ>はヱホバの証者達に対して,何の力もないことが認められています。真にイエスが語られた如く「そしてあなた方は真理を悟るであろう。そして真理はあなた方を解放するであろう。」ヨハネ 8:32口語。
前述の記事を読む時,ニヂリアの人々に,人を解放する真理をもたらしている者は誰ですか? 俗受けするキリスト教国の各派ですか? それとも俗受けしないヱホバの証者達ですか?
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