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  • 「御心が地に成るように」(その31)
    ものみの塔 1960 | 4月1日
    • ないので,ナチおよび共産主義者の北の王は,彼らを残酷に迫害しました。北の王は,彼らを『倒しました』どのように?『やいばにかかつて』死に処刑し,強烈な一般人の非難,禁令,批判の宣伝,官吏たちの焼きつくすような怒りの言葉などで『火に焼』き,牢獄,奴隷労働収容所,天幕,追放また地下監禁所に『捕』えているのです。『しばらくの間かすめられる』とは,家屋や,御国会館や大会が正しい法律の許しなしに侵入されて,聖書文書や神の御言葉そのものを没収するということです。聖所級は,神の御言葉から力を受けその救いの良いたよりを真理と正義を愛する者たちに伝道します。このことは『しばらくの間』つづきました。特にナチの総統が1933年に独裁権力をにぎつた時から始まり,ヒットラーが死んでから,共産主義者スターリンの独裁支配の時に達し,そして現在の時にいたつているのです。東部欧州のヱホバの証者のある者たちは,幾年という期間ナチの迫害を受け,それからすぐに共産主義者の圧迫を受けるようになりました。

      39 そのようにつまづき倒れることは,いつまでつづくと前もつて告げられていますか。

      39 恵みに富みたもう神は,御自分の賢明な聖所級が北の王からの迫害にも耐え忍んで切り抜けるように援助いたしました。また,他の国々で北の王の宣伝や秘密の手先などを用いて北の王がひき起すあらゆる迫害にも耐え忍んで切り抜けさせるように援助したのです。愛の御心にみちるヱホバは,御使を通して語つた御自分の言葉を成就しました,『その倒れるとき,彼らは少しの助けをえます。また多くの人が,巧言をもつて彼らにくみするでしょう。また賢い者のうちのある者は,終りの時まで,自分を練り,清め,白くするために倒れるでしよう。終りはなお定まつた時の来るまでこないからです。』(ダニエル 11:34,35,新口)この迫害は,北の王がハルマゲンドの『終りの時』に達するまでつづく,と前もつて告げられています。マゴグのゴグの役割を果す悪魔が『北の果』から最終的な全力の攻撃を加えてくるとき,その攻撃軍勢のうちに共産主議者の北の王をふくませることはたしかです。(エゼキエル 38:1-9; 39:1,2,新口)それで,その時までヱホバの聖所級は全体主義的,独裁主義的な『王』の下にあつてつまずきたおれるでしょう。

      40 しかし,彼らはどのように『すこしの助け』を得ましたか。

      40 現在まで,彼らはこのように倒れましたが,しかしたしかに『すこしの助けを得』ました。(新口)その助けとは,ナチ・ドイツ,フアシスト・イタリー,帝国日本でつくりあげられた枢軸国が敗北して,民主主義的な『地』がその『口』を開き,北のナチの王を通してサタン悪魔が吐き出した『川』を飲み乾したからです。(黙示 12:15-17)彼らが敗北したことは,北のナチの王とその同盟の支配下の国々,すなわち西ドイツ,ノルウエイ,デンマーク,オランダ,ベルギー,フランス,イタリア,フィリッピン諸島,韓国,ビルマ,シャム,インドネシア,マレー,シンガポール,ウェーキ諸島,香港,ギリシャ,でヱホバの聖所級が他の者たちと共に自由に解放される助けとなりました。しかし,ロシアの国では,自由解放はありませんでした。また,多くの国々の法廷は,ヱホバの証者に有利な判決を下し,北の王や北の王と同じ精神を持つ者たちが課す制限や圧迫を取りのぞきました。1956年6月30日から,1957年3月1日まで全世界の199の都市で開かれた大会で,合計46万2936名のヱホバの証者は,当時モスコーのソビエット連邦首相ニコライ・エイ・ブルガニンに宛てて強い決議を採決し,ロシアとシベリアで残酷な迫害を受けている幾千人という霊的な兄弟たちが自由釈放されるように懇請しました。ソビエットと政府の官僚や法廷は,このことにいささかの恩恵も援助も示しませんでした。しかし,北の王から迫害されていた者たちは大きな道徳的な支持と多くの励ましを受けることになつたのです。d

      41 しかし,いちばん大きな助けは誰から来ましたか。そして,どのように?

