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  • 世界展望
  • 目ざめよ! 1970
  • 副見出し
  • 細菌戦争の放棄
  • 安いオイルはいかがですか
  • バチカン,新聞社に警告
  • 戦略軍備規制交渉
  • イタリアに離婚法案成立か
  • キリスト教世界の衰退
  • 「徐々に自殺を図る」
  • 模範にならない牧師たち
  • ワシントンの犯罪事情
  • 正直に働ける職場
  • 塩分と日射病
  • ひょうの毛皮と女性
  • 殺虫剤危難
  • 神学生の減少
  • 婦人議長
  • 徴兵拒否者を支援
  • 食用に供される動物の血
  • 世界の難民
  • 混乱か提携
目ざめよ! 1970
目70 4/8 29–31ページ

世界展望

細菌戦争の放棄

◆ 昨年11月25日,ニクソン大統領は,アメリカは細菌兵器を用いないこと,さらに,化学兵器は防衛の手段以外には使用しないことを明らかにした。大統領は,敵の攻撃に応酬する場合でさえ細菌兵器を使わないと語り,貯蔵されている細菌兵器の廃棄処分を命じた。しかし,ホワイトハウスの消息筋によると,大統領のこの命令には,ベトナムでアメリカ軍が用いてきた催涙ガスや化学脱葉剤は含まれていないそうである。

安いオイルはいかがですか

◆ イランは,毎年3億トン近いオイルを採出するがアメリカがイランから輸入している石油の量は400万バーレルにすぎない。今年になって,アメリカは,輸入の増加を検討することに同意した。理由は,イラン側がアメリカ国内の業者よりも,1バーレルにつき1ドル安い値段で輸出することを申し出ているからである。

バチカン,新聞社に警告

◆ 最近,バチカンの新聞局に証明書を申し込んだ新聞記者たちは,ローマ・カトリック教会に対して「不当な態度」を示す者はその資格証明書を失うことがある,と言い渡された。記者たちはこのことに憤慨した。バチカン消息筋の伝えるところは次のとおりである。「今日のジャーナリストは,神学者であるかのように物を書きたがり,教義に関係のある複雑な論争に巻き込まれている。こうした報道で無責任な態度をとるジャーナリストは,世界中のカトリック教徒読者の宗教的良心を害するものである」。多数のカトリック教徒の良心は,最近の教会内の多くの変革の結果,非常に敏感になっている。

戦略軍備規制交渉

◆ 昨年11月中旬,アメリカとソ連両国は,フィンランドのヘルシンキで戦略兵器を制限する会談を開始した。ソ連代表ウラジミール・S・セメノフは,ソ連政府がこの会談を「重視」している,と語り,アメリカ代表ジェラルド・C・スミスも,合意に達することができれば,両国「相互の益」となることを確信する,と語った。交渉の基本目標は,大陸間弾道ミサイル,長距離爆撃機,ABM防衛網などの戦略軍備を規制することにある。

イタリアに離婚法案成立か

◆ イタリアに,離婚法案が成立する日が来るかもしれない。イタリアでは過去91年間にわたり12回この種の法案が提出されたが,ローマ・カトリック教会の反対に会って通過をはばまれた。しかし昨年11月28日,国民議会は325票対283票の差をもって,教会の反対を押し切って離婚法案を通過させた。しかしこれが成立するには,上院の承認を得なければならない。

キリスト教世界の衰退

◆ 「キリスト教国の時代は終わった」と,世界教会協議会のユージン・C・ブレーク博が述べた。このことは,漸次減少してゆく教会員,出席者数の減少,欧米におけるその影響力の衰微にみられるとおりである。「われわれは世俗化の時代に住んでいる。教会が文化や政治を左右するという考えは,完全に過去のものとなった」と同博士は語った。また,長い間ルーテル教会で教育者の任にあった,オハイオ州スプリングフィールドのクラーレンス・C・ストートンは次のように語った。「教会に対する反抗がみられる。それは静かな反抗であり,人々は教会を去ったまま,二度と再び帰ってこない」。

