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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1970
塔70 7/15 419–426ページ

質問 ― エホバの証人について尋ねられる事柄

エホバの証人の近年のめざましい増加は,世界中の新聞記者の注意を引くようになりました。この増加については,しばしば偏見のない記事が書かれますが,それでも,エホバの証人の信じていることを正確に伝えうるニュース記者はまれのようです。それで多くの人々は,エホバの証人がほんとうに何を信じているのか知ろうとして,直接証人に尋ねたり,ものみの塔協会に手紙で問い合わせたりします。それで,いちばんよく尋ねられる質問をいくつか取りあげ,以下それに対する答えを掲げます。

聖書に対する態度が変化しつつある今日,エホバの証人は聖書に対してどんな態度をとるか

エホバの証人は,聖書を霊感による神のことば,人類に対する神の啓示と信じます。聖書は真正で,信頼できるもの,とこしえの命に導く唯一の指導書と確信しています。聖書はエホバの証人の教科書です。エホバの証人は,必要に即した,もしくは当面の問題に適合した,原則,箴言,または例などを見つけ出すことができるようになるまで,聖書を勉強し,使用します。エホバの証人にとって聖書は創造者の本です。創造について,ご自身について,生活上の簡単で実際的な規則について,神がご自身の創造物に教えておられる本です。聖書はそれが神の啓示であることを自ら示しています。これができる本はほかにはありません。―テモテ後 3:16,17。テサロニケ前 2:13。

エホバの証人と他の教派との基本的な違いはどこにあるか

エホバの証人は聖書の言うことをほんとうに信じ,その原則に従って生きるように努力します。他の教派も神のことばを信じているというかもしれませんが,彼らはほんとうに信じているでしょうか。その生活の仕方は,信じていることを表わしていますか。エホバの証人は聖書を信じているので,現在の悪い体制の終わりが非常に近いことも信じています。そのために彼らは,このことをいっしょうけんめいに人々に警告しています。悪人が滅ぼされたあと,人々は,神の天よりの支配を受け,楽園の状態に復興したこの地上で,完全な健康状態で永遠に生きると彼らは信じています。これは神の約束です。エホバの証人はそれを信じています。―詩 37:9-11,29。

なぜエホバの証人は,すでに宗教をもっている人々の家を訪問するか

そうすることが神のみこころである,と信じているからです。イエス・キリストは,神と神の目的について語るために人々の家を訪問されました。人々の多くは,宗教にかんして,イエスの教えとは異なる見方をすでにもっていたにもかかわらず,イエスは彼らのところへ行かれたのです。イエスは弟子たちに同じことをするように教えられたので,エホバの証人は,イエスの模範に忠実に従うことが絶対に必要であると考えています。(ペテロ前 2:21。マタイ 10:11-15。使行 5:42; 20:20)エホバの証人が人々の家を訪問することはりっぱなことです。なぜなら,人々は神のすばらしい目的について学ぶ必要があるからです。エホバの証人は,神が地上の悪い状態を終わらせ,完全な天の政府により義の状態にかえられることを,人々に知らせたいのです。神がそれをなさるときは非常に近く,この世代のうちに起こることになっています。人々はこのことを警告されねばならず,神の保護と恵みを受けるには何をすべきか教えられねばなりません。キリスト教世界の教会はこれらの重要な聖書の真理を人々に教えていません。―ダニエル 2:44。マタイ 24:14,34。

