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支部の手紙王国宣教 1976 | 1月
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支部の手紙
王国伝道者のみなさん:
マラウィのわたしたちの兄弟たちは今,第二のシベリア,第二のナチ強制収容所,第二のローマの闘技場を経験しているのです。1972年12月8日号のタイム誌が「中央アフリカ,マラウィ長老派教会の強固な一長老,H・カムズ・バンダ博士」と述べているその人はエホバの証人に対する自分の憎しみを再び示しています。なぜですか。なぜならこれらクリスチャンがバンダの写真と署名の付せられた政党カードを所持することを拒んだからです。これは対決の場となりました。バンダは彼らが自分の追随者となるようあくまでも主張し,エホバの証人は妥協することなく神の王国を支持することを決意しているのです。
モザンビクに住んでいたマラウィからのエホバの証人は,モザンビクの新しい独裁政府を支持して『フレリモ万歳』と叫ぶことを拒んでいるので,その国から追われています。マラウィに強制送還され,約4,800人が再びザンビアに逃れました。しかし,10月22日にこれら兄弟たちは再び本国へ送還されたことをわたしたちは知りました。
それで3万人以上の人々がマラウィに帰りました。彼らは苦しめられ残忍に迫害されました。何百人もの人々が裸にされ,ひどく打たれ,それからいたいかゆみを生じさせる木の実を傷口の中にすり込まれました。わたしたちの姉妹たちは悪魔のように強姦されています。何という極悪非道な行為でしょう。
一番最近に生じた事として,警官はエホバの証人たちを囲んでおり彼らを隔離収容所に閉じこめました。これは第二のシベリア,第二のナチ強制収容所です。子供たちは母親から引き離され,迫害者は子供たちをキリスト・イエスに追随する者よりも,人間に従うものに訓練できると考えています。
これは全世界に知らされるべき事柄です。わたしたちはいままでの所,何も新聞でこのことにつき読んでいません。しかし2月22日号の「目ざめよ!」誌は事の全ぼうを掲載するでしょう。
わたしたちは何を行なえるでしょうか。各会衆の長老は,もしできれば商業用便せんを持っている有能な兄弟5人を選んで,下記の住所あてに手紙を書くようにしてください。「His Excellency the Life President of Malawi Dr. H. Kamuzu Banda, Central Government Offices, Private Bag 301, Capital City, Lilongwe 3, Malawi, Central Africa」。そしてキリスト教に関する彼の見方,なぜそのような方法で人間を扱うのかということに関し2,3の質問を行なってください。そしてマラウィで生じている事柄について聞いたことを同人に知らせてください。
選ばれた5人のうち1人か2人が航空便で直ちにバンダに手紙を送ることは良いでしょう。他の人々は2月22日号の「目ざめよ!」を読むまで待ちたいと思うかもしれません。もう一つのことは,マウラィで生じていることにつき地元の新聞に記事を出してもらうことです。みなさんは「目ざめよ!」の資料に基づいてニュースの発表を書くことができるでしょう。ものみの塔協会はUP通信社や他の通信社に詳細を提供しました。わたしたちは全世界の新聞に事実が載せられるよう希望しています。
さらに何を行なえますか。「目ざめよ!」誌を配布することによりこれを一般に広く知らせましょう。またわたしたちの初期のクリスチャン兄弟がローマの闘技場でライオンに投げ与えられた時,仲間の兄弟たちが祈った通り,このことを祈りによってエホバに申し上げてください。わたしたちはみな勇気を出し,神が地上のしもべたちに神の政府による解放をもたらされるまで王国の良いたよりを伝道しつづけましょう。
日本支部で働く,みなさんの兄弟たち
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日本の野外奉仕報告: 10月王国宣教 1976 | 1月
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日本の野外奉仕報告: 10月
平均 平均 平均 平均
伝道者 時間 再訪問 研究 雑誌
特別開拓者 740 145.6 66.2 5.9 148.1
開拓者 5,259 99.5 40.6 3.6 82.7
一時開拓者 2,989 84.9 32.0 2.2 61.5
伝道者 25,240 18.4 7.6 0.9 17.0
合計 34,228 新予約: 43,118
新しく献身してバプテスマを受けた人: 453
昨年の平均に対する伝道者の増加: 13%
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エホバの日は近い!王国宣教 1976 | 1月
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エホバの日は近い!
