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  • 新世社会内のあなたの立場を見出しなさい
    ものみの塔 1958 | 11月15日
    • 目は手にむかつて「お前はいらない」とは言えず,また頭は足にむかつて「お前はいらない」とも言えない。そうではなく,むしろ,からだのうちで他よりも弱く見える肢体が,かえつて必要なのであり,からだのうちで,他よりも見劣りがすると思えるところに,ものを着せていつそう見よくする……神は劣つている部分をいつそう見よくして,からだに調和をお与えになつたのである。それは,からだの中に分裂がなく,それぞれの肢体が互にいたわり合うためなのである。……みんなが使徒だろうか。みんなが預言者だろうか。みんなが教師だろうか。みんなが力あるわざを行う者だろうか。みんながいやしの賜物を持つているのだろうか。みんなが異言を語るのだろうか。みんなが異言を解くのだろうか。』― コリント前 12:20-30,新口。

      13 ヱホバの証者のあいだに設けられている青少年に対する健全にして良い立場を取るとき,彼らは又どんな責任を取らねばなりませんか。

      13 全世界に拡大しているこの新世社会内には,私たちの子供や青少年の為の場所もたくさんあります。それですから,あなた方年若い者たちよ,自分の立場を知つて,その立場を取りなさい。過去にこのことを行つた或る子供たちは,聖書に述べられています。その二,三の名前を挙げればサムエル,エレミヤ,エフタの娘,テモテ,イエスなどですが,そのような少年少女の残した良い模範に従いなさい。大きな特権に対して準備をいたしなさい。それはあなたが重い責任を遂行し得るときに課せられるでしよう。この目的の為には,個人的な研究および組織された群の研究によつて聖書の知識を採り入れなさい。その知識はあなたを賢明な者となし,救いに至らしむるものです。あなたに割り当てられた役割は,ずつと前から研究しておきなさい。そして会衆の集会には積極的な参加ができるよう準備して来なさい。熱心な研究をしたり,いろいろの種類の奉仕活動に参加することにより,霊的な知恵や理解において円熟に成長しなさい。家から家の伝道の業や毎週になされる雑誌配布に定期的に参加しなさい。興味を持つ人のところに良い再訪問をする方法や,それらの人々と家庭聖書研究を司会する方法を学びなさい。自分の両親や会衆内の監督に対して正当な尊敬を示しなさい。『なんじの若き日になんじの造り主を記えよ。』たしかにこれこそヱホバの証者内の青少年に対する立場であります。それは良い健全な立場であります。そして,ヱホバを賛えなさい! この幸福な立場を見出して,その立場を保つ賢明な青少年は,現在の悪い組織制度内の不良青少年の中にいません。―伝道之書 12:1。

      あなたの立場は開拓者奉仕?

      14,15 (イ)新世社会はまた開拓者や宣教者に対して場所を設けていますか。(ロ)開拓奉仕をした宣教者として,使徒パウロはどんな祝福と特権を楽しみましたか。

      14 全時間開拓者や宣教者が地方の会衆と交わつている場合は沢山あります。彼らもこのクリスチャン奉仕者の社会内で立場を持つています。全時間奉仕に差しつかえとなる聖書的な責務というものがありませんから,彼らは利己的な事柄を求めるよりも先ず神の御国を求めます。そして,使徒パウロのように,この世的な地位とか物質上のぜいたく品を失おうとも,それらを屑か芥あくたのように見なします。―マタイ 6:25-34。ピリピ 3:8。

      15 使徒パウロがどれ程特権に恵まれた人であつたか,一寸考えてごらんなさい。彼は異邦の諸国民につかわされた『第一番の使徒』でした。彼はローマ帝国内の広範囲にわたる地域を訪問して多くの会衆を設立しました。パウロは又他の人以上にクリスチャン・ギリシャ語聖書を多く書くという特権を持つていました。アテネでは彼は当時の最も著名な哲学者や教育家の前で証言しました。彼は又エルサレムの最高法廷,すなわちユダヤ人のサンヘドリンの前で証言しました。総督フェリックスやヘスタス,そしてアグリッパ王のような古い支配者の前において,そして遂にはローマ皇帝ネロの宮廷の前にあつて,パウロは新しい世の支配者なるキリスト・イエスについての良いたよりを伝道するという特権を持つていました。パウロは開拓者になつて部分時間奉仕から全時間奉仕に入つたとき,これらの特権や更に多くの特権と祝福を楽しんだのです。

      16 (イ)すべての人は開拓奉仕に入ることができますか。(ロ)個人的な事柄に専念して開拓奉仕の特権を失う危険について,イエスのたとえ話はどのように示していますか。