ものみの塔協会の出版物は,なぜ他宗教に反対する多くの発言をするのか

喫煙や他の種類の汚染について,今日多くのことが書かれているのはなぜですか。ただ,これらのものが人間にとって危険なことを,多くの人が十分に気づいていないからです。多くの人は,偽りの宗教なるものがあることにも,それが人に及ぼす危険にも気づいていません。偽りの宗教を信ずることは永遠の滅亡を意味する,ということを知っている人がいったい何人いるでしょうか。多年にわたる無知と貧困と戦争の責任が,少なからず宗教にあったこと,宗教が人々から権利と機会と自由を奪ってきたことを知っている人が何人いるでしょうか。一部の牧師は,淫行,姦淫,同性愛,戦争,暴力など,ほかならず神がみことばの中できびしくとがめておられることを大目に見ます。真のクリスチャンが,そのようなはなはだしいまちがいをそばで見ながら,口をつぐんでいるでしょうか。決してだまってはいません。使徒たちや,イエス・キリスト,イエスの弟子たちと同じく,はっきりとそれを指摘するでしょう。―マラキ 1:6-9。マタイ 23:13-36。コリント後 10:4,5。

エホバの証人は,自分たちの宗教が唯一の正しいものであると信じているか

信じています。もしほかの人たちが真の信仰をもっていると考えるならば,エホバの証人はそのように伝道するでしょう。「主は一つ,信仰は一つ,バプテスマは一つ」と使徒パウロは言いました。(エペソ 4:5)エホバの証人は,救いの道がひとつ以上あるとは信じていませんし,大多数の人が真の信仰のきびしい要求を満たすとも考えていません。イエスの示されたところによると,正しい人は少数にすぎません。「生命にいたる門は狭く,その路は細く,これを見出すもの少なし」とイエスは言われました。(マタイ 7:13,14)洪水の結果は,ノアとその家族だけが正しい宗教をもっていたことを説明しました。歴史は,イエスとその弟子だけが,当時正しい宗教を実践していたことを示しています。そして聖書を調べてみると,今日のエホバの証人についても,同じことが証明されるでしょう。

エホバの証人は,14万4,000人だけが救われると信じているとのことであるが,それは事実か

いいえ,それは事実ではありません。聖書によると,これは,天における霊の命の報いをうけて天に行く人の数です。(黙示 14:1-3)使徒ヨハネはつぎのようにしるしています。「この[十四万四千人の選択の]後われ見しに,視よ……誰も数へつくすこと能はぬ大なる群衆……大声に呼はりて言ふ『救は御座に坐したまふ我らの神と羔羊とにこそあれ』」。(黙示 7:9,10)この無数の大群衆は,この悪い体制の終わりを生き残り,地上で永遠に生きる機会を得ることになっています。それに加えて,死者の復活も多数の人々に永遠の生命を得る機会を開きます。しかし,天の政府,つまり地を支配する神の政府を構成するのは,地上の少数の人間にすぎません。人類の大多数は,地上で永遠の生命を得ます。―箴言 2:21。

エホバの証人は,自分たちだけが救われると信じているか

エホバの証人は,自分たちの仕事が命を救う仕事であると信じています。ほかの人たちには希望がないと考えていたら,どうしてそのようなわざに携わるでしょうか。神の恵みはいろいろな人々に差しのべられることを彼らは確信しています。神は「不義者」さえ復活させられる,と使徒パウロは述べています。(使行 24:15)それでエホバの証人は,いまエホバの証人でない人も多数救われる,と信じています。

しかし,きたるべき「大かん難」と,その戦闘から救いだされることに関して,神の保護を望む人々はいま神の側につかなければならないことを聖書は示しています。イエスは言われました。「ノアの時のごとく人の子の来るも然あるべし……人々……洪水の来りてことごとく滅すまでは知らざりき,人の子の来るも然あるべし」。(マタイ 24:21,37-39)しかし,ノアとその家族はエホバ神に奉仕したので,洪水から救い出されました。ほかの人々はことごとく滅ぼされました。イエスは,きたるべき「大かん難」のときにもそのようであろう,と言われました。エホバの証人はそのことを信じています。

エホバの証人はイエス・キリストを信じない,という人がいるが,それは事実か

いいえ,まったく事実ではありません。エホバの証人は,聖書がイエス・キリストについて教えていること,すなわちイエス・キリストは神の「独子」,「神の造り給ふものの本源」であることをかたく信じています。(ヨハネ 3:16。黙示 3:14)エホバの証人は,イエスが死人の中からよみがえらされ,今日も生きておられ,不滅のかたで,神の天的御国政府の王として支配しておられることを信じています。―黙示 1:5,18; 11:15。

