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  • 神の支配権を行使する主要な代理者を生み出す
    ものみの塔 1973 | 2月15日
    • れました。(マタイ 20:28)使徒パウロは,イエスが「死の苦難を受」けたことについて語り,『これ神の恩恵によりて万民のために死を味ひ給わんとてなり』と述べています。またパウロは,『人なるキリスト・イエス』は『己を与えてすべての人の贖価となり給えり』とも述べています。(ヘブル 2:9。テモテ前 2:5,6)こうしてイエスは,ご自分の人間としての犠牲の生命の価値を神に差し出すことによって,全人類をあがない,彼らから要望されなくても,全人類を買い取られたのです。そういう理由から,イエスの天の王国の支配下では,「義者と不義者との復活」があります。(使行 24:15)イエス・キリストは彼らを所有されます。

      28 (イ)それで復活したイエス・キリストは,人類の救いにかんして何になりましたか。(ロ)イエス・キリストはまたどんなより偉大なものの主要な代理者として奉仕しますか。

      28 こういう方法で,神の子イエス・キリストは,神の『意志』にしたがい,全人類に対して,救いの主要な代理者となられました。ヘブル書 2章9,10節からわたしたちが理解するのはそのことです。そこにはこうしるされています。『ただみ使いよりも少しく卑くせられしイエスの,死の苦難を受くるによりて栄光と尊貴とを冠らせられ給えるを見る。これ神の恩恵によりて万民のために死を味い給わんとてなり。それ多くの子を光栄に導くに,その救いの〔主要な代理者〕を苦難によりて全うし給うは,万の物の帰するところ,万の物を造りたもうところの者にふさわしきことなり』。そして,ヘブル書 5章9,10節にはこう書かれています。『かつ全うせられたれば,すべて己に順う者のために永遠の救いの原となりて,神よりメルキゼデクの位に等しき大祭司と称えられ給えり』。このかたは,神の支配権を行使する主要な代理者として奉仕するにふさわしい者であることを証明したのです。

  • 神の支配権を行使する主要な代理者に従う
    ものみの塔 1973 | 2月15日
    • 神の支配権を行使する主要な代理者に従う

      1 (イ)今や新しい契約について言えば,割礼を受けた生来のユダヤ人の父祖たちがシナイ山のふもとで行なった決定は,なぜこれらのユダヤ人のためには役に立ちませんでしたか。(ロ)それらのユダヤ人はだれに,またどんな仕方で見習わねばなりませんでしたか。

      イエス・キリストが天のエホバ神のみまえに上り,ご自分の人間としての犠牲の貴重な価値をエホバにささげて以来,割礼を受けた生来のユダヤ人にとって,物事の事情はそれまでと同じではありませんでした。イエスのそうした行為によって,古いモーセの契約は取り消され,新しい契約が神のみ子,つまりその契約の仲介者の血をもって有効にされたのです。この新しい契約に入れられる機会は,まず生来のユダヤ人に差し伸べられました。彼らの15世紀前の父祖たちは,かつて仲介者モーセに向かって,『われわれはエホバが言われたことを,みな行ないます』と宣言しました。しかし,新しい契約についていえば,これは彼らの子孫のためには役に立ちませんでした。この,後の契約には,モーセより偉大な新しい仲介者,すなわちイエス・キリストがいました。その新しい契約に入れられるためには,この,よりすぐれた,そしてより偉大な仲介者に対して,『われわれはエホバが言われたことを,みな行ない,従順に従います』と答えなければなりませんでした。神の支配権を行使する主要な代理者,つまり仲介者であるイエス・キリストに見習って,それら生来のユダヤ人はみずからをエホバにささげねばなりませんでした。それはこの新たな,より偉大な仲介者を通して自分たちに伝えられた神の意志を行なうためでした。

      2 西暦33年のペンテコステにさいしてペテロがユダヤ人に述べたところによれば,それら生来のユダヤ人にとって事態を変えるものとなったどんなことを,神はイエスに対して行ないましたか。