「徐々に自殺を図る」

◆ ブロントン病院の胸部疾患研究所に勤務する,英国の専門医J・G・スカディング教授によると,慢性気管支炎で死亡する英国人の数は,年間3万人に上る。つまり,たいていの場合,予防できるとされているにもかかわらず,世界で死亡率の最も高い病因となっている。「気管支炎にかからないようにする方法」と題する小冊子の中で,同教授は,この病気になってからもなお喫煙を続ける人は,「徐々に自殺を図っている」と述べた。わかりやすく言えば,朝起きて,せきをする喫煙家は,皆この病気にかかっている,とスカディング教授は説明する。それは最も軽い症状であり,理想的な療法は,たばこを吸わないことと,大気汚染の少ない地方に住むことである。

模範にならない牧師たち

◆ アメリカ,カリフォルニア州公立学校教育長,マックスラファーティーは,ある記事の中で宗教における相対論者について触れ,次のように述べた。「相対論者たちは,すべての壮大なもの,神聖なもの,慰めとなるものに寄せる信仰をしなびさせてしまい,最後に残るものといえば,まったくの迷信で突然思い出したように着色され,腐ってぼろぼろになった,ちっぽけなまやかしの懐疑主義の玉に過ぎない」。この相対論の最大の支持者はだれか。これに対し,ラファーティーは,僧職者と答え,さらに次のように付け加えた。「ゆがんだ考えを持つ説教者ほど恐ろしい敵はいない。……そのような説教者は,青少年を堕落させるものとして,悪魔そのものよりさらに危険である。」

ワシントンの犯罪事情

◆ 米国の首都ワシントンは多くの問題をかかえているが,最も深刻な問題の一つは犯罪であろう。USニューズ・アンド・ワールド・リポートは,ワシントン市の犯罪事情が,「危険な様相を帯びてきた」と報じている。ニクソン大統領は,この事態を「国家的な問題」,「国の威信にかかわる事態」と評した。学校は暴力や破壊行為で混乱状態に陥っており,教師は身の安全を警察に要請している。性病はまん延し,同市のりん病患者は全国平均の7倍,梅毒患者は10倍に達している。また昨年9月30日に至る12か月間の凶悪犯罪は,5万8,662件を数えた。これは,毎日市民14人につき1件,平均160件の凶悪犯罪が起こっている計算になる。なかでも窃盗が急増しており,次に多いのが殺人である。アメリカの首都は恐怖の町と化している。

正直に働ける職場

◆ アメリカ,ノースカロライナ州のバプテスト派のある牧師が,説教壇を去って実業界にはいった。ある銀行の渉外部長になった彼は,新しい職業について,「正直な組織の中で働く機会」を得たと語った。「実業界では,しのぎを削って競争するのがたてまえである。そして,そうした競争に堂々と立ち向かう。しかし,教会内には,そうしたやりかたはない。……その代わりに不正が行わなれている」。

塩分と日射病

◆ 少量の食塩を摂取すると日射病が軽減される,と一般に信じられているが,最近の研究の結果,必ずしもそうでないことがわかった。イスラエル地方の野外で,37,8度ないし54度の炎天下に働く青少年を調べところ,日射病にかかった者の中で,塩類の錠剤を服用している青少年に極端なカリウム不足が観察された。彼らが,塩類の錠剤をやめて,カリウムを摂取したところ,問題は解消した。研究員たちの話によると,塩類を摂取すると,最初は確かに日射病の苦しみが軽減され,楽にはなるが,その過程はすぐ逆になり,その結果かえって疲労する。

ひょうの毛皮と女性

◆ 本職の猟師の話によると,ジャガー(アフリカのひょう)の密猟をやめさせ,その絶滅を防ぐ唯一の方法とは,ジャガーの毛皮を着ることを女性に遠慮していただくことぐらいであろう,ということである。その毛皮は大きいもので一枚につき,240ドル(約8万6,000円)ないし600ドル(約21万円)もの収入になる。ニューヨークでは,ジャガーの保護を求める声に同調して,その毛皮のコートを売らない,と宣言した店もある。

