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  • 落し穴を避けなさい
    ものみの塔 1961 | 12月1日
    • の頭にふりかかるでしょう。しかし,あらかじめ告げられていたごとく,そして事実によって十分に証明されているごとく,いま全世界に宣明されている御国の音信の中に「正しい羊飼」の声を認める羊のような柔和な人々もたくさんいます。彼らは幾千という数で,エホバの証者の新しい世の社会に加わっています。―マタイ 24:14。コリント後 4:4。ヨハネ 10:14-16。

      13 私たちに加わる者たちは,なぜ多くの援助を必要としますか。この必要はどのようにみたされますか。

      13 御国の音信はすべての民に宣べ伝えられて行かねばなりません。しかしまた,私たちには,真理を知りはじめた新しい人々を助けるという特別な責任が課せられています。それらの人々の中で,以前に聖書のことを良く知っていた人は,まずいません。反対が起きていろいろの問題に直面するとき,彼らをみちびいて平衡の取れた見方を持たせるだけの知識とか経験が彼らにはありません。彼らは立場を保つために,あらゆる面における援助を多く必要とします。エホバの制度内で責任の地位についている者たち,マタイ伝 24章45-47節で「忠実にしてさとい奴隷」級と言われている者たちは,たしかにそのことを認識します。そして,制度全部がこれらの「若い小羊」「小さな羊」を援助していると言うのは正しいことです。しかし,これらの者たちだけが,特に援助を必要とするのですか。―ヨハネ 21:15-17。

      14 なぜ会衆内の者を過信してはなりませんか。

      14 イエスが「よく注意していなさい」と言われたとき,彼の言葉が成就する時に地上にいるすべての弟子たちに留意しておられたにちがいありません。その見地に立つと,彼の言葉はすべてに適用します。幾年か真理の中にいて,証言のわざを活発に行ない,円熟している人を大丈夫と過信するかたむきがエホバの証者の会衆内のある僕たちの中に見られます。そう見られる人々は円熟しているかも知れません。しかし,時おりびっくりさせられることは,そのような愛する兄弟姉妹が立場を楽に保っているという風に結論するなら,その結論が残念ながら間ちがっているときもあるのです。彼らは長い経歴を持っているので,また真理に浅い人たちを失望させないため,自分たちの問題をすぐには語らないかも知れません。しかし,彼らも肉の人間であり,分限というものがあり,矯正を必要とする特定な傾向を持っています。彼らだけが知っていて,他の者にはまったく分からないかも知れませんが,彼らは心の戦いを数多く経験することでしょう。それで,会衆内のすべての者に対して,真実の興味と関心を示さねばなりません。彼らを訪問することは必要です。特になんらかの理由で,以前ほど会衆の集会や活動に参加していないなら,ぜひ訪問するべきです。忘れてはなりません。サタンは特に「女の残りの子ら,すなわち,神の戒めを守り,イエスのあかしを持っている者たち」に怒りをいだいているのです。―黙示 12:17,新口。

      15 パウロは落し穴をどのように警戒するように警告していますか。

      15 立場を保とうとつとめるすべての者の益をはかり,みちびきをあたえるとき,ヘブル人に宛てて送った手紙の中でパウロの使用している立派な言葉を思いおこします。彼はその手紙の中でこの主題に特に留意していたように見えます。エホバがキリスト・イエスに与えたすぐれた地位を述べて後に,彼は「聞かされていることを,いっそう強く心に留めねばならない」とさとしています。「そうでないと,おし流されてしまう」。イスラエルの一世代は神の御前に立つ地位を失い,神は彼らに「いきどおり」を感ぜられたと,パウロは示しました。そして,私たちも「不信仰な悪い心をいだいて,生ける神から離れ去る」かも知れぬゆえ,良く注意するようにと,彼はさとしています。後になって,彼はすでに「苦しい大きな戦いによく耐えた」者たちに,こう述べています,「だから,あなたがたは自分の持っている確信を放棄してはいけない。その確信には大きな報いが伴っているのである」。そして,彼はイスラエル人の経験について述べながら,「天から告げ示すかたを退ける」ときの悲しい結果について述べています。最後に,イエス・キリストは「きのうも,きょうも,いつまでも変ることがない」ので,その立場を保っていると告げて後,彼は次のように警告しています,「さまざまな違った教によって,迷わされてはならない。……恵みによって,心を強くするがよい」。これらは気をつけるのに値するだけの大きな価値を持つ言葉です。それらの言葉によって,私たちは自分自身を強めるべきであります。徐々におし流されてはなりません。あるいは信仰に欠けるため生ける神から離れたり,神の言葉に耳を傾けるのをやめてはなりません。真理を自由に話すことをやめてはなりません。あるいは真理に反するちがった教えに迷わされてはなりません。―ヘブル 2:1; 3:10-12; 10:32,35; 12:25; 13:8,9,新口。