      2 確かに,生来のユダヤ人にとっては新しい事態が起きていたので,彼らは個人個人そうした事態に対してみずからを調整しなければなりませんでした。クリスチャンの使徒ペテロは,西暦33年のペンテコステの祭りの日に,この点を彼らに指摘しました。それは,エホバ神が,イエス・キリストを通して,神の支配権を行使する主要な代理者の忠実な追随者に聖霊を注いだのちのことでした。ペテロは奇跡的に起きていた事がらとその理由を説明したのち,集まっていた幾千人ものユダヤ人にこう語りました。『それダビデは天に昇りしことなし,されど,みずから言う。「〔エホバ〕わが主に言い給う,我なんじの敵をなんじの足台となすまでは我が右に座せよ」と。されば,イスラエルの全家は確と知るべきなり。なんじらが〔刑柱〕に釘けしこのイエスを,神は立てて主となし,キリストとなし給えり』― 使徒 2:34-36〔新〕。

      3 (イ)シナイ山のふもとで彼らの父祖たちが答え応じた例に見られるように,それらのユダヤ人は新しい契約に入れられるのにふさわしいことをどのように示しましたか。(ロ)ペテロと他の使徒たちから,行なうべきこととして告げられたことを行なったのち,彼らが新しい契約に入れられたことを示すものとなったのは何ですか。

      3 さて,これを聞いていたそれらユダヤ人は,一連の新しい事情のもとで,『われわれはエホバが言われたことを,みな行ないます』ということをどのように宣言して,新しい契約に入れられるにふさわしいことを示しましたか。それは,ひとたび杭につけられたイエスを自分たちの主,またエホバのキリストもしくはメシヤ,また,預言者モーセによって予告され,予表された仲介者として受け入れることによって示されました。彼らに救いをもたらす道は,それ以外にはありえませんでした。それら幾千人ものユダヤ人は,ペテロの語ることを聞いて心を刺されました。それで,彼らがペテロやほかの使徒たちに,『兄弟たちよ,我ら何をなすべきか』と尋ねたとき,ペテロは,神の立てた命の主要な代理者に彼らの注意を引いてこう述べました。『なんじら悔い改めて,おのおの罪の赦しを得んためにイエス・キリストの名によりてバプテスマを受けよ。さらば聖霊の〔無償の賜物〕を受けん。この約束は汝らと汝らの子らとすべての遠き者,すなわち〔エホバ〕なる我らの神の召し給う者とに属くなり…この曲がれる代より救い出されよ』。(使行 2:37-40〔新〕)彼らが,水の浸礼を受けたのち,キリストを通して無償の賜物である神の聖霊を受けたのであれば,それは彼らが新しい契約に入れられたことを意味していました。

      4 では,それらのユダヤ人が受けた水のバプテスマは何を象徴するものでしたか。

      4 では,彼らが受けた水のバプテスマは何を象徴するものでしたか。彼らのバプテスマが『イエス・キリストの名によって』施されたものであり,それにはエホバ神に対する悔い改めが先行していたのですから,それは,神の意志を行なうため,自分自身を神にささげることを象徴するものでした。神の意志を行なうということには,イエス・キリストを,神から与えられた「主」,また神から与えられた「キリスト」もしくはメシヤとして受け入れることも含まれていました。

      5,6 (イ)彼らはだれを通して罪のゆるしを得るのですか。今や彼らがゆるしを必要としていた罪とは何ですか。(ロ)ヘブル書 9章14節によれば,彼らの罪のゆるしは,彼らに何をもたらすものとなりましたか。

      5 イエス・キリストを『主またキリスト』として受け入れなければ,彼らは自分たちの『罪のゆるし』を得ることはできませんでした。今や神がイエス・キリストを通してゆるしたそれらの罪とは,彼らがモーセの律法契約に対して犯していた罪ではありません。生来のイスラエルと結ばれたその契約は今や過去のものとなり,取り消され,約束の新しい契約が今や,よりすぐれた仲介者イエス・キリストを通して立てられていたのです。それで,彼らが神に対しで悔い改める必要のあった罪とは,おもに,神のみ子イエス・キリストを杭につけることに加わって神に対して犯した罪,および彼らの一般的な罪でした。キリストを通して罪のゆるしを神から受けることによって,彼らは正しい良心を得ることができました。その点にかんしてはこうしるされています。

      6 『まして,永遠の御霊によりきずなくして己を神にささげたまいしキリストの血は,我らの良心を死にたる行為よりきよめて,生ける神につかえしめざらんや』― ヘブル 9:14。

