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ノストラダムス ― その著作はどれほど信用できるものですか目ざめよ! 1981 | 11月8日
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からであり,だれでもわたしの望む者に,わたしはそれを与えるのです』」。(ルカ 4:5,6)イエスと出会ったこの同じ時に,悪魔はイエスを誘惑し,誤導しようとして聖書の一部分を引用することさえしました。―マタイ 4:6。
真の預言者と偽りの予言者を識別する
神の真の預言者であるためには,基本的な三つの条件にかなっていなければなりませんでした。(1)神の名において語らなければならなかった ― 神のヘブライ語の名を知っていた偽りの予言者は不正にもその名を用いて語ることがあった。(2)預言する事柄は実現しなければならない ― 偽りの予言者の場合も,偶然,あるいは悪霊の巧みな操作によってこうしたことが生じることがあった。(3)その預言は,当時書き記されていた神の啓示された言葉と命令に調和していなければならなかった。―申命 13:1-4; 18:20-22。
3番目の重要な要素は,特にノストラダムスや他の人々に欠けています。彼らが魔術,オカルト,占星術などに手を出しているという事実は,彼らの真の姿を明らかにします。聖書中の預言者の中で,神との意思の伝達を図るために,占星術を用いることをよしとしている人は一人もいないからです。
預言者モーセは,ノストラダムスのような預言者とは異なり,明確な,間違えようのない言葉で語りました。神の霊感を受けてモーセはこう語っています。「あなたの中に,……占いに頼る者,魔術を習わしにする者,吉凶の兆しを求める者,呪術を行なう者,……出来事の職業的な予告者……がいてはいけない。すべてこうした事を行なう者はエホバにとって嫌悪すべき者であ(る)」― 申命 18:10-12,新。
聖書中の真の預言者が行なった奉仕は,ノストラダムスが試みたような,将来の出来事の予告が主なものではありませんでした。その主要な働きは,エリック・ラッセルが述べているように,「創造者とその創造物との間の伝達の経路として働くこと」でした。将来に関する知識は,その意思の伝達の中に含まれるもので「副産物に過ぎない」とラッセルは述べています。
神によって任命された聖書中の預言者たちは,単に人間の好奇心を満たすために物事を予告することはありませんでした。預言のすべてが,神の意志,目的,規範,裁きと関連していたのです。(列王上 11:29-39。イザヤ 7:3-9)神の真の預言者の主要な目的が,神の道徳規準と律法を唱道することだったので,何年も待たなければその預言者が本物か偽者か分からないということはありませんでした。
ではノストラダムスの予言にはどんな価値があるのでしょうか。チャールズ・ウォードは,ノストラダムスのことを,「我々が見る限り,様々な王の褒美を受けながら,彼らの人生をより安らかなものにしたり,その道筋から危険を一つでも除いたりするような有益な指示を何も与えることのなかった男である」と評しています。「彼は明らかに,イザヤ,ダニエル,ダビデ,ヨハネなどとは違い,従来の,またヘブライ語の言葉の意味における預言者ではない」のです。
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『適中した予言は一つもなかった』目ざめよ! 1981 | 11月8日
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『適中した予言は一つもなかった』
1980年の初め,ある新聞紙上に,その年に生ずると予告できる出来事に関する幾人かの著名な“占い師たち”の62の予言が掲載されました。1980年が終わってから,ジャック・マブレイはシカゴ・トリビューン紙に寄稿し,次のように報告しました。「それら62の予言は一つも適中しなかった」。個人的な問題に関する彼らの予言についてはこのように助言しています。「占い師の言葉と反対のことを行なうよう勧める。占い師たちは間違ってばかりいる」。
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