エホバの証人が信じないのは,地上のイエスが全能の神であったとか,三位一体のいわゆる第二の位格であったとかいうことです。聖書はそう教えていません。聖書が教えているのは,イエスは父と同等ではなかったということで,イエスご自身が,「父は我よりも大なるに因る」と言われているとおりです。(ヨハネ 14:28)たしかにイエスは,「我と父とは一つなり」と言われましたが,また,弟子たちも同じくひとつとなるよう,「我かれらに居り,汝われに在(す)」ように,とも祈り,このひとつということが,本質やからだや神性においてではなく,目的においてひとつであることを示されました。―ヨハネ 10:30; 17:21,23。

エホバの証人の伝道している神は人類の大多数を滅ぼすと言われているが,彼らはどうしてそのような神を愛せるのか

人々は,正しい戦争もあると主張しますが,そういう戦争が,無実の男女子供を多数殺したことは周知のとおりです。しかし神の戦争であるハルマゲドンが,無実で,正しい人を殺すことはありません。神が行なわれるこの戦争は,すべての正しい人間の窮極の益のためです。この戦争では悪人だけが滅びます。(詩 145:20)正義を愛する者であればだれがこのことに異議を申し立てられますか。神が戦争をされるのは,地球を滅びから救うため,そして人間が平和にかつ幸福にこの地上で住めるようにするためです。(黙示 11:18)医師は,からだを救うためには,いかにたいせつとは言え,がんにおかされた手とか足を切断しなければならないことがしばしばあります。そしてそれに成功すれば,その働きのゆえに敬愛されます。それと同じく,神は地から腐敗を除かれます。そしてその正しいみわざのゆえに愛されます。なぜならその最終的な結果として,地は義と平和の楽園となり,正義を愛する人々はそこで永遠に住まうことができるからです。―黙示 19:1,2。

エホバの証人はなぜ政治に参与しないか

エホバの証人は,政府の必要性を認めています。政府がなければ,無秩序と混乱がもたらされることを知っています。また,地の政府は,道徳の規制・人身と財産の保護・税金の徴収・社会秩序の維持などにかんして法律を制定する権利をもつ,という聖書の教えを信じます。(ロマ 13:1-7)そしてエホバの証人はそのような法律を守ります。ただし,神の律法と地の政府のそれとがまっこうから対立する場合には,聖書に命令されているとおり,エホバの証人は神の最高の法律に従います。(使行 5:29)ですからエホバの証人は政府に無関心ではありません。事実はその反対です。

しかしエホバの証人は,神の天の政府,つまり神の国に献身しています。イエスは,この政府を祈り求め,生活の中でこれを第一に求めるよう弟子たちに教えました。(マタイ 6:10,33)彼らは,神の天の政府に忠誠を誓ったので,地の政府に対する彼らの服従は相対的なものです。聖書は彼らのことを,神の国の「大使」,「キリストの使者」と述べています。(コリント後 5:20)天の御国政府に忠節を尽くすゆえに,この世の政治に参与しないのです。「我の世のものならぬ如く,彼らも世のものならず」とイエス・キリストは言われました。―ヨハネ 17:16。

エホバの証人は,社会の状態を向上させるためにどんなことをしているか

アメリカの有名な大統領で政治家のひとりであったトマス・ジェファーソンは,かつて,「聖書はよりよい市民,よりよい父親,よりよい夫……世界中でいちばんよい人々を生み出す」と言ったことがあります。エホバの証人が,聖書教育のわざによって実際に行なっているのはこのことです。彼らはよりよい父親,よりよい母親,よりよい子供,事実世界で最善の人々を生み出しています。したがってその性質そのものからして,エホバの証人の仕事はどんな社会にも祝福をもたらします。