殺虫剤危難

◆ DDTは生命に脅威をもたらすか。この問題に関し,最近,US・ニュース・アンド・ワールド・リポートは,コーネル大学のラモント・コール博士の談話として,次のように報じた。「国連の世界保健機構は,蚊を退治するためにDDTをボルネオに送った。結果は上々であった。ところが,油虫にはききめがなく,DDTは油虫の体内に残留していった。草ぶきの小屋に生息するとかげが油虫を食べた。しかしDDTのために,とかげは動きがにぶくなった。そこで,ねこがやすやすととかげをつかまえた。しかし,ねこは死んでしまった,というわけである。ねこがいなくなってしまったので,今度はねずみがふえ,疫病の危険が生じた。さらに,とかげがいなくなったので,いも虫がさかんにふえ,そのために屋根にふいてある草が食い荒らされ,天井がへこみはじめた」。

神学生の減少

◆ 僧職を志願して,フランス系カトリック神学校に入学した学生は,1968年には810人であった。ところが1969年度の学生数は,前年とは驚くべき対照を示し,475人に減った,これは41パーセントの減少である。

婦人議長

◆ シンシア・C・ウェデル婦人は,昨年12月5日,アメリカ新教制度の最高の要職,全国教会協議会議長の席に着く最初の婦人となった。協会議の議長として向こう3年間,人種問題その他の論争で深刻な分裂に陥っている同会議を指揮していくことになった。同僚の話によれば,ウェデル婦人は,「協会議の財政をだれが管理しているか。また,だれがいつ,その資産を使う用意があるかをも知っている」ということである。

徴兵拒否者を支援

◆ ベトナム戦争に反対する,アメリカの僧職者たちが,昨年12月17日,四つの都市で一連の礼拝を計画した。その後,礼拝式の収益を,徴兵を拒否してカナダに住んでいるアメリカ人を援助するため,送ることになった。この募金運動は,ベトナムを憂慮する僧職者および一般信徒が結成したある団体によるもので,兵役を拒否する人を援助する団体がこの種の運動に関係したのは,これがはじめてといわれる。

食用に供される動物の血

◆ 昨年捨てられた動物の血は,9億720万キログラム以上と推測される。血の使用を禁ずる神の律法(レビ 17:10-14)を尊重しない人は,これを法外な浪費と呼んでいる。アメリカの二人の科学者は,動物の血を粉ミルク状にする方法を発見した。実際に粉ミルクのような味がするとのことである。その50パーセントは蛋白質である。本製品は開発されたばかりで,製品名はまだ決まっていない。一般に使用されることになれば,食品表示を注意深く読んで,避けるようにしなければならない。

世界の難民

◆ 現在,世界の難民の数は1,731万8,320人といわれ,1964年に比べると,ほとんど2倍に達している。難民は,普通「家を失った者 ― 戦争,偏狭,社会的不安の犠牲者」と,定義される。世界難民問題全国会議の報告によると,米国には105万2,088人の難民が住んでいる。世界の難民の75パーセントは,アジアとアフリカにいる。

混乱か提携

◆ ニクソン政権が対ラテン・アメリカ政策を遂行し得ない場合どうなるのか,という質問に対し,ロックフェラー・ニューヨーク知事は「大混乱が生ずるであろう」と簡潔に答えた。ラテン・アメリカ諸国は転換期を迎えた,とかれは考えている。2億5,000万人を数えるラテン・アメリカの合理的な発展か行きづまりかを決する,根本的な経済政策,さらに衛生・教育問題に真正面から立ち向かう時が来た,とロックフェラーは語った。また,米国は自国の置かれている北半球において,混乱か提携かの根本的な選択を迫られるであろう,とも語った。

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