      16 払たちが立場を保つための助けとして,どんな積極的なさとしの言葉が与えられていますか。

      16 パウロは積極的な,建設的な面から,家 ― 御子キリスト・イエスがそのかしら ― の者である私たちに,こうさとしています,「望みの確信と誇とを最後までしっかりと持ち続け」なさい。「最初の確信を,最後までしっかりと持ち続け」なさい。彼は「神の家を治める大いなる祭司」イエスを通して設けられた恵みにみちるご準備を告げて後に,こう述べています,「約束をして下さったのは忠実なかたであるから,わたしたちの告白する望みを,動くことなくしっかりと持ち続け……」。私たちは「信仰を捨てて滅びる者ではなく,信仰に立って,いのちを得る者である」と彼は確信しています。最後に,私たちの仕える御国は,「震われない」と正しく述べてのち,彼は神の御子の前で立場を保つために肝要な態度と行動を美しく要約しています,「感謝しつつ,恐れかしこみ,神に喜ばれるように,仕えていこう」。―ヘブル 3:6,14; 10:21,23,39; 12:28,新口。

  • トルコで忠実を保つ
    ものみの塔 1961 | 12月1日
    • トルコで忠実を保つ

      トルコの兄弟たちは,1960年2月に,わざに対して強い反対がおきた時,少しも恐れませんでした。その時,協会の大部分の文書は発行を禁示されました。その主張や宣言とは反対に,政権を獲得した新政府は,自由を回復しどころか,聖書の輸入や配布を禁止することまでして自由を踏みにじりました。トルコのエホバの証者は,人々が神の御言葉を理解するのを助けるために使う「新世訳聖書」を輸入することができませんでした。こうしたむずかしい状態の中にあっても,兄弟ちは,相かわらず神の御言葉を伝道し,御国の音信を伝え,伝統や宗教的偽善からのがれ出ることを望む人々を援助しつづけてきました。トルコのエホバの証者の経験をいくつかここにかかげることは大きな喜びです。これは支部のしもべの寄せた報告です。

      ギリシャ正教会の管理人の息子が,エホバの証者として活発に活動をしているということを知ったギリシャ正教会の司祭は,父親の仕事も家も取りあげてしまうとおどしました。激しい試みの時がこの少年に始まりました。司祭は話をするためにその少年を訪れました。しかし,少年が聖書について話しはじめるやいなや司祭は,「いや,いや,私は聖書の話を聞いたりしたりしたいのではない」と叫びました。少年は,ギリシャの学校から追い出してしまうと司祭におどされたのです。しかし,何ものも私たちの兄弟の信仰をゆるがすことはできませんでした。彼は父親に,お父さんの仕事や家に影響が及ばないように,真理を捨てるよりもむしろ家を出て行くと告げました。

      彼は忠実を保ちましたが,それだけでなく,その模範が励ましとなって他の者も彼にならいました。その兄弟は学校の友だちにも伝道していましたが,そのうちのひとりがふかい興味を示したのでふたりは一緒に聖書の勉強をしました。ほどなくしてその友だちも伝道を始めました。この兄弟に問題が起きていることをきいた友だちは,「ぼくにこういう問題が起きなかったのは残念だ」と言いましたが,それから3日後,同じ問題が彼の身にふりかかってきました。しかしその友だちもやはり真理をかたく守りました。家族は,なんとかして彼を真理から引き離そうとあらゆる手を使いました。ギリシャ正教徒のおじは,聖書の勉強を止めて,売春婦たちとあそびなさいといってお金を与えようとさえしました。しかし少年は,自分がその中で育てられてきた宗教が不潔であるもう一つの証拠を見せつけられて,まえよりも強く真理から離れることを拒絶しました。―1961年のエホバの証者の年鑑より

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