世界が国家的に,人種的に,経済的に,そして宗教的に分裂し争っている時にも,エホバの証人は法,秩序そして政府に対して敬意をもつことを教えます。社会にとってこれ以上役に立つことがありますか。エホバの証人は,人の物を盗んだり,うそをついたり,人殺しをしたりしないで,正直でよく働く,公正かつ忠実な人になるよう人々を教えます。その結果,多くの人々の生活が改善されました。

こうしたよい結果が生まれる証拠は,増加の一途をたどるエホバの証人の間の一致と平和に見られます。このすばらしい関係は,互いの愛と,エホバ神およびその御国への信頼とを人々に教える,聖書教育の仕事によって生まれます。―マタイ 6:9,10。

エホバの証人はなぜ今日大きな問題となっている人種問題に悩まされないのか

エホバの証人の間に人種問題がないのは,神と人間について彼らが信じていることのゆえです。聖書は,神が「一人よりして諸種の国人を造りいだし,これを地の全面に住ましめ」たと述べています。(使行 17:26)また,「神は偏ることをせず」とも述べています。(使行 10:34)エホバの証人はこれを信じています。人類がひとりの人アダムの子孫である以上,すべての人間は親せきです。したがってエホバの証人は,人々を差別する理由をもちません。こうした聖書的な見方をするエホバの証人の間には,人種差別は存在していません。

エホバの証人は,若い人々が宗教に背を向ける傾向を考慮して,彼らを引きつけるための特別のプログラムを組むか

今日の若い人々が望むのは,何よりも,真理を教えられること,また生きる理由を与えられることでしょう。彼らは何度となく偽りを教えられ,欺かれてきたので,うんざりしています。彼らが年長者に「ほんとうのことを言う」ように頼むのはそのためで,エホバの証人はそうすることに力を入れています。証人の子供たちは幼い時から,サンタクロース,イースター,偽りの宗教などについて真実を教えられます。また,死者はどこにいるか,なぜ神は悪の存在を許しているか,邪悪な霊者が人類をまどわしているか,この邪悪な事物の体制はどこに向かっているか,などの質問に対する真実の答えを学びます。子供たちとの聖書の勉強は定期的に行なわれます。生きる目的を示しているのは聖書以外にないからです。若い人々は公平や進歩を望み,何かを成し遂げたという意識を持ちたがります。エホバの証人のクリスチャン宣教は,彼らの人生をいかんなく満足させる機会を開きます。クリスチャン宣教には,清潔で正直な交わりをもつ喜びが伴います。こういうものがあれば,特別の仕掛けやプログラムは必要ありません。

エホバの証人はなぜ輸血しないか

エホバの証人が輸血をしないのは,神の律法がそのような血の用い方を禁じているためです。神の律法は,盗み,殺人,姦淫,偶像崇拝などを禁じています。ですからエホバの証人はそうしたことを行ないません。また神のおきては,「血……を避けしむべし」とも述べています。(使行 15:20。創世 9:4)エホバの証人はこの命令にも従い,血を避けます。これはすべての医療を拒否するということではありません。緊急のさいには血漿増量剤を使います。これは輸血よりずっと安全です。エホバの証人は医業を非とするものではありません。彼らの中にも,内科医や歯科医が多数います。しかし,彼らは単に現行の医業を是とするために,神の律法を犯すようなことはしません。

仮に妻とか子供が死にかけているとしたらどうしますか。自分がどんなに愛している者であろうと,これに血を与えることは,やはり神の律法を破ることです。人が死にひんしているからといって,それは人に神の戒めを破る自由を与えるものではありません。死が迫っているときは,神の律法に変更を加えたり破ったりする場合ではなく,忠実を保ってできうるかぎり神に近づくべきときです。とこしえの命は忠実に対する報いです。輸血による不確かな治ゆの約束に期待をかけて,永遠の命の見込みを危うくするのは愚かなことです。―黙示 2:10。