      41 残酷な北の王の仕打の下に倒れた聖所級をいちばん良く助けたものは,この世の終りについての預言の中でイエスがあらかじめに告げた『羊』から来ました。羊のような性質を持つこれらの善意者は,『山羊』とはちがい,ヱホバの聖所の一部であるイエスの霊的な兄弟たちに同情しました。彼らの数は1931年以来ますます増加しましたが,特に1935年以来ふえてきました。その時の8月号の『ものみの塔』は,黙示録 7章9-17節を説明し,天的な羊飼の『他の羊』に啓発と励ましを与えました。(ヨハネ 10:16)彼らは神の設立した御国の良いたよりを受け入れ,羊と山羊についてのイエスの譬話に述べられている仕方で聖所級を助けました。(マタイ 25:31-46)しかし,彼らは次のような行いによつてこの援助を最も強力にしたのです。すなわち宇宙の主権者なる神に献身して,聖所級と共に集まり,彼らと共に神の御国の良いたよりを公に野外で伝道し,さらに他の『羊』を集めることです。彼らは聖所級と共に崇拝し,共に証言し,そして北の王と南の王から苦難を受けても,死にいたるまで忠実に耐えしのびます。

      42 どのように多くの人々は,あざむきのお世辞で『彼らにくみ』しますか。

      42 しかし,『彼らにくみする』多くの人々は,心から誠実な動機をもつて参加せず,利己的な理由の故にへつらいの言葉を語り,なめらかな行いでくわわるだけです。そのような者のある者たちは,北の王の間蝶であると判明しました。他の者たちは,ヱホバの証者について賞賛の言葉を述べますが,ヱホバに崇拝と奉仕をささげようとはしないのです。多くの人々はヱホバの証者が忠節と忠実を保つて節義を守ることに感嘆し,ほめ言葉を言います。しかし,ヱホバに献身して,活潑に伝道するヱホバの証者になろうとはしません。この事実は,次のことを明白に示します。すなわち『他の羊』と称する者たち,またははしばらくの間ヱホバの証者から聖書教育を受ける人々は,はたして真の神に心からの献身をしているかどうかを験されていることになります。それらの人々は,被造物をへつらうべきでなく,むしろ創造者をよろこばすようにつとめるべきです。―ガラテヤ 1:10。

      43 賢い者のある者たちが『つまづく』のを許したもうヱホバの目的は何ですか。賢い者たちは,何をしようと決意していますか。

      43 救いをもたらす神は,証者たちにこのような迫害のふりかかることを許しました。それは,神を求めて神を愛すると称する者たちを試みるためです。迫害者や圧迫者からの火のごとき試練により,ヱホバは彼の民と称する者たちを精練します。その目的は,価値のない滓のような者たちを暴露して取りのぞいてしまい,清純で貴重な金属のような者たちを表明して清め,そして保持するためです。愛の心からヱホバに献身の誓を果すこれらの真実の者たちによつて,ヱホバは彼らが選んだ至上者であると御自身を立証します。そのわけで,ヱホバは幾千人という御自分の賢い証者たちが迫害を受けてつまづき,殉教者の死を遂げることすら許したのです。それは,生き残る証者たちの質を精練し,また終りまで耐えしのんで救われようとしない者たちを排斥するためです。(マタイ 24:9-13)北の王と,その仲間の迫害者たちが悲惨な最後に達するまで,宇宙主権についての最高論争を深く認識するヱホバの賢い者たちは,迫害による精練と清めを受けることを覚悟しています。彼らの受ける報いには終りがありません。しかし,『定められた時』になると,敵である迫害者たちは終つてしまいます。

  • 『ものみの塔』の研究
    ものみの塔 1960 | 4月1日
    • 『ものみの塔』の研究

      5月8日: 証者をつくる技術のすぐれた教訓 124頁。

      5月15日: 『わたしの弟子と証明せよ』 128頁。

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