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  • あなたは全地が楽園となるのを目撃しますか
    目ざめよ! 1976 | 4月22日
    • を学び,それに従って生活することを意味します。そして,温順を求めるとは,柔和で,慎み深く,素直な精神的気質を培うことを意味します。―ゼパニヤ 2:3,新。

      地を破滅させている者たちに対して神が行動を起こされる時は間近に迫っているので,自分の生活をそのように変化させるために残されている時も短くなっています。ためらうべき時ではありません。あなたに関する限り,今は「救いの日」なのです。お近くのエホバのクリスチャン証人は,いつでも喜んでご援助いたします。―コリント第二 6:2。

  • あなたが飲んでいる水
    目ざめよ! 1976 | 4月22日
    • あなたが飲んでいる水

      『飲み水は健康を増進することも体に悪いこともある。下痢を起こし,硫黄,憂い,怒りを含み,赤,黄,緑,黒,青色を帯び,脂肪を含み,濃厚また薄いことがある』。レオナルド・ダ・ビンチはかつてこう書きました。

      今日,飲用に供される水には,おそらくこのような特色はまず認められないでしょう。しかし今日においてさえ約五億の人々は飲み水のためにいつも健康を害していると言われます。その中で死ぬ人が毎年一千万人はいるかもしれません。

      意外なことに,“安全な”水を自慢する先進国でさえも,今や問題を抱えています。現代農業と工業が生み出す化学物質は,飲用水の水源にますます多く入り込んでいます。これらの化学物質は除くことが困難であり,もしかすると有害です。米国の一専門家はこの問題に関する上院の聴問会でこう述べました,「生活を便利にする物はなんでも水を汚くするようです」。

      生命を支える水

      このような問題があるにしても,水は依然として既知の物質の中で最もすばらしい,そして絶対に必要なもののひとつです。地球上に生命の存在していること自体,水が基になっています。事実,たいていの生物の主要な成分は水です。人体は「あぶなっかしく液体を詰めた,事実上,歩く水袋」と言われてきました。体重のおよそ三分の二は水であり,脳と筋肉に至っては四分の三までが水分です。

      この事から明らかなように,生命の営みに最も適するのは,水が液体として存在する狭い範囲の温度なのです。生命の存在を可能にするこのような環境は,他に宇宙のどこにも存在していないと言われています。科学者は宇宙に何百万とある,可能性を秘めた惑星について推測していますが,「水: 生命の網」と題する本は次のように驚嘆しています。

      「地球上の環境が全くいかに特異なものかをいっそう知るにつれて……たとえ何百万を数える惑星の中であろうと,地球と同じものがあるかどうかは疑わしくなってくる。……明らかにきわめて独特な一連の出来事があってはじめて,表面に液体の水を持つ惑星が生まれる」。

      体内で生命をささえる水の働きを考えると,それがいかにすばらしいものであるかが分かります。

      体内における水の働き

      生き血という言葉があるように,血はしばしば生物の命そのものと同一視されます。当然ながら血液は五分の四以上が水分です。水はその特異な性質のゆえに,この命をささえる液体の基礎としてうってつけなのです。例えば,水は他のどんな液体よりも多くの物質をその中に溶け込ますことができます。また体の細胞膜を通って自由に流動できる独特の性質があり,こうして生命に不可欠な化学物質を運んでいます。同時にそれは媒体の役目をし,細胞内での複雑な化学反応は水の中で起きます。

      このような反応は,あなたの食べる食物を燃料として“燃焼”させ,自動車のエンジンが燃料を燃やす時に熱を出すのと同じく熱を発生させます。しかしあなたの体温が常に37度を保っているのはなぜですか。水です! もし体内の水が別の液体,たとえば水銀であったとすれば,体細胞からの熱は三十倍以上も早く体温を上昇させることになるでしょう。その理由は,水はたいていの他の物質に比べると,温度の変化する際にずっと多くの熱を必要とするからです。

      しかし水は別の面でも体温を調節する働きをしています。血液の流れとなって早く循環しているために,体温は体中どこでも比較的同じに保たれ,また余分の熱は早く皮膚に移って空気中に放散されます。他方,体内の水分中に蓄えられた熱は,体の冷えた時には有り難い暖かみを手足に与えます。

      このすばらしい仕組みをもってしても,ふつう,人間の体は体内に発生した熱を思うままに早く取り去ることができる訳ではありません。そこで水の持つ別の驚くべき特性が偉力を発揮します。それは蒸発です。これはどのように助けになりますか。

      約0.5リットルの水が蒸発する時に吸収する熱は,水温が1度だけ上がる場合に比べておよそ1,100倍です。この冷却効果は,湿った膚に風を入れた時に涼しく感じるのをみても分かります。体内の水分は皮膚を通し,また呼吸により肺を通して毎日およそ1リットルが気づかないうちに蒸発しており,余分な熱の多くはこうして定期的に放出されているのです。

      しかし暑い日とか,ふだんより体を活発に動かした時など,汗腺は余計に汗を出し,その量は一日3.7リットルに及ぶこともあります。滴り落ちるよりも体表面から蒸発する汗は大量の熱を運び去ります。確かにすばらしい冷却の仕組みです。

      体が必要とする水

      水はわたしたちの存在自体の一部とさえ言えるものであり,従って体にいつも十分の水分を補給しておく事が必要です。人は食べなくても八十日もの間生きられるかもしれませんが,たいていの人の場合,水なしで生きられるのは約十日に過ぎません。体内の水分が普通の量よりごくわずか減るだけで,すぐにのどの渇きを覚えます。水分の不足がたとえ1,2パーセントでも,苦痛を感ずる事があります。5パーセントだけで皮膚はしぼみ,口と舌は干からび,幻覚が始まります。15パーセントを失うと,命にかかわるのが普通です。

      水分は体から絶えず失われています。皮膚と息を通して失われる通常の1リットルに加えて,腎臓と腸を通して更に1.5リットルかそれ以上が排せつされているかもしれません。それで通常の量は合計2.5あるいは3リットルになりますが,これに汗,さらには涙によって失われた水分を加えた量を毎日,補給して体内の水分のバランスを保たなければならない訳です。

      これは毎日3リットルの水分をとらなければならないという事ですか。汗を沢山かくというのでなければ,そういう訳ではありません。実際には必要とする水分の約三分の一は“固形”食をとることによって得られます。固形食は多くの場合,成分の大部分が水です。パンでさえも約三分の一にあたる水分を含んでいます。興味深いことに,人間の体の細胞自体,酸素(O)を使って食物中

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