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霊的なパラダイスへの「神聖さの道」世の苦難からの人間の救いは近い!
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彼らにとって喜びではありませんか。確かに,油そそがれた残りの者と「大群衆」の双方に関して,「定めなき時にまで及び喜びが彼らの頭上に臨む」と言えるでしょう。(イザヤ 35:10,新)地球は今日の利己的な人間のもたらす破壊的なものによってますます汚染されていますが,神により祝福された残りの者とその愛すべき仲間の「大群衆」の享受する霊的なパラダイスは,人を元気づける健全さを保って繁栄しています。
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霊的なパラダイスの,神を恐れる王世の苦難からの人間の救いは近い!
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10章
霊的なパラダイスの,神を恐れる王
1 今日,霊的なパラダイスに住むにふさわしい者とみなされる人たちに関して,アダムとエバがエデンから追放されたことから何を学べますか。
わたしたちの最初の二親,エバそしてアダムが不従順にも禁じられた実を食べた時,神は両人に死の宣告を下し,ふたりをエデンの園から追い出しました。楽しみのパラダイスは,その園を設けた所有者に反逆する者のための場所ではありませんでした。(創世 2:8から3:24)これはエホバ神が今日の霊的なパラダイスに住むにふさわしい者とみなす人たちに関する型となりました。
2 (イ)人は目に美しい状態の中で楽しく生活していてさえ,他の人びとの態度や行ないからどのように影響されますか。(ロ)それで,エホバはどんな分子を霊的なパラダイスから締め出しておられますか。
2 自然環境がたとえどれほどパラダイスに似ていようと,周囲の隣人が自己本位で,不法で,凶悪で,不敬虔な人びとであれば,それは住み心地の良い所でないでしょう。そのような人びとの生活は惨めで,不安で,霊性や敬虔さには不利な生活となりかねません。犯罪の増加する今日の地上の生活は,居住者が周囲を目に美しい場所にしようと努めている郊外地でさえそうなってきました。エホバ神は人類の最初のパラダイスをそうした望ましくない人間の分子に汚されないよう清く保たれました。今日,神は霊的なイスラエルの残りの者とその羊のようなクリスチャンの仲間の霊的なパラダイスを,そうした有害で破壊的な人間の分子のいない所として保っておられます。
3 (イ)霊的なパラダイスの居住者はどんな背景を持つ人びとの中から来ていますか。(ロ)従って,それらの人たちの中ではどんな変化が要求されていますか。
3 その霊的なパラダイスの居住者として認められる人たちは,霊的なイスラエルの残りの者,あるいは羊のような仲間の「大群衆」のいずれの成員かにはかかわりなく,当然のこととしてあらゆる人種,国籍,皮膚の色そして言語の人びとから取られています。(啓示 5:9,10; 7:9,10)アダムとエバの生来の子孫である彼らは,不完全さや罪深い性質を受け継いできました。また,それぞれそのもとで生まれて育てられ,道徳的影響を受けた環境に応じて,さまざまの態度や気質を培ってきました。そうした状況のもとで,神のメシアの王国に関する音信がそれらの人に届き,宣べ伝えられたのです。(マタイ 24:14)従って,タイプの点で非常な違いのある人びとが霊的なパラダイスの中で平和に,また愛をもって一緒に生活するには,まず第一にパラダイスの居住者を同質で,同じ思いや同じ気質を持つ人にする人格上の驚くべき変化が必要でしょう。そのような変化をもたらすには単なる人間的影響力以上のものを要します。何ものも抗しがたい神の霊が必要です。
4,5 (イ)そのような変化をもたらすにはどんな支配者が要るでしょうか。(ロ)その支配者は聖書のどんな預言の中で予告されていますか。使徒パウロはそれがだれであるかをどのように見分けていますか。
4 地上の霊的なパラダイスにおける生活のための人格の変化にとって極めて肝要なのは,自らもエホバ神の霊を持ち,またその霊をパラダイスに入るご自分の臣民に喜んで分け与えた支配者でしょう。パラダイスのそのような支配者は当然,パラダイスの居住者すべてがそのもとで神の意志に従って喜んで一致結束する,超人的な天的支配者でなければならないでしょう。全能の神はイザヤ書 11章1節から10節の霊感による預言の成就として,そうした天的な霊者である支配者を既に備えられました。ベツレヘムのエッサイの子,ダビデ王の繁栄した治世の三百年後に記されたその預言は,霊に満たさ
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