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「イスラエルの聖者」をあがめるものみの塔 1968 | 7月1日
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サタンを束縛して,生命のない,底知れぬ所に投げ込み,その中に閉ぢ込めて封印します。(黙示 20:2,3)その時に初めて神の民は至るところに平安を得るでしょう。
24 型において示されているとおり,エホバとキリストは多くの人にどのように崇められますか。
24 それはエホバをほめる大いなる時です。歴代志下の記述は次のことばで結ばれています。「そこで多くの人々はささげ物をエルサレムに携えてきて〔エホバ〕にささげ,また宝物をユダの王ヒゼキヤに贈った。この後ヒゼキヤは万国の民に尊ばれた」。(32:23,〔文語〕)神の新しい秩序がハルマゲドン後に到来する時,生き残ったすべての人はエホバと勝利のキリスト,すなわちヒゼキヤより大いなる者をあがめて賛美の犠牲をささげるでしょう。わたしたちはそのことを確信できます。全地は,キリストによる千年の御国の支配の安息を享受します。これは輝かしい前途です! あがない主キリストは,復活によって墓からよみがえる人類の多くの民に尊ばれます。―ヨハネ 5:28,29。
25 (イ)それでエホバの崇拝者はどんな勝利にあずかりますか。(ロ)いまどんな大きな特権にあずかるべきですか。わたしたちは何に心を傾けるべきですか。
25 天のシオンの山にとって大いなる勝利です! その城壁の内に安全に住み,真の崇拝を堅く守るすべての人にとって大きな喜びです!「シオンのまわりを歩き,あまねくめぐって,そのやぐらを数え,その城壁に心をとめ,そのもろもろの殿をしらべよ。これはあなたがたが後の代に語り伝えるためである。これこそ神であり,世々かぎりなくわれらの神であ(る)」。(詩 48:12-14)エホバの愛される天のシオンは輝きます。ハルマゲドンを生き残り,全地をめぐる賛美の聖所に永遠の命を見いだす人々の「大ぜいの群衆」に,その栄光を語り伝えるのは,大きな特権ではありませんか。唯一の真の永遠の神エホバの真の崇拝に,わたしたちはこぞって心を傾けます。「イスラエルの聖者」の御名が永遠に立証され,きよめられますように。
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聖書の原則を忠実に守った報いものみの塔 1968 | 7月1日
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聖書の原則を忠実に守った報い
● ガーナの一エホバの証人は,結婚して5年になりますが,その妻には子供が生まれませんでした。子供が生まれないということは,この国ではきわめて不名誉なこととみなされています。その証人の兄は,あらゆる手を尽くして説得を試みたあげく,エホバに対するその忠節を妥協させようとして最後の手を打ちました。つまり,ある日,ひとりの若い女性を家に連れてきて,こう告げました。「お前は結婚して何年にもなるが,お前の妻はうまずめなのだ。それで,結納金は私が払ってきたから,お前はこの若い女をめとって,子供をもうけなさい」。しかし弟はエホバの証人としてその申し出を拒絶し,結婚および一夫多妻に関するエホバの律法を説明しました。激怒した兄は,弟を家から追い出し,その若い女を3番目の妻にしてしまいました。
ところがほどなくして,弟の妻が妊娠し,男の子を生んだのです。その二人の喜びを想像してください。しかしその時,兄は困難な事態に陥りました。その年長の妻が病気になり,次に,兄も病気で倒れてしまいました。偶像に犠牲を供えたり,魔よけを通して祈願したりして,あらゆる治療を施したにもかかわらず,病状は少しもよくなりませんでした。こうして兄は魔よけにより頼むことのむなしさに気づきはじめ,こう語りました。「私もエホバの証人の仲間にはいりたい。私の家に来て,偶像をみな焼いてもらえまいか」。そして,いよいよ偶像を焼く予定の日となり,近くの会衆の証人たちが来ました。兄は,それを見守ってもらうため親友を呼び寄せました。証人たちは,御国の歌を歌い,そして同時に偶像にガソリンをかけ,火を放ちました。そして居合わせた人がみな驚いたことに,兄の親友はこう語りました。「みなさんが私の親友の偶像を焼き捨てたのですから,私と一緒に家に来てくださり,私の家にある偶像も焼いていただけまいか。そして私は家族とともにエホバに仕えたいと思います」。
その兄と親友は今,定期的に集会に出席しており,また,自分たちの結婚関係を正しく処置すべく事を運んでいます。そして,その崇拝のすべての面に十分に参加できる時を待ち望んでいます。結婚に関するエホバの高潔な原則に固く従ったこの証人は,なんというすばらしい祝福を得たのでしょう!―エホバの証人の1968年度年鑑より
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