エホバの証人はいつから存在するようになったか

きわめて公平に言って,エホバの証人の古代と現代の歴史を示して,この質問に対する答えとすべきだとエホバの証人は考えます。エホバの証人はひとつの宗派ではなく,神への奉仕を第一にし,聖書の原則に従う男女の集まりですから,神の最初の真の証人であるアベルをもってはじまる証人のグループに属します。これらの証人はみな,きたるべき神の新秩序の正しい状態に希望をかけてきました。「なんぢらはわが証人なり,われは神なり」と述べて,ご自身の民を証人と呼ばれたのはエホバ神です。(イザヤ 43:12)また,「汝ら……地の極にまで我が証人とならん」と言われたのは,エホバの御子キリスト・イエスでした。アベル,エノク,ノア,アブラハム,イサクそして預言者たちを,『雲のように多くの証人』とよんだのは使徒パウロでした。(使行 1:8。ヘブル 11章; 12:1)したがって,エホバの証人は,アベルの時以来ずっと存在していたのです。

現代におけるエホバの証人の活動は,1870年代の初めに開始されました。長老教会の会員である信心深い両親に育てられたチャールス・テーズ・ラッセルは,その宗派の聖書の説明に満足できず,1870年,数人の友だちと聖書研究を始めました。彼らは,キリスト教世界の伝統によっておおいかくされていた,数多くの聖書の真理を発見しました。1874年,彼らは,キリストの再臨のとき地球は火で滅ぼされる,という宗教教理の誤りを暴露する資料を出版しました。使徒たちがずっと昔に知っていたとおり,イエスの再臨は目に見えないものであることを彼らは指摘しました。彼らが確固たる聖書の真理を差し示しつづけているうちに,神の真の証人になることを願う人々が,彼らに加わるようになりました。

1879年7月,この活動の一助として,「ものみの塔」が創刊されました。「ものみの塔」誌の発行部数は,創刊号の6,000部から,現在の600万部を越えるまでに増加し,73か国語で読まれています。

1881年には,後のものみの塔聖書冊子協会となった,今日のエホバの証人の法人団体が,チャールス・T・ラッセルによって組織され,1884年には,これが法人団体として認められ,ラッセルを初代会長としてその設立を許可されました。現在エホバの証人が203の国や島で行なっている活動は,このようにして始まり,100万以上の人々に支持されています。

エホバの証人の資金はどこから出るか。書籍や雑誌から得るお金はだれの手にはいるか

エホバの証人の活動をまかなう資金は,証人の組織の成員や,組織に好意をもつ人たちによって自発的に寄付されます。会費を集めるとか,寄付盆を回すとか,一般からの寄付を募るといったことは決して行なわれません。ものみの塔協会の94の支部,印刷工場,宣教者の家,203の国や島における宣教活動は,自発的な寄付によって維持されており,催促や強制に類したことはいっさい行なわれません。

ものみの塔協会の働き人は,エホバの証人のために印刷の仕事をしますが,幾百万と配布される書籍,聖書,雑誌などから利益を得てはいません。協会は奉仕者であるエホバの証人に実費で出版物を渡します。証人たちは,それらを地の果てにまで配布するため,自分の時間と資産をささげます。印刷所の使用をも含めて,宣教に要するすべての費用は,証人自身の寛大さにささえられています。寄付される基金が,組織のために働く役員や特別の代表者に対する高給の支払いに使われることはありません。協会の支部で全時間働く人でさえみな自発的にそうしているのです。その人たちには,1か月14ドル(5,040円)の手当に加えて,へやと食事が支給されます。彼らはみな神の奉仕に献身しており,金もうけに成功することよりも,神の是認を受けることに心を用いています。

エホバの証人はみなほんとうに奉仕者であるということは事実か。彼らは宣教のための教育を受けているか

このことばの真実に聖書的な意味からすれば,エホバの証人はみな奉仕者です。神の奉仕者は神の公僕であり,イエス・キリストの足跡に従う者です。(ペテロ前 2:21)神に献身し,その献身を表わすバプテスマを受けた真のクリスチャンはすべて,定まった崇拝の一部としてそのような宣教奉仕を行ないますから,任命された奉仕者です。―イザヤ 61:1,2。マタイ 24:14。コリント後 3:5。

