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  • 見えないかたを見ているように,確固たる態度を保ちなさい
    ものみの塔 1976 | 5月15日
    • うと,人々が真理を度々耳にすればそれだけ,永遠の命を意味する知識を取り入れる機会は増えるのです。(ヨハネ 17:3)わたしたちは,わたしたちの側のだらしなさのゆえに,だれかが勉強をして命の授与者についてさらに多くを学ぶ機会を持てない,ということがないようにしたいと思います。―エゼキエル 33:8,9。

      24 わたしたちは,人々の状態が容易ならぬものであることを知っているのですから,あわれみと同情を示すべきではないでしょうか。(マタイ 9:35-38)その状態を見るときにわたしたちは,たとえ自分に都合が悪くても,彼らがエホバについての真理を学ぶのを助けるために進んで自分の時間と努力を犠牲にする気持ちを養うべきではないでしょうか。―エフェソス 5:15-17。

      反対に直面してしっかりと立つ

      25 (イ)地球のいろいろな場所で,多くのエホバのクリスチャン証人たちはどんな経験をしてきましたか。(ロ)わたしたちはこのことからどんな影響を受けるべきですか。

      25 エホバの証人は,世界のいろいろな場所で激しい試練を受けてきました。多くの場合,そのために命を失うに至りました。わたしたちは過去わずか2,30年のうちにいかに多くのドイツ人のエホバの証人が命を失ったかを考えてみました。今でさえ,マラウィや他のアフリカの国々,また幾つかの共産国における迫害は,極めて激しいものがあります。人は反対に直面するときに,これら忠節な人々の模範から非常に大きな励ましを得ることができます。真理とその原則のために,彼らはなんと不屈な態度を堅持してきたのでしょう! 神が彼らと共におられる証拠を彼らは持っています。―エレミヤ 1:19; 15:20,21。

      26,27 (イ)過去の忠実なエホバのしもべにはどんなことが起きましたか。(ロ)わたしたちは何を予期しなければなりませんか。そしてどう反応すべきですか。

      26 過去においても,多くの忠実なエホバのしもべたちは,不当な嘲笑に耐えてきました。忠誠を保ったためにヨブがどんなにかばかにされ,あざけられ,笑い草にされたかを思い出してください。(ヨブ 12:4; 17:2)またダビデもばかにされ,あざけられました。―詩 22:7; 35:16。

      27 エレミヤも嘲笑され,笑いとあざけりの的にされました。そのために,エホバについて語ることはやめる,という決意を口に出すことさえしました。(エレミヤ 20:8,9)しかし,彼はやめませんでした。なぜやめなかったのでしょうか。なぜなら,エホバの偉大さや恵み深さを認識しており,またエホバが常に自分と共にいてくださり,自分の命をねらう者の手による死から自分を救い出してくださったことを認めていたからです。ではわたしたちも,エレミヤのように確固たる態度を保つとき同様の祝福を期待できるのではないでしょうか。現代のエホバの証人として,わたしたちは,エレミヤが生涯中そうであったように,世から憎まれていないでしょうか。本当にわたしたちは,一つの国民として迫害と非難に生き残ったことで自らを慰めることができます。エホバがご自分の民を支えてそれらの試練を通過させてくださったのだ,ということを十分に認識することができます。(エレミヤ 20:11,13)ですから,エホバの至上性を否定したり,真理に関する業を推し進める点で手をゆるめたりすることは,大変愚かで不信仰な行為と言わねばなりません。

      28 (イ)三人の忠実なヘブライ人の裁判について述べなさい。(ロ)彼らの経験とパウロの言葉からどんな教訓を得ますか。

      28 激しい試練の下にあるといっても,わたしたちの状態は,シャデラク,メシャク,アベデネゴが直面した状態ほどにむずかしいものではないでしょう。火の燃える熱い炉に投げ込まれる事態に直面した時でさえ,彼らは次のように言いました。『もし善からんには王よ 我らのつかうる我らの神我らを救うの能あり 彼その火の燃ゆる炉の中と汝の手の中より我らを救いいださん』。(ダニエル 3:17)しかしここで口をつぐむことをせず,さらにこう言いました。『たといしからざるも王よ知りたまえ 我らは汝の神々につかえずまた汝の立てたる金像を拝せじ』。(ダニエル 3:18)エホバはサタンがわたしたちに与えるどんな害をも元に戻すことがおできになる,ということを認めるなら大きな慰めを得られます。ですから,完全な状態の下における永遠の命と比べるなら,一時の苦しみが何でしょう。コリント人に対して言ったパウロの言葉は非常に慰めとなり,また問題をどう見るべきかを示しています。「患難はつかのまで軽いものですが,いよいよ重みを増す永遠の栄光をわたしたちのために生み出すからです。同時にわたしたちは,見えるものではなく,見えないものに目をとめます。見えるものは一時的ですが,見えないものは永遠だからです」― コリント第二 4:17,18。

