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わたしは信仰治療家でした目ざめよ! 1976 | 7月22日
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あったわたし自身が,いやされたのです。真理はわたしを自由にしてくれました。悪霊とその偽りへの隷属状態からの自由です。(ヨハネ 8:32)わたしは自分の経験から,あらゆる種類の偽りの業,しるし,不思議な出来事は,悪霊の力によってなし得ることが分かります。使徒パウロがコリント第二の11章14節で次のように書いているとおりです。「サタン自身が自分をいつも光の使いに変様させているからです」。エホバに感謝すべきことですが,神はわたしをやみと,悪魔のわなから,ご自分の驚くべき光の中に呼び入れてくださったのです。―ペテロ第一 2:9。
以前の患者が来ると,わたしはその人たちにこう言います。「わたしは悪魔と悪霊のために働くことをやめ,本も全部焼いてしまいました。ところで,もしご希望でしたら,あなたが聖書に述べられている真の神と完全な健康をもたらす神の方法について理解なさるようご援助したいと思います」。
人々が病気のいやしを求めてもはやわたしの所へ来ない理由が,これでお分かりでしょう。逆に,わたしが彼らの所へ出かけて行きます。以前にわたしは,イエスの行なった即座の,奇跡的ないやしを模倣したいというむなしい願いを持っていました。今では,別の仕方でイエスに倣う者となり,神の王国の良いたよりをいろいろな場所で宣べ伝えています。時々,人々はこう尋ねます。「何ですって! まさかあなたがいやしをしていた人ではないでしょうね」。そうした時にわたしは,身体的な苦痛からのとこしえの解放は,神の約束により,新しい完全な事物の体制の下で行なわれることを,啓示 21章4節から彼らに示します。そこにはこう述べられています。「また神は彼らの目からすべての涙をぬぐい去ってくださり,もはや死もなく,嘆きも叫びも苦痛ももはやない。以前のものは過ぎ去ったのである」。
以前には,魔術の業を自分だけの秘密にしておきました。自分が人々を「いやす」方法を知られたくなかったからです。今日,わたしは自分が真理を見いだしたことを確信しており,どんな源からそれを学んだかを,すべての人に知って欲しいと思います。わたしはエホバがご自分の貴重なみ言葉とお約束を知らせ,その価値を認識させてくださったことに感謝しており,人類の霊的ないやしのために働く特権を楽しんでいます。これは,完全な健康と幸福を伴う,地上の楽園におけるとこしえの命に導くもので,人々にとってはるかに益のあるものです。
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戦争はなくなる?目ざめよ! 1976 | 7月22日
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戦争はなくなる?
地球の生態が汚染され,破壊されている現状に対して,近年,様々な筋から危惧の念が表明されてきました。ムーアヘッド州立大学の生物学の教授オスカー・W・ジョンソン博士は,「産業が我々の環境に及ぼす影響」と題する小論文の中で,必要とされる措置の幾つかを指摘しています。
ジョンソン教授はこう語りました。「“進歩”を第一とする従来の見方を改めるべきであるとの主張を異端視することはもはやできない。地球には限界がある」。必要とされる措置として,同博士は,人口増加の抑制,資源を開発する代わりに再生する新しい技術,汚染を少なくする大規模な計画などの諸点を挙げました。そして最後に,こう指摘しました。「人類が,自給作用を営む生態系の一員となることと関係のある経済上の要求を満たそうとするのであれば,戦争は過去の産物とならねばならない。この最後の要求を満たすことは,おそらくすべての要求のうちで最も難しいものとなろう」。
人間の過去の歴史を振り返って見ると,戦争を無くすことなどとても不可能なように思えます。しかし聖書は,エホバ神が『地のはてまでも戦いをやめさせる』と述べています。(詩 46:9)神の建てられる天の王国によって,人間の支配の代わりに神の支配が行なわれるとき,全地にこうした祝福が行き渡るのです。―ダニエル 2:44。
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