聖書に規定されている任命には,神学校での教育や任命状など必要ありませんが,それでもエホバの証人は,宣教のための徹底した教育と訓練を受けます。彼らは週に五つの集会に出席して合計5時間数えを受け,家庭でも自分でよく聖書を勉強します。神権宣教学校では,効果的な話し方や教え方を学びます。この訓練には終わりがありません。生徒が卒業しないこと,また卒業を望まないことがこの学校の特色です。彼らはこの学校のプログラムを心から楽しみます。そして進歩的な見方を持っているので,常に勉強し,神の奉仕者としての能力を向上させる必要のあることを認識しています。

エホバの証人は何時間戸別伝道にささげるよう要求されているか

定まった要求はありません。これに費やされる時間は,その人の動機と時間の余裕に左右されます。強制されることはなく,自分にできるだけのことをします。多くの人は,1か月に10時間から15時間,聖書を教える目的で他の人の家を訪問することにささげます。またある人は100時間から150時間をささげて,神と神の国についてもっと知りたいと願っている人を,組織的にさがします。給料をもらってこの仕事に参加する人はひとりもいません。彼らは神と同胞を愛しているゆえに奉仕します。

エホバの証人は,聖書に従って生活することにより,多くの楽しみをのがしてはいないか

真の幸福または楽しみはそれ自体目標となるものではなく,正しい生活の報いです。エホバの証人はこの報いを得ます。彼らの心には平和と満足があり,ほんとうの意味で幸福な人々です。(ピリピ 4:7)彼らがそういう意味でしあわせなのは,生きた神を知るようになり,その神に献身しているからです。(詩 144:15)これこそ,しあわせというものです。

エホバの証人の生活には多くの喜びがあります。彼らは愉快に過ごし,交わりを大いに楽しみます。不道徳な生活,淫行,姦淫などに真の喜びはなく,そういう行ないはしばしば,恐ろしい病気,望まれない妊娠,そして自殺という実さえ生み出すことを,エホバの証人は神のことばを学んで知っています。彼らの幸福は健全な生活から生まれるもので,真の神エホバの崇拝から生まれる実です。―ガラテヤ 5:22,23。

昨年,133万6,112名のエホバの奉仕者は,御国の福音の伝道に2億3,976万9,076時間を費やしました。彼らは他の人々の心に神のことばを植えつけるよう努力してきました。そして12か月間に12万905人が水の浸礼を受けて,エホバ神に対する献身を表わしました。またエホバの証人は同期間に,しかも世界中で宗教に対する関心が一般に薄れてきているときに,8.7パーセントの増加を見ました。

この増加は何を物語るでしょうか。このめざましい増加は,「大宗派を赤面させるような〔エホバの証人の〕熱心な福音伝道の結果である」,と宗教記者ルイス・カッセルは述べていますが,エホバの証人は,それが神の聖霊によると考えています。(ゼカリヤ 4:6。イザヤ 60:22)エホバの証人は神の真理をもち,今日の世界における神の代表なので,その努力は祝福されるのです。

心から神をさがし求める人はすべて,エホバの証人の正しい行ないや神に対する熱心,またその宗教が世界中で唯一の正しいものであるという彼らの主張を心にとめて,彼らが語ることを神のことばである聖書に照らして調べてみるべきです。あなたの永遠の福祉のために,わたしたちはあなたがいまそうなさることをおすすめします。

[424ページのグラフ]

(正式に組んだものについては出版物を参照)

現代のエホバの証人は1870年代に活動を開始し,過去40年間に下図のとおり増加した

証人の数

1,500,000

* 1,345,111

1,000,000

*

500,000

*

* *

1930 1940 1950 1960 1970

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