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  • 最も大きな類人猿に会う
    目ざめよ! 1974 | 11月22日
    • もっとよく見るためのようです。手を注意深くしっかりと木にかけると同時にわたしたちのほうをちらちら見やるところからすると,彼は警戒しながら登っていたようでした。わたしたちは,弱ったり,腐ったりした枝がそのゴリラの重い体に耐えかねて折れたりしないように望みながら,一心に見つめていました。ゴリラは,足元の弱った枝が折れてけがをすることがあるので知られています。頂上に行きつくと座る場所を定め,わたしたちを非常な関心を持って見つめながら,枝を折り,葉を口の中に詰め込み始めました。一時間半ほどして,そのゴリラは,足を先にし,胸を幹に向けて木を下りました。

      雨が少し降り始めましたが,わたしたち人間だけがそのことを気にしているようでした。案内人が指さす方向を見ると雌のゴリラが低木に手を伸ばしては一つの動作でぱっと葉を集めその葉を全部一度に口に押し込んでいました。かと思うと,だれかに角刈りにされたような頭をした別の一匹は,茎を注意深く自分のほうに曲げ,それを折って皮や肉の部分をかみちぎり始めました。中心部を食べるのが目的です。わたしたちがトウモロコシを食べるのと同じ要領です。別の二匹は座って自分の腕や肩の毛を整えたり,互いの毛を整えたりしていました。

      普通より長い毛をしたこげ茶色のゴリラは,数分間,じっとわたしたちのほうを見ていましたが突然手を伸ばして,若木を素早くねじ取り,枝先の葉の多いところを口の中に押し込みました。さらに別の一匹は,軟らかい若木の層になった皮を,わたしたちがバナナの皮をむくようにむいて,指先の器用さをひろうしました。時々続けさまに起こるほえ声や緊張をほぐそうとするような胸をたたく音,満足したゴリラたちの小さなうなり声や息遣いなどを除けば,その一群は,静かに,平穏に日を過ごしていました。

      報いの多い経験

      時刻は遅くなってきましたし,カフジ山の霧のかかった斜面を6㌔ほど降りて,車を置いてある茶畑まで行かねばなりません。わたしたちは楽しかったこの良い経験を回想しました。

      ゴリラは,他の多くの動物と森林を共有しています。しかしこの類人猿には敵はほとんどなくたいていのものは,その大きなほえ声に驚いて逃げてしまいます。ゴリラの最大の敵は疑いもなく人間です。生まれてくるゴリラの4割から5割は病気で死にますが,原住民に殺されて彼らの食料となるものも少なくないのです。ザイール共和国のキブ地方では,かなりよく保護された公園の中でゴリラの生存をはかるために熱心な努力がなされています。

      猿のうちで最も大きいこのゴリラは,進化論を信じる人々にとっては特に大きな興味の対照となっています。しかしこれらの猿は,その理論を支持する何ものも提供しません。短時間でしたが,山の中の生息地で至近距離から行なった観察は,これらの動物が,エホバの創造物の中の珍しい特異なものの一部であるという認識をさらに深めるものとなりました。それらの動物が人間に似た点があるかもしれませんが,それはわたしたちが共通の設計者によって造られたからにすぎません。

  • 会員の減ったベネディクト修道会
    目ざめよ! 1974 | 11月22日
    • 会員の減ったベネディクト修道会

      ● 世界にはベネディクト派の修道僧や修道女の修道院が600以上ある。現在,ローマ・カトリックのこの修道会は,急激な減少の時期を迎えている。ニューズ・ウィーク誌は次のように論評している。「他の修道会と同様,彼らは司祭と修道女を毎年一割ずつ失っており,補充員を引き寄せることを難しく感じている。イタリアの有名なモンテ・カシノ修道院では……150人を収容できる建物にわずか25人の修道僧しか残っていない」。

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