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  • ムラサキウマゴヤシ 驚異の飼料
    目ざめよ! 1979 | 9月22日
    • の蛋白質のさらに五分の一が失われることになります。

      最後に,わたしは,「あなたは作物栽培学者ですよ。この作物を最良の状態で栽培することは,作物の栽培に関する技術と科学的な知識を習得した人以外にはできません」と言いました。

      「わたしのことは別にして,確かに技術と科学的知識が必要ですね」と,クエンが答えました。「牧草の世界では,ムラサキウマゴヤシは緑の黄金として知られています」。―寄稿。

  • ダチョウ ― 地上最大の鳥
    目ざめよ! 1979 | 9月22日
    • ダチョウ ― 地上最大の鳥

      南アフリカの「目ざめよ!」通信員

      「ほら聞こえるでしょう」。大きな音があたりの草原一帯に再び響き渡りました。

      「ライオンかな」。

      「いや,雄のダチョウが雌の注意を引こうとしているんだ」。

      草原地帯の農夫とその友人は四輪駆動の小型車を後にして,腹ばいになって注意深く前進して行きました。やがて樹木のない開けた所に求愛中の一つがいのダチョウが見えました。何と大きな鳥なのでしょう。間違いなくダチョウは地上最大の鳥です。それでもダチョウの踊りは実に優雅です。

      求愛ダンス

      雄鳥の求愛タンスを見ていると魅了されてしまいます。この珍しい踊りのためにダチョウは鳥獣類の中で第一級の演技者に数えられています。普通,交尾期になると雄鳥の羽毛は最も鮮やかな色になります。体と翼は黒,翼の大きな羽は白,そして尾の部分の羽は白みがかった褐色になり,首の皮の周りには白い環ができます。雌鳥の羽毛は薄い灰色で,皮膚は暗灰色をしています。成熟した雄鳥の皮膚は青みがかった暗灰色で,交尾期には足やつま先の前の部分やくちばし,額,目の辺りが明るい緋色になります。

      雄鳥はまず最初に翼を持ち上げて美しい羽毛を見せ,つま先で立っているようなかっこうで優美な円を描き,華麗な“ワルツ風”の動作を始めます。それから雌鳥に静かに近付き,その前にひざまずいたり腰を下ろしたりします。体を揺すぶり,翼を幾分持ち上げてそれを前後に動かしながら辛抱強く雌鳥に誘いをかけます。自分の背中の弓なりになった部分に左右交互に頭をぶつけてはドスンドスンという音を立てます。

      雄の求愛行為を受け入れた雌鳥は翼を水平の位置にまで持ち上げて,翼の先端を静かに震るわせます。このとき,雌は頭を低く下げて恥ずかしそうな様子をしながら,まるで空気をかんでいるかのようにくちばしを開いたり閉じたりします。しばらくしてから雌は雄が交尾を行なえるようにうずくまります。

      魅力的な鳥

      ダチョウの魅力は踊りだけでなく,外見そのものにもあります。背丈が約2.5㍍もあり,あらゆる鳥の中で最も大きなこの鳥には,小さな頭と大きな目,そして長いまつげがあります。目玉は非常に大きく,その直径は約5㌢もあります。まつげは,乾ききった地域のほこりや砂漠の砂あらしからその傷付きやすい目を保護する役割を果たしています。

      ダチョウには毛の生えていない1㍍ほどの細長い首があります。翼は小さいのに体重は平均109㌔もあって非常に重いため,飛ぶことはできません。しかし,筋肉の発達したももとがんじょうな足を観察すると,この鳥に対してもっと敬意を抱くようになるでしょう。そのももや足のおかげで,ダチョウは時速約72㌔という,馬よりも速い速度で走ることができるのです。それで,聖書がダチョウは「馬をも,その乗り手をもあざける」と述べているのは,理由のないことではありません。―ヨブ 39:18,口。

      ダチョウの大きな魅力は羽毛にあります。翼や尾に生えているその華やかな羽は長さが76㌢,幅が38㌢もあります。ダチョウの羽は古代エジプト人に尊ばれ,また中世の騎士やヨーロッパの王族たちの身に着けられ,アフリカのしゅう長や戦士たちの身を飾り立てるのに幾世紀もの間使われてきました。今日でもこの優雅な羽毛は,舞台に出る踊り子だけでなく,香港<ホンコン>からリオデジャネイロに至るまで世界各地の女性からとても珍重されています。

      本能によって交尾を促されると,雄鳥の気持ちはすぐに“巣”作りに向けられます。もっともそれを“巣”と呼べるならばの話ですが。それは幼稚な作りのものです。雄鳥は四方をはっきり見渡せる場所を選び,力強い足で狂ったように地面の土をほぐします。それから胸の部分で浅いくぼみを掘り,それが巣になるのです。

      その特徴についてはどうか

      ダチョウは,特にその生息地においてどう猛な性質を示します。とりわけ繁殖期になると,雄鳥はちょっとした事柄でけんかをします。そのける力はすさまじいものです。人間に刺激されると,機会さえあれば足でその人に一撃を加えて,胸や腹を引き裂いてしまうことがあります。

      雄鳥は,闘争的な気分になっていると,ひどく向こう見ずになることがあります。その点についてはこのような話があります。全速力で斜面を下って来る列車を一羽の雄のダチョウが見付けました。ダチョウはこの敵と闘うために線路に上り,前へ進み始めたのです。機関車が近付いて来たときそのダチョウは機関車をけ飛ばしましたが,あわれなことにそれが最後の一けりとなりました。

      この鳥は非常にけんか好きですが,突っ込んで来るダチョウをたじろがせるものが一つあります。それはとげのある枝です。その傷付きやすい大きな目が長くてとがったとげで引っ掛けられるのを恐れて,ダチョウはしりごみし近付こうとしなくなるのです。ダチョウの飼育を行なう農夫はしばしばとげのある枝を使ってこの鳥を扱います。

      産卵が始まると,雄鳥と一羽あるいは数羽の雌鳥(特に野生のダチョウは多婚性のものが多い)は代わる代わる卵を暖めます。羽毛のくすんだ色が周囲の環境によく溶け込んでいる雌鳥は“昼勤”,羽毛の黒い雄鳥は“夜勤”を務めます。創造者はカムフラージュのために何と見事な羽毛をこれらの鳥に備えられたのでしょう。

      成鳥には敵が現われたとき,死んだ振りをしたりけがをした振りをして巣から敵を追い払う習性があります。ダチョウは足にけがをしている振りをしたり,哀れっぽくよろよろ歩いて見せたりすることもあれば,敵がだまされるほど静かに死んだ振りをして横たわっていることもあります。巣

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