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お子さんにとって……あなたは一番すばらしい贈り物です目ざめよ! 1980 | 12月22日
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―「父たちよ,あなたがたの子どもをいらいらさせて気落ちさせることのないようにしなさい」。『若い婦人たちに,夫を愛し,子どもを愛すべきことを自覚させなさい』。
もし親たちが申命記 11章19節(新)の諭しに従っていたなら大人たちが自分たちに関心を払っていないと感じる子供は一人でも存在したでしょうか。―「あなた方はまた,[神聖な諸原則]をあなた方の子らに教え,家に坐るときにも,道を歩くときも,寝るときも,起きるときもそれについて語るようにしなければなりません」。
要するに,もし大人たちがマルコ 10章14,16節に示されているイエスの手本に倣ったならば,望まれても愛されてもいない子供は一人でも存在したでしょうか。―「『幼子たちをわたしのところに来させなさい。止めようとしてはなりません』……それから,子どもたちを自分の両腕にだき寄せ,その上に両手を置いて祝福しはじめられた」。
そのことに関して言えば,キリスト・イエスによってマタイ 7章12節で示された教えに全世界が従ったとしたならどうなっていたことでしょう。―「それゆえ,自分にして欲しいと思うことはみな,同じように人にもしなければなりません」。
エホバ神は人類に対するご自分の愛を示されました。『神は世を深く愛してご自分の独り子を与え,だれでも彼に信仰を働かせる者が滅ぼされないで,永遠の命を持つようにされたのです』― ヨハネ 3:16。
イエスはご自分の命を与えることによってその愛を示されました。『人の子は,仕えてもらうためにではなく,むしろ仕え,かつ自分の魂を,多くの人と引き換える贖いとして与えるために来たのです』― マタイ 20:28。
よみがえらされたイエス・キリストが天に昇られた時,彼はクリスチャン会衆に「人々の賜物」を与えました。―エフェソス 4:8。
エホバ神はご自分の独り子をお与えになりました。イエスはご自分を与えられました。イエスはまた,ご自分の会衆に仕えさせるために賜物として人々を与えました。さらに,非常に多忙でその使命は非常に重要であったにもかかわらず,子供たちのためにいつも時間を与えました。親の皆さん,与えることに関するこれらの手本に見倣ってください。お子さんたちに自分自身を与えてください。あなたの愛を示してください。あなたの時間を与えてください。「時間がなくなったんだよ」と軽々しく言わないようにしてください。もしこうした言葉をまくなら,それを刈り取ることになるでしょう。時間を作るのは肝要なことです。贈り物をする時としてこの世が定めている,1年のうちの1日だけではなく,毎日が重要なのです。
忘れないでください。あなたはお子さんに与え得る最も重要な贈り物なのです。
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他の人たちの個性を尊重する目ざめよ! 1980 | 12月22日
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他の人たちの個性を尊重する
「あなたは例外」と題する著書の中で,生化学の教授,ロジャー・J・ウイリアムズは,人間一人一人が特異な個人であることを示す様々な面を論じ,こう語っています。「人々は時として自分の個性を当たり前のものとみなす傾向があるが,他の人たちの個性に対しては盲目である。共同生活をするのであればそうした盲目の状態を続けることはできない。我々は自分の個性を表明するに当たって常識と思いやりを示さねばならない。誰であろうともし自分の個性に得意になり過ぎているなら,他の人たちもやはり高度な個性を所有するのを知ることは,彼にとって良い薬となるであろう」。
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