      29,30 (イ)どんな忍耐の模範に従うべきですか。(ロ)ヨブの忠実さはわたしたちにとってどんな模範ですか。

      29 わたしたちの仲間のエホバの証人たちが圧迫され,迫害されていることは,わたしたちにとって悲しいことかもしれません。イスラエル人がファラオの手によってかこくに扱われているのを見た時,モーセにとってそれは悲しいことでした。(出エジプト 5:22,23)兄弟たちが苦しんでいるのをわたしたちは確かにかわいそうに思いますが,兄弟たちの上に降りかかる苦しみを見て恐れてはなりません。(コリント第一 12:26)万一同様の苦しみがわたしたちの上に臨んだなら,わたしたちは,わたしたちの信仰は勝利を得るという確信を抱いて,彼らの忍耐強さの模範に従うでしょう。ペテロ第一 1章6,7節には次のように述べられています。「このことをあなたがたは大いに喜んでいます。もっとも,現在しばらくの間,やむをえないことであるにしても,あなたがたはさまざまな試練によって憂え悲しんできました。でもそれは,火によって試されていながらも滅びてしまう金よりはるかに価値のある,あなたがたの信仰の試された質が,イエス・キリストの表わし示される時に,賛美と栄光と誉れのいわれとなるためなのです」。

      30 次の点を念頭に置いていることは大切です。つまり試みのもとで信仰を保つことは,サタンがうそつきであることを証明するのに役立つということです。そのすぐれた模範はヨブです。サタンは,ヨブをして『神の顔に向かって神をのろわせる』ことができると挑戦していましたが,ヨブは試練の間ずっと『忠誠を固く保ちました』。彼は真の神を敬い続けました。―ヨブ 2:4,5,9,10,新。箴 27:11も参照。

      31 わたしたちは信仰をもって何を楽しみに待つことができますか。

      31 わたしたちは信仰の目で,期待を抱いて前途を見ることができます。エホバが敵に対して勝利を得,その民を患難から救出されるところを脳裏に描くことができます。パウロはテサロニケ人に手紙を書き送り,悪行者や迫害者がどうなるか,次のように述べました。「この同じ者たちは,主のみまえから,またその力の栄光から離れて永遠の滅びという司法上の処罰を受けます」― テサロニケ第二 1:9。

      32 敵がわたしたちにどんな不利な事態をもたらそうとも,わたしたちはなぜちゅうちょすべきではありませんか。

      32 わたしたちの前に置かれた,神のことば聖書の中の模範から,わたしたちは大きな慰めを得ることができます。ですから,人々または政府の憎しみのゆえに,わたしたちにとって不利などんな事態が発展しようとも,わたしたちは,わたしたちを支えるエホバの能力に対する絶対の確信を維持することの重要さを理解できます。エホバのその能力には,エホバに忠節に奉仕するときに,エホバがわたしたちを保護してくださることも含まれます。では,輝かしい勝利の祝福にわたしたちをあずからせることのできる『見えない神を見ているように』,確固たる態度を保ち,前進しましょう。

  • ザイールおけるエホバの証人の活動
    ものみの塔 1976 | 5月15日
    • ザイールおけるエホバの証人の活動

      この国のエホバの証人は政府から認められていません。ほとんどの地方で明らかな迫害はないものの,政府の認可がないために神の民はかなりの面倒を被ってきました。大きな大会を開くことはできず,会衆の集会はしばしば土地の当局者の厳しい監視を受けており,証人たちが公に伝道するのを妨げるために脅迫が加えられます。兄弟姉妹たちは中立の立場を守るので,ある人々は職を奪われたり,殴打と投獄を経験しました。また,その子どもたちは放校処分を受けました。しかし,そうしたことがあっても,王国伝道者たちは落胆させられてはおらず,伝道活動の手をゆるめたりしませんでした。それとは反対に,1975年中ザイールでは今までにもまして大々的な証言がなされました。―「エホバの証人の1976年の年鑑」より

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