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  • あなたは自分の宗教に何を期待しますか
    目ざめよ! 1979 | 9月8日
    • を行なっているだろうか。(2)その教理のおかげで,会員の人格や習慣に著しい変化が見られ,その結果,人々は真にクリスチャンらしい生活をしているだろうか。また,会員の間には真の愛と一致が行き渡っているだろうか。(3)自分の属する教会は,クリスチャンの記述者ヤコブがヤコブ 1章27節で真の宗教の特質を描写している通り,『自らを世から汚点のない状態に保ち』,世の低い道徳水準や政治や利己的な闘争などで不純にされていないだろうか。

      この不安定な時代にあって,自分の宗教をもう一度調べなおす人は少なくありません。老若を問わず,今はそうするのに適した時期です。もしご自分の宗教について不安を感じておられるなら,できれば夫か妻,あるいは家族のだれかと一緒に,まず座って,少し聖書を朗読してみるとよいでしょう。聖書語句索引や聖書辞典を用いて,ご自分の教会の教えが聖書と調和しているかどうかを調べてみるのです。それから,ご自分の宗教が良い実を生み出しているかどうかを考慮します。会員となっている人々は,「愛,喜び,平和,辛抱強さ,親切,善良,信仰,柔和,自制」などを表わしていますか。(ガラテア 5:22,23)他の人々に聖書の真理を教えようとする動機づけがありますか。その宗教は,自らを『世から汚点のない状態』に保っていますか。

      ご自分の宗教がこの点で欠けているのに気付いたなら,他の人々が聖書を理解するよう助けることに努めるクリスチャンを捜してみてください。それは,喜んで聖書研究や討議を司会してくれる人々です。それらの人々が,商業的あるいは利己的な動機からではなく,純粋の愛に動かされ,神のみ言葉の平和的な精神のうちにそうしているかどうかを確かめてみるとよいでしょう。それらの人々がキリストの初期の弟子たちの模範に従っているかどうか調べてみるのです。そして,聖書の助言に従って,『互いのことをよく考えて愛とりっぱな業とを鼓舞し合っている』それらクリスチャンたちと交わってください。―ヘブライ 10:24,25。

      そうすれば,あなたが宗教に求めておられるものを得,その上,自分の心を本当に満ち足らせるものを得るようきっと神が助けてくださるでしょう。―マタイ 6:33,34。

  • イタリア人が見たカトリック教会
    目ざめよ! 1979 | 9月8日
    • イタリア人が見たカトリック教会

      バチカンにおける最近の事態の進展は,カトリック世界全体に混乱を引き起こしました。司祭や,カトリック教会の位階制と密接な関係を持つ人々は大いに動揺しました。では,イタリアの人々はどうでしたか。

      イタリアのカトリック教徒は,法王ヨハネ・パウロ一世(ルチアーニ)の死を嘆き悲しみました。1978年9月28日のその死に関するラジオやテレビの扱いは異例のものでした。しかし,世評の明らかにするところによれば,人々は概してそのニュースの宗教以外の面により一層関心を抱いていたようです。

      葬儀やコンクラーベ(ローマ法王選挙会)などに関するほとんど絶え間なく流れるニュース速報のために,劇映画やその他の人気番組が取消しになったことに不満を抱くイタリア人は少なくありませんでした。ヨハネ・パウロ一世の死に関して,レスプレッソ誌の10月8日号は,全国向けニュース番組のディレクターの次のような言葉を引用しています。「パウロ六世の死に際して行なったように量と質の両面で大衆を絶えずニュース責めにするなら,我々は大衆に対して確かに敬意を示していないことになる」。

      また,法王選挙に当たって,宗教的な資格よりも,政治的な資格のほうが大きな力をふるったという感があります。新聞報道は,ヨハネ・パウロ一世の後継者の選挙の背後にある「政治的策動」を大々的に取り上げました。10月3日付のイル・メッサジェロ紙は,その第一面に,「ルチアーニのような魂の牧者,それとも“政治志向の強い”法王」と問いかける見出しを掲げました。そして,10月7日付の,「ベネリの駆引き」に関する記事は,その有力な枢機卿の後継法王選挙における策動を取り上げていました。ルチアーニの選出の前でさえ,ラ・ナチョーネ紙は,8月27日付のその紙上で,こう述べていました。「ここ数日の間,様々な枢機卿とその政治的な立場,およびその出身地を分析することが重要視されすぎて,今日,カトリック教会の陥っている危機が忘れ去られている」。

      ヨハネ・パウロの死に関する疑惑

      政治的な陰謀に対する疑惑は,ヨハネ・パウロ一世の突然の死によって高まりました。「法王は殺害されたのだ」とか,「法王は政治的な理由で殺されたのだ」という意見が度々聞かれました。10月2日付のコリエレ・デラ・セラ紙に引用された,一社会学者の注解はこうです。「法王が毒殺されたといううわさ話が広まったのは,実に複雑怪奇である」。パノラマ誌の10月10日号(に掲載された,「法王は殺されたと人々が言うのはなぜか」と題する短い記事)は,こう述べています。「ローマでは,こうした疑惑がすぐに人々の心の中に広まった。あたかも時計が500年昔に引き戻され,法王アレクサンデル六世とその子供たちであるルクレツィアとチェーザレの誘発したボルジア家の陰謀の時代にまで戻ってしまったかのようである。タクシーの運転手も商店主も,ここ数日間,話の種と言えば,法王の死の背後には何らかのたくらみがあったに違いない,ということばかりであった」。

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