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  • オーストラリアの壮大な記念物
    目ざめよ! 1972 | 8月8日
    • 美しさを持つこの山脈は,カメの形をした丸屋根とか逆立ちした円盤,またサイコロの山といった,珍しい形をしている。その上空を飛行機で飛んだある人は,非常に驚嘆し,この山脈のことを次のように描写した。「どこを見ても,とがった尾根や頂,彎曲した丸屋根や穴や割れ目,赤い丘に囲まれた穴のあいたおりがある…凸状のものもあれば凹状やほたて貝のようになったものもある。縦にまっすぐ立ったり,傾いたりもしている。深い岩壁で囲まれた水流が信じられないような迷路になんとか道を切り開いて流れている。

      これら連山のあちらこちらに散在する絵のような峡谷の中にキングズ・キャノン(王の狭谷)がある。この谷の壁は270㍍以上もそそり立っている。そのぱっくりとあいた穴は1.6㌔以上の長さに及ぶスタンドレー・キャズムも息をのむような狭谷である。この驚くべき裂け目の両壁は高さが75㍍もあるが,その間はわずか5㍍しかあいていない。赤い岩壁は非常に堅くて,金づちで削ることなどほとんど不可能である。

      太陽がこの地域全体をいろいろな角度から照らす時この作りつけの舞台は燃えあがるような感じである。しばらく前まで鈍い生気のないように思われた場所に突然さまざまな色が表われ,刻々と新しい姿に変化してゆく。夜明けには,クリーム色やピンクや赤がかすんだ青に変わり,夕暮れには,その地域は金をとかしたようになる。

      西オーストラリアには,もう一つの珍しくて壮大な石の記念物が立っている。これが有名な「ウェイブ・ロック」で,パースの東方約380㌔のハイデンの近くにある。花崗岩でできているその波状の表面は,風化作用によるもので,15㍍ほどの波がまさに砕けようとする形に削られている。

      これらすべての陸標の,広大かつ並はずれた奇観は,見る人々に感銘を与える。一訪問者はこう語った。『マクドンネルの奇怪な蜂々やオルガの高い岩山,エヤーの一本石を眺める人はだれでも魂をゆり動かされ,見てよかったと思いながら帰るに違いないとわたしは思う』。そして神を恐れる人には創造者の手のわざの見事な現れに対する押えがたい驚きと畏敬の念を抱かせる。

  • 砂漠の巨大な給水塔
    目ざめよ! 1972 | 8月8日
    • 砂漠の巨大な給水塔

      ◆ 生きた給水塔! 巨大なサグワロウサボテン(おおはしらサボテン)はまさにそれである。なぜだろう。それは,この砂漠の植物が大量の水を吸い上げ,またそれをたくわえておくからである。ご存じのように,砂漠では何か月も雨が降らない。しかしひとたび雨が降ると,サグワロウサボテンは1年あるいはそれ以上の間生き続け,実を結び,花を咲かせるのに十分の水を吸い上げる。水を十分に含んだときのこのサボテンの重さは,5トンもしくはそれ以上にもなる。

      よく調べてみると,このサボテン給水塔は砂漠を住みかとするに実に理想的にできている。砂漠の砂の中で生息するのに不都合な直根はなく,そのかわりに地表近くで主茎からあらゆる方向にのびた長い根がある。それらの根は雨が降るがはやいか,砂から水を吸い上げる。またそのひふ,すなわちろうを塗ったようななめらかな外皮には,水を含むとアコーディオンのように広がるみぞがついている。そのうえに,このろう質の水を通さない外皮の内側には,根から吸い上げた水を吸収する海綿状の物質がつまっている。

      ところで,サグワロウサボテンが折れ崩れて薪の山になるのを何が防いでいるのであろうか。創造者はこのサボテンに,ささえとなる丸いさんのようなしん,すなわち幹や枝にまで及ぶ厚さ3-5㌢の堅い皮を付与された。この皮は同時に水を海綿組織に送り込むのを助ける。

      サグワロウサボテンの大きさを見ていただきたい。あるものは15㍍以上の高さになり,直径が60㌢もある。そのあるものは樹齢200年以上になると信じられている。

      この巨大な給水塔はどこで見ることができるだろうか。アメリカ合衆国南西部にあるソノラ砂漠に行けばこれが見える。この地域では特に,サグワロウ・ナショナルモニュメントとして知られている。

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