      16 今日,新世社会に入つている者たちの前には同じ機会の戸が開かれています。しかし或る人々は,子供がいるとか,扶養しなければならない者がいるとか,あるいは健康状態が弱いという理由でもつて開拓奉仕をすることはできないと感じています。別の人は,どうしても果さねばならぬ経済的な責務が重いから,開拓奉仕することは不可能であると感じます。一方,ヱホバの証者と交わつている大ぜいの人々は,神の奉仕に全く献身していると言い,そして聖書的な責務はすこしも無いにもかかわらず,いろいろな口実をかまえて開拓奉仕に伴う責任を逃れようとします。これらの人々は新世社会内の正しい立場からはずれていると言えないでしようか。それらの人々は軌道からはずれており,定まつた道から自由勝手に離れ出て,全時間開拓奉仕の制限や規則にとらわれたくないと努めているのではないでしようか。これはまつたく愚かな道,そして危険な道を採ることです。それは,イエスのたとえ話の中に出てくる人々のとつた態度に酷似しています。その人々は畠を買つたばかりだとか,牛を買つたところだとか,又は妻をめとつたばかりだからというような理由をたてにして特別な宴会に出席するのを断りました。宴会の席に招待された客にとつて,いまは正しい時ではありませんでしたか。彼らの言いわけはきわめて小さいもの,微々たるものではありませんか。言いわけを申し立てて利己的な事柄に専念していた人々に対して家人が怒りを発したのも当然です。彼らは生涯に只一度の機会を逸しました! たしかに,その特別な招待を受けるためには,個人的な事柄を止めたり,延期したり,または再び取り極めたりしてすこしの不便はまぬかれないでしよう。しかし,差しのべられた非常な特権を受け入れたならば,なんとすばらしいよろこびと祝福を持つたことでしよう!―ルカ 14:16-24。

      17 自分の宣教に対する開拓者パウロの態度は何でしたか。

      17 全時間奉仕の機会についても同じことが言えます。今日この機会は,全時間奉仕を受け入れることのできる立場の人々にさし伸べられています。開拓奉仕をすることは易しいことではありません。全時間の開拓者奉仕をする為には,個人の計画,たとえば大学教育とか特定な生涯を止めることは必要でしよう。多くの障碍や多くの反対に打ち勝たねばなりません。パウロも,開拓者としての大きな活動分野に入る為に,同様な障碍を踏みこえねばならなかつたのです。『有力な働きの門が私の為に大きく開かれているし,また敵対する者も多いからである。』とパウロは言つています。主なる神に仕えたこの全時間奉仕の僕は,次のようにも書きました,『だれが,キリストの愛から私たちを離れさせるのか。患難か,苦悩か,迫害か,飢えか,裸か,危難か,剣か。』今日パウロが地上にいるとすれば,彼は次のような言葉をつけ加えるかも知れません,「この時代の物質主義やぜいたくは,全時間奉仕を行つて神に捧げる私たちの愛の妨げとなるか」彼は積極的にまた力づよく,そのような質問全部に対して次のように答えています,『私は確信する。死も生も,天使も支配者も,現在のものも将来のものも,力あるものも,高いものも深いものも,その他どんな被造物も,私たちの主キリスト・イエスにおける神の愛から,私たちを引き離すことはできないのである。』他の『被造物』の中には,生物のことだけでなく,この現代文明にある無生のぜいたく品や無必要なものも入つているのです。パウロと同じ心構えを持つ人々は,全力をつくして神への愛を立証しようとしますから,それらのものの介入を許して神に捧げる愛が妨げられるというようなことをいたしません。―コリント前 16:9。コリント後 4:7-11。ロマ 8:35-39,新口。

      18 今日の人も,パウロの持つていたのと同じ心の平和や満足を持つことができますか。

      18 パウロはいろいろ辛いことを経験しましたが,生活における心の平和とか,満足,よろこび,そして幸福はすこしも害われなかつたのです。生活を楽にするものが多く無くても,彼の火と熱心を消したり,弱めたりしませんでした。パウロの書いたものは,熱心と楽観的な見方で溢れており,彼がキリストのごとく生活したように他の人々も彼に従えと強くすすめています。使徒としての宣教を行いつづけて行く為に,この世の仕事をすこしの時間しなければならない時でも,彼は一度たりとも不平を述べたことはありません。あなたも,パウロや他の者の楽しんだのと同様な祝福を持つことができます。しかし,それには彼らのなしたと同じように同じ奉仕の特権に入ることが条件です。