1 使徒ペテロはエホバの「日」が確かに来ることを強調しました。それが実際いつ来るかにかかわりなく,それは考慮に入れておくべき事柄でした。それでペテロはこう言いました。「エホバの日の臨在を待ち,それをしっかりと思いに留める者となるべきではありませんか」。(ペテロ第二 3:12)今日,わたしたちは約1,900年後に生きていますが,それはエホバの日がそれだけ近くなったことを意味するものです。わたしたちは,エホバの日が今まさに目前に迫っていることを認識し,霊的に目を大きく見開いていなければなりません。
2 わたしたちは人々の命に関心を抱いているので,エホバの日の臨在が切迫していることに人々を目ざめさせ,できるかぎりすべての人に緊急に警告するのは大切です。このすばらしい業を行なうのに,「ものみの塔」誌は何と優れた助けでしょう。今日に至るまで過去97年間,「ものみの塔」誌は人々に自分が生きている時代に用心を怠らないよう,命を救う音信を伝えるのに用いられました。2週間に1度,995万冊以上が,現在78の言語で,全世界の人々の手に渡されています。1月から再び「ものみの塔」誌を強調できるのは喜びです。ほとんどの人々は「目ざめよ!」が「ものみの塔」の姉妹誌であることを知っていますから,小冊子と見本の雑誌を添えて両方の予約を2,000円の寄付で勧めてみてはいかがですか。
3 個々の雑誌を配布することによっても多くの良い結果がもたらされています。1月に使用する号は両誌とも優れたものです。「ものみの塔」1月1日号は「神の主権の下に置かれる,一つの世界,一つの政府」と題するもので夏の地域大会でなされた公開講演を際立たせています。「目ざめよ!」1月8日号は「現代の生活に役立つ健全な導き」と題するものです。1月15日号の「ものみの塔」も王国に関するイエスの興味深い例えや,わたしたちすべてが知りたいと願っている他の興味深い情報が載せられています。1月22日号の「目ざめよ!」は現代の人々が経験している問題を取り上げた「緊張 ― どうしたらよいですか」と題するものです。これらの雑誌を人々に配布できれば多くの良い結果がもたらされるでしょう。
4 10月の奉仕も大層良いものであったことをお知らせできるのは喜びです。伝道者合計は3万4,228人の最高数でした。正規開拓者も5,259人で最高数です。伝道者数がこのように毎月最高数を続けているのは,新しい奉仕者が産出されていることに加え,すでに奉仕しておられる方々が定期的に奉仕し,報告しておられるからです。わたしたちは引き続きみなさんが定期的な奉仕を行なっておいでになるようお勧めします。
5 10月の予約活動で4万3,118の予約が報告されました。これは昨年10月の予約の最高数5万7,144には及びませんでしたが,予約の代金が1,000円になってから最高のものでした。1月からの「ものみの塔」予約運動ではさらによい奉仕が期待されています。この「王国奉仕」8ページの提案を十分活用していただきたいと思っています。
6 エホバの組織は,多くの方法で,またいろいろな出版物を用いて,人々にエホバの日の近いことを警告し,人々が神の王国の良いたよりを認識するよう助けるべく努力しています。しかし普通,個人的に注意を向けたり教えたりすることが必要とされます。そのために予約が提供された時,小冊子が配布されるのです。提供する小冊子の中に,家庭聖書研究を始めるのに適している「見よ!」や「良いたより」の小冊子を含めるようにしましょう。これら小冊子の一つを研究に用いれば,研究のために外に何かを提供する必要を感ずることなく,家の人にエホバのすばらしい御目的に関する見識を与えることができます。
7 エホバは確かに驚くほどの拡大をもってご自分の民の努力を祝福しておられます。そしてわたしたちはその祝福にあずかれることを喜んでいます。わたしたちがこれからも『エホバの日の臨在をしっかりと思いに留める』時,これからの月々もエホバがわたしたちの業を祝福されますように。
[1ページの拡大文]
生きた信仰のあることを業によって証明する
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あなたの奉仕会王国宣教 1976 | 1月
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あなたの奉仕会
1月4日に始まる週
10分: 3番の歌。開会,聖句と注解。
20分: 「エホバの日は近い!」。質問と答え。予約を得た伝道者の経験を聴き,模範となる予約提供の実演を含める。「提案されている話し方」にみなの注意を引く。
15分: 「神の政府がまもなく全面的に支配するということはどうしてわかりますか」。1976年1月1日号「ものみの塔」の記事からの話。兄弟たちが野外奉仕で用いられるような点を強調する,励みある話。
15分: 閉会のことば。会計の報告を含める。1月15日の休日の特別活動の計画を発表する。定期的な奉仕を励ます。116番の歌。
1月11日に始まる週
15分: 49番の歌。開会のことばは,「だれが本当にとがめられるところのない人ですか」の記事の資料を基にした話で,幾らか聴衆が参加するようにする。幾つかの聖句を読んでもらう。築き上げるものとする。
