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  • 聖書は自然の障害にもめげず存続する
    目ざめよ! 1980 | 1月8日
    • をはせることができるでしょう。そういうわけで,西暦の最初の数世紀間,聖書に収められていた音信は本当に生きており,多くの崇拝者の心の中で,確かに「働いて」いました。しかし,そのような穏やかな状況は長続きしませんでした。そのことについて調べてみることにしましょう。

  • 聖書 ― 猛攻撃を加えられた本
    目ざめよ! 1980 | 1月8日
    • 聖書 ― 猛攻撃を加えられた本

      本を抹殺するにはどうしたらよいでしょうか。それには幾つかの方法があります。例を取って考えてみましょう。グラス一杯の真水を損なうにはどうしたらよいでしょうか。考えられる方法は,(1)石でそのグラスを壊す,あるいは(2)ただ泥や他の不純物をその水に加えて,中味を変えてしまう,の二つです。

      聖書も同様の両面攻撃によって致命的な攻撃を加えられる危機に面しました。この書物そのものに対する激しい攻撃と同時に,聖書の音信を変え,その内容に手を加える試みがなされたのです。どちらの試みも,もし成功すれば,この本を役に立たないものにし,ご自分のみ言葉を保存する能力が神にはないことを示す結果になります。

      でもなぜ?

      聖書がそれほど激しい反対に遭うとは実に奇妙なことだと思われるかもしれません。聖書は高い道徳や愛を教えているのに,どうしてそれを抹殺したいと思うのでしょうか。また,聖書に対して最も激しい怒りを爆発させるのが,それを大切にすると主張する人々である場合も少なくありません。あたかも,人間よりも高次の,何らかの力によって操られていたかのようにです。

      このことは聖書の示すところとぴったり一致します。邪悪な霊の被造物は聖書の中で,神のみ言葉が感謝の念の厚い人々の心に達するのを妨げるためなら何をも辞さない者であるとされています。疑いもなく,聖書を抑圧するたくらみの黒幕となっていたのは,神に敵対するこの者,すなわちサタン悪魔です。―コリント第二 4:4。

      もちろん,読者の中にはそのような結論に異議を唱える人がいることでしょう。しかし,一般大衆が聖書を用い,自分の生活においてそれを生きた力にしようとするのを妨げ,思いとどまらせるために,幾世紀にもわたって絶えることなく続けられてきた戦いを,ほかにどう説明したらよいのでしょうか。歴史上,これほど長期間,猛攻撃に遭った本はほかにありません。

      ローマ帝国での野蛮な攻撃

      クリスチャンは多年にわたってローマによって迫害されてきましたが,その聖なる書物に対する最初の攻撃は西暦303年に生じました。その年に,ディオクレティアヌス帝は,キリスト教関係の書物すべてを引き渡し,焼却するようにとの布告を出しました。それを拒めば,死刑になったのです。残念なことに,数多くの貴重な聖書写本が道端で焼かれました。しかし,中には,(アフリカの)ティアバラのフェリクスのように,聖書を引き渡そうとしなかった人もいます。フェリクスは,『聖なる書物が焼かれるくらいなら,自分が焼かれたほうがましだ』と述べました。フェリクスは自分の命を代償として支払わされました。

      ほぼ十年間というものは,聖書に対してこの蛮行の刃が向けられました。しかし,ローマ帝国は,全力を尽くしながらも,この本を抹殺することはできませんでした。数々の写本が,迫害のやむまで注意深く隠し置かれました。しかし,これは,前兆にすぎなかったのです。

      最初のクリスチャンの間で生きた本となる

      初期クリスチャンたちは,その宗教的な集会や家庭で聖書を広く用いて,それを生きたものとして保ちました。後日クリスチャンになったあるユダヤ人たちは,「日ごとに聖書を注意深く調べた」として賞賛されました。2世紀になっても,イレナエウスは,すべての人に,「聖書を勤勉に読む」ようにと強く勧めました。アレクサンドリアのクレメンスも,「食事の前に聖書の朗読をする」ようすべての人に提案しています。―使徒 17:11。テモテ第一 4:13。テモテ第二 3:15。

      すべての人は,自分用の写本を入手するよう勧められました。比較的裕福なクリスチャンは,聖書を他の人に贈ることさえありました。パンフィラスという人もそうしましたが,エウセビウスはその人について次のように語っています。

      「彼はまた,常に聖書の写しを分かち与える備えをしていた。それも,ただ読むためだけでなく,個人用として所蔵するためのものである。相手がそれを読むことに関心があると見れば,男性にだけでなく,女性にもそうした。それで,彼は贈り物にするために,たくさんの写しを用意していた」。

      ところが,時たつうちに,聖書に信仰を持つととなえる人々の生活に聖書の及ぼす影響は,有害な働きかけを受けるようになりました。

      聖書は背教のために危うく消滅しかける

      使徒パウロは,真のキリスト教からの堕落,すなわち「背教」と,自らを大いに高める,宗教的な「不法の人」の登場について予告しました。(テサロニケ第二 2:3,4)パウロは,この「不法の人」が,長老たち,つまり監督たち(「司教たち」,アメリカ標準訳)の中のある者たちから起きることを示しました。その者たちについては,「弟子たちを引き離して自分につかせようとして曲がった事がらを言う者が起こる」と,言われています。―使徒 20:28-30。

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