      19 新世社会内で正しい立場を見出したことをたしかめる為に,私たちは自分自身に対してどのように尋ねるべきですか。

      19 新世社会内で自分は正しい奉仕の立場を見出しているかどうかを自問いたしなさい。開拓奉仕をするのに差しつかえとなる家族の責任がありますか。もしそうなら,あなたはそのような責任を是非果さねばならぬと聖書は述べています。(テモテ前 5:8)あなたは,正しい聖書的な責務を持つておらず,開拓者奉仕の活動にみちびく大きな門を通つて中に入ることができますか。あなたは宣教者になつて外国の地に旅行し,そして伝道者の援助を必要とするところで奉仕したいと心から願い希望していますか。あなたにはその気持があり,希望はしていますが,外国の地に行つて奉仕するだけの健康に恵まれていないかも知れません。キリスト教国のどの国でも全時間奉仕者は非常に必要です。いわゆるキリスト教と言う国々も,他の世界の国々と同様にクリスチャン宣教者を必要としています。あなたと同じ言語を語る国民の中に孤立した区域はたくさんあり,その場所で開拓者を絶対に必要としているのです。あなたの属している会衆も,新世社会に群らがり入る『他の羊』を養い,訓練し,そして世話をする為に,更に多くの全時間奉仕者を必要としていることは疑いありません。種々の割り当ての働きを持つこの制度内で,あなたの正しい立場が全時間開拓者か或いは宣教者であるなら,この古い世の組織制度の心づかいとか心配を持つために,あなたの正しい立場をしめることができない,というのは全く悪いことでもあり又愚かなことでもあります。

      20 新世社会の群の中の立場を見出して保つことは,いまなぜ緊急に重要ですか。

      20 ヱホバ神は,宇宙の幾百億幾千億という星のそれぞれに対して場所を与えておられるごとく,神の制度内にいる私たち各人に対しても立場を与えておられます。ヱホバとキリスト・イエスの下にあつて,残れる者も『他の羊』の者も,任命を受けている僕であつても会衆の伝道者であつても,年を取つている者も若い者も,部分時間の奉仕者も全時間の奉仕者も ― まつたく高度に組織された新世社会内には各人のすべてに対して正しく割り当てられている正しい立場があるのです。この交わりをしている各人が,正しい立場を早く見出すことは一番大切なことです。そして又,もしハルマゲドンを生き残り,永遠の平和と幸福の中に永久に住みたいと希望するなら,次の記事の示すごとく,新世社会の群の中における自分の立場を見出してからは,その中に忠実にとどまることも極めて大切なものです。

  • 自分の立場を失わぬよう気をつけなさい
    ものみの塔 1958 | 11月15日
    • 自分の立場を失わぬよう気をつけなさい

      『しつかりした立場を持つていると考える者は,倒れないように気をつけなさい。』コリント前 10:12,新世。

      1 新世社会内で自分の立場を失う危険はありますか。

      非常に高価な真珠を見出しても,それを失わないように保存することは全く別の事柄です。アダムとエバは完全なエデンの園にいましたが,その中に永久にとどまり得るにふさわしいかどうかを証明することは別の事柄でした。前の記事の指摘したごとく,ヱホバの証者の新世社会内で自分の正しい立場を遅れずに見出して取ることは大切です。しかし,ひとたびその中に入つてからは,その貴重な立場を忠節にまた忠実に保つことは更に重要なこととなります。別の言葉で言うと,誰が真理に入るかということよりも誰が真理の中にとどまるかという方が大切なのです。なぜなら,『一度救われるならもう大丈夫』ということはないからです。使徒パウロの場合がそうです。使徒のような人が自分の立場を失うなどということは,先ず先ず考えられないものですが,それでも彼は自分の立場を失う危険はいつもあると認めていました。そのような災の起るのを避けるため,彼は次のように言いました,『自分のからだを打ちたたいて服従させるのである。そうしないと,他の人に宣べ伝えておきながら,自分は失格者になるかも知れない。』私たちは彼の警告に注意を払うべきです。―コリント前 9:27,新口。

      2 他の者の落ちこんだ陥穴のいくらかを指摘しなさい。

      2 或る予防の手段を採るなら,新世社会内の特権の立場を失わないでしよう。その予防手段の一つは,他の者の落ち入つたあやまりとか陥穴を見て避けることです。『賢き者は災を見てみずから避け,拙者はすすみて罰を受く。』(シンゲン 22:3)それですから,あなたの立場を忠実に守りなさい。悪魔サタンの悪い道に従つてはなりません。悪魔サタンは,ヱホバの制度に対する無法と反逆という悪を自分の心にいだきました。コラや,ダタンや,アビラムのなしたごとく,ヱホバの伝達の経路に対して公然と挑戦したり,またはひそかに挑戦したりしてはいけません。そうするなら地はあなたを呑み込み,新しい世で生きる人々の中にあるあなたの立場は無くなるでしよう。ヱホバのいましめにさからい,物質の分捕品を取ろうとしたアカンの罪を秘密に犯してはなりません。(テモテ前 6:9)アカンは,品物といつしょに捕えられたときに告白いたしましたが,それは遅過ぎるもので彼は神の会衆から排斥されてしまいました。アナニヤとサッピラの為したごとく,ヱホバやヱホバの任命した僕たちに対して偽りを言つてはなりません。そうすれば,彼らがその場で死んだごとく,あなたも立場を直ぐに失うでしよう。イスカリオテのユダのしたごとく,偽善者の行をしてはなりません。そして,無神論の共産主義者とか悪魔の他の手先どもと内通して,神の制度に叛いてはなりません。これらの愚かな者たちはみな神の神権制度内における自分の立場を失いました。(エゼキエル

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