20分: 滑らかな意思の伝達。(箴 15:22)長老たち,奉仕のしもべたちの間でまたクリスチャン家族の中で滑らかな意思の伝達を保つことの益と重要性を分析しながら,聴衆と自由な討議を行なう。司会者はその土地の必要が際立ったものとなることを確認するために付加的な質問を用いる。(「も」74年497-503,506,636-638ページ;「目」72年11/8 3,4ページ)この部分を扱う長老は前もって他の長老たちから会衆の必要に関し意見を尋ねておくのは有益で,自分が発展させたいと思う事柄をはっきり思いに留めておくべきである。長老たちの間での意思の伝達は,いつの日か長老の資格を備える人の観点から考慮できる。そうすれば彼らが長老になる前になぜそれが重要であるのか認識することができる。
家族の中ではだれが意思の伝達を必要としているか。(父親,母親,子供たち。特に個々に取り上げ,なぜ,どのように,どんなことを慎み,どのように改善できるか尋ねる。)
伝道者たちと長老たちとの間の意思の伝達をどのように改善できるか。もしだれかが長老たちに近づくのを恐れているなら,これはどのように克服できるか。どんなことを伝道者たちは長老に連絡したら良いか。(王国会館に関係して注意が必要とみなされる事柄,または道徳的な汚れなど注意が必要とされる事柄など)なぜ。長老は会衆に何を告げるべきか。(内密な事柄ではなく,会衆の進歩,その地方での業の進歩,王国会館の建築や改修工事など)なぜ長老たちの間で,また長老と奉仕のしもべたちとの間で意思の伝達が必要か。(箴 13:10)彼らの間で連絡が欠けているとどんなことが生じるか,そしてすぐれた連絡が保たれているならどんな結果が生じるであろうか。司会者はすべての人が自由に意思を伝達するようにし,エホバの霊がさまたげなく働くよう励ます。―マタイ 18:20。
15分: 「野外奉仕に参加する」。会衆が野外奉仕において行なっている事柄の討議から始める。すべての人が示している努力をほめる。もし注意が必要とされている分野があるならば,それらについて言及する。それから聴衆の参加によって記事を扱う。節を読む時間を取る。
10分: 閉会のことば。質問箱を含める。8ページ下の標語に注目し,奉仕を計画することの大切さを強調する。28番の歌。
1月18日に始まる週
15分: 29番の歌。暖かく歓迎する。なぜ毎週奉仕会をするのか簡潔に述べる。(「組織」の本,95ページ,1節)それから新しい人々に注意を向けて,次の点を取り上げる。この集会に出席しているほとんどの人はエホバの証人である。かなりの人々はまだ証人でない。しかしみなさんは集会に来ており,わたしたちはみなさんが出席していることをうれしく思っている。みなさんはわたしたちの集会の計画を知っておられる,しかし外にもみなさんが知りたいと思う事柄があるかもしれない。(1)もし自分の家族または友人に与えるために,余分の雑誌が必要であればどうしたら良いか。どうするかを説明する。(2)文書の係にどんな文書が在庫しているか知りたいと思っているかもしれない。歌の本,聖書,「確かめよ」などにつき述べる。(これら出版物の価格につき簡単に述べる。)(3)王国会館の図書棚とそれらの書籍の使用に関する取り決めを告げる。(4)長老たちを含む,円熟した伝道者たちから得られる霊的な援助について注解する。
25分: 支部からの手紙。二人の長老たちによる討議。
20分: 閉会のことば。司会できる聖書研究を見いだす可能性を討議する。多くの人は聖書研究を司会したいと思っているが,まだ見いだすに至っていない。他の人は自分が果たして司会できるかどうか,いぶかっている。会衆内で聖書研究を司会している人に,どのようにして研究を始めることができるようになったか簡潔に意見を述べてもらう。(前もって準備しておく。幾度も幾度も繰り返し再訪問を行なう必要を例示するため,友人,仕事仲間,学校の友達に研究を勧めて良い結果を得たことを示すため,そしてまだ信者となっていない家族の成員や親せきの者に親切に研究を勧める益を示すため,変化に富んだものを捜す。)家庭聖書研究がわたしたちの宣教でなぜ大切か聴衆に尋ねる。研究を司会することから来る喜びを強調する。(テサロニケ第一 2:19,20)必要とされる「発表」を何でも含める。82番の歌。
1月25日に始まる週
15分: 2番の歌。神権的な関心事に関するニュース。イエスは,ご自分の目に見えない臨在の時をしるし付ける出来事を述べ,わたしたちの周りで生じる事柄に機敏であるようわたしたちを励まされた。「世界展望」か「ニュースの内面を見る」から最新の出来事でマタイ 24章またはテモテ第二 3章1-5節の成就を例示する幾つかの項目を引用する。
10分: 「エホバは,わたしたちが塵であることを覚えておられる」。1975年12月1日号「ものみの塔」の記事に基づく話。
20分: 「良いたよりを伝える ― あなたは予約を得ることに成功しておられますか」。一群の奉仕者が予約運動を一緒に準備する。記事の提案を教訓的に扱う。
15分: 閉会のことば。新しく交わり始めた方々や新しい伝道者のために,野外奉仕の報告の仕方を話し合う。以下の点を聴衆に尋ねる。だれが報告を提出するか。どこで報告用紙を得るか。何を書籍の配布として報告するか。「時間」には何を含めることができるか。「再訪問」には。研究はどのように報告するか。なぜ報告用紙を提出するか。毎月月末に必ず報告を出し,長老たちの働きに協力することの大切さを思い出させる。32番の歌。
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