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  • 今日の教会はパウロをどう見ているか?
    ものみの塔 1956 | 4月1日
    • 今日の教会はパウロをどう見ているか?

      ニュージーランドの国際宗教週刊雑誌『チャレンジ』は,外国宣教委員会書記ジェー・フラビアス,フラフイヘッドより,ギリシャのコリント,独立宣教者パウロに宛てて送られた『有名な書かれざる手紙』を掲載しました。その中からの抜萃文は,次の通りです。

      『親愛なるパウロ氏。最近,我々委員会の下で働きたいという貴下の申請書を受理した。我々は,すべての申請者に腹蔵なく,あからさまに告知する方針を取つている。貴下についても十分の調査をしたが,包み隠さずに言えば,貴下が今まで善意ある宣教者として通つて来たことに,我々は驚いている。

      『アンテオケで,貴下は著名な一教派の書記であるシモン・ペテロ博士に反対し,公衆の面前でペテロ博士を叱りつけている。貴下は,アンテオケで多くの問題を惹き起したため,特別な委員会がエルサレムで開かれた。貴殿の採つたそのような行動は許すことができない。宣教者は片手間の仕事をしても良いと貴下は思われるのであろうか。貴下が天幕造りを副業にしていると報ぜられている。ピリピの教会に宛てた手紙の中で,貴下はその教会のみが貴下を支えていたと述べている。我々は,それをいぶかしく思うものである。

      『貴下が牢獄に入れられたことは,真実であろうか。兄弟たちの知らせによると,貴下は2年間カイザリヤに,拘束され,それからローマの牢獄に投ぜられたとの由である。貴下はエペソの職人の中で多くの問題を惹き起したため,「この世をくつがえす者」と言われている。宣教の際の人心撹乱は,止めてもらいたい。ダマスコの「籠に乗つて城壁の外に出た」馬鹿げた話をも,我々は非難するものである。

      『貴下の和解しようとする行が無いのに,我々は啞然としている。如才のない人が,石打ちされたり,町の外に引き出されたり,怒り立つ群衆の襲撃をうけることはない。やさしい言葉は,多くの友人を得る,ということを,貴下は疑つているのであろうか?…貴下は何処に行つても多くの問題を惹き起している。貴下はベレアの高貴な婦人たちや,エルサレムにいた貴下と同国籍の指導者たちに反対した。もし自国民とも同調できないならば,どうして外国人に奉仕することができようか。

      『貴下は,以前牧師をしていた教会に多くの手紙を書いている。その中の1通に,貴下は父の妻と同棲していた教会員を責め,教会全部の反省を促している。そして,その可愛想な若者は放逐されてしまつた。貴下は「キリストの再臨」について,語り過ぎている。テサロニケの人々に宛てて書かれた貴下の手紙の殆ど全部は,「キリスト再臨」に関するものである。今後は,もつと重要な事柄を先ず述べてもらいたい。…

      『貴下の説教は,長すぎる。ある場所では貴下が真夜中まで話しつづけたために,一人の若者は窓から転げ落ちて頸を折つてしまつた。20分以上の説教に堪えられる人は,一人もいないのである。「立つて,語つて,それから口を閉じよ」と我々は勧告する。…貴下は,最近のテモテに宛てた手紙の中で,「良い戦を戦つた」と書いている。宣教者が戦うなどということは,ふさわしくないことである。良い戦というものはない。イエスは,剣をもたらすために,この地に来たのでなく,平和をもたらすために,この地に来た。貴下は,「自分はエペソで獣と戦つた」と自慢しているが,いつたい,それは何事であるか。兄弟パウロよ私の25年にわたる経験の中で,貴下程に外国宣教委員会の要求に反する者を私は見たことがないと,遺憾ながら言わざるを得ない。』

      それで,現在のパウロような人々は,そのような委員会に奉仕していません。

  • 偶像を燃したカトリック信者
    ものみの塔 1956 | 4月1日
    • 偶像を燃したカトリック信者

      二,三年前のこと,ボラマークのクェベックの村の一巡査は,牧師に頼まれ,ヱホバの証者が家庭に配布した書物を集めていました。その中の幾冊かは,牧師のところに持つて行きましたが,しかし自分の検閲用に保管していた本もありました。妻は本を見ると,炉の中に投げこんでしまいました。巡査は,真理に興味を示した人々のところから,せつせと本を取り上げ,そして信心深いカトリックの妻は燃しつづけました。このことは,約2年ぐらいなされました。ところが,或日のこと,妻は夫の上衣のポケットの中に協会の雑誌を見つけました。妻は雑誌を読んでから,燃してしまいましたが,それは,熱心なカトリックの彼女が真理に興味を感じ始めたことを,夫に知られたくなかつたのです。ヱホバの証者が訪問したとき,巡査の妻は証者を家の中へ招じ入れました。以前は,証者たちを文字通りに追い払つていたものでした。でも,この時は『ものみの塔』の1部を求めました。巡査の夫は,妻が雑誌を読んでいるのを知り,こんどはふたりで読みました。まもなくして,夫は巡査の職を止め,彼の言葉によれば,「もつと名誉ある職」につきました。後になって,ふたりは『ものみの塔』と『目覚めよ』を予約し,他の聖書の書物をみな求めました。その家庭で聖書研究が始められて,ふたりは宗教的な偶像や,調度品をことごとく取り出して,みな燃してしまいました。ふたりは,真理を知つたことをヱホバに心から感謝しています。そして,野外奉仕に参加してその感謝の気持ちを表明し,他の人に知らせています。ふたりとも良く知られており,かつ多くの尊敬を得ているために,真理の側に立つたことは,良い証言を与える結果になりました。

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