      7 新しい契約の条項によれば,罪に関してどんなことが約束されていましたか。それらバプテスマを受けたユダヤ人は,だれを通してその新しい契約に入れられましたか。

      7 こうして罪をゆるされ,その結果,神に対して正しい良心を得ることこそ,神が新しい契約の条項の中で約束しておられたことでした。エホバは預言者エレミヤを通して新しい契約について予告したさい,その預言の結びとして,『われ彼らの不義をゆるしその罪をまた思わざるべし』と言われました。(エレミヤ 31:31-34)何世紀ものちに使徒パウロは,キリスト教に帰依したヘブル人で,「エホバの友」と呼ばれたアブラハムの血筋上の子孫にあたる人々に手紙を書き,エレミヤの預言を引用して,こう述べました。『「我もその不義を憐れみ,この後またその罪を思いいでざるべし」と。すでに「新し」と言い給えば,初めのものを古しとし給えるなり,古びて衰えるものは,消え失せんとするなり』(ヘブル 8:12,13)そのようなわけで,悔い改めてイエス・キリストの名によってバプテスマを受け,聖霊という無償の賜物を受けた3千人のユダヤ人は当然,『よりまさった仲介者』イエス・キリストを通して新しい契約に入れられたことになります。―使行 2:41。

      8,9 後日その神殿で,ペテロはユダヤ人の注意をだれに向けさせましたか。ペテロは,それらユダヤ人が何をする必要のあることを宣言しましたか。それは彼らに何をもたらすものでしたか。

      8 そのペンテコステにおけるできごとの何日か後のこと,ペテロとヨハネはエルサレムの神殿にいました。自分たちのまわりに集まった群衆に話をしたペテロは,再び,神の支配権を行使する主要な代理者にユダヤ人の注意を引きました。ペテロはまた,彼らが悔い改めて転向し,キリストを通して神から到来する罪のゆるしのもたらす,人をさわやかにするものを求める必要のあることを指摘しました。次いでペテロはこう述べました。

      9 『アブラハム,イサク,ヤコブの神,われらの先祖の神は,そのしもべイエスに栄光あらしめ給えり。汝らこのイエスをわたし,ピラトのこれをゆるさんと定めしを,その前にて否みたり。汝らは,この霊者,義人を否みて,殺人者をゆるさんことを求め,生命の君[主要な代理者; 新]を殺したれど,神はこれを死人のうちよりよみがえらせ給えり。我らはその証人なり。…されば汝ら罪を消されんために悔い改めて心を転ぜよ。これ主のみ前より慰安の時きたり,汝らのためにあらかじめ定め給えるキリスト・イエスをつかわし給わんとてなり。…神はそのしもべをよみがえらせ,まず汝らにつかわし給えり,これ汝らおのおのを,その罪より呼びかえして祝福せんためなり』― 使行 3:13-26。

      10 その時,悔い改めたユダヤ人はひとりもバプテスマを受けませんでした。なぜですか。ペテロとヨハネは,どんな名以外にはそれに頼って救いを得られるものではないことを法廷で述べましたか。

      10 神殿のその場所にいたユダヤ人の中には悔い改めた者がだれかいたにしても,ペテロとヨハネがそのような人にバプテスマを施す取り決めを設ける以前に事態が変わりました。こうしるされています。『かれら民に語りおるとき,祭司ら・宮守頭およびサドカイ人ら近づき来たりて,その民を教え,またイエスのことを引きて死人のうちよりの復活を宣ぶるを憂い(たり)』。(使行 4:1,2)それで,ペテロとヨハネはその晩拘留され,翌日審理を受け,釈放されました。法廷に立ったふたりは,エホバ神の神聖な支配権を行使する主要な代理者の名以外には,人が頼って救いを得られるようなほかの名は天下のだれにも与えられていないことを言明しました。(使行 4:3-23)使徒たちは,そうした尊い名を持つかたにあくまでもつき従ったのです。

      11 (イ)福音宣明者ピリポはどうしてサマリヤにやってきて宣べ伝えるわざを行ないましたか。(ロ)信じたサマリヤ人はだれの名によってバプテスマを受けましたか。それで,彼らはだれの弟子になりましたか。

      11 その後,エルサレムで激しい迫害が起こり,ユダヤ人の忠実なクリスチャンであったステパノ

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