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  • ロゼッタ石 ― エジプトの聖刻文字を解くかぎ
    目ざめよ! 1972 | 2月8日
    • ついにシャンポリオンは,エジプト史の秘密を解くかぎを発見したことを確信した。しかし彼は,しばしば肉体にむち打ち,やっきになって手加減のない研究をつづけたため,弱り果てていた。彼は疲れて,一週間近く,発見物を発表のためにまとめることさえできなかった。1822年に彼の証拠が公表されたとき,ある方面から懐疑的な声が上がった。そしてシャンポリオンは,1832年に卒中発作で死ぬまで,彼の解読がひき起こした議論のあらしをふり払うことができなかった。

      石はその歴史を語る

      しかしその道は開かれた。他の学者たちがシャンポリオンのあとをついで仕事をはじめたのである。とくにドイツ人のカール・リチャード・レプシウスはじっくりとかまえて,細部に至るまで解読し,1837年に,この問題に関する論文を完成した。1866年にタニス(下エジプト)で発見されたもうひとつの碑文は,ロゼッタ石に似ていた。この石碑には聖刻文字とギリシア語の文が刻まれており,民用文字の文は欄外に記されていた。これはカノパスの法令とよばれるようになった。レプシウスは最初の試みで聖刻文字とギリシア語の本文を読んだ。

      今やロゼッタ石は,他の幾千というエジプトの碑文とともに解読が可能になったが,いったいどんな物語を告げているのだろう。それには,前196年に相当する,プトレミー5世,エピハネスの第9年に,エジプトの祭司たちが作成したひとつの法令が記されている。治世中の王の有益な行為のゆえに,「エジプトの救い主」として彼に帰せられる名誉は増すであろう。彼の彫像はエジプトのすべての神殿内に安置され,行列には金の像が用いられる。彼の誕生と即位の記念日は「永久に」祝われ,すべての祭司は,「地上に現われた慈悲深き神プトレミー・エピハネスの祭司」という新しい称号をおびる。最後に,同法令は玄武岩板に刻まれ,神殿内の彼の彫像のそばに立てられ,「神のことばの文字」― 聖刻文字 ― で刻まれるとなっている。

      それから約2,000年後,あやうく忘れ去られるところであったロゼッタ石が発掘されたとき,エジプトの神殿は廃虚の中に立っていた。エジプトの栄光は伝説となり,王やパロたちは死にたえて,久しい時がたっていた。神々と彫像はその壁がんから転落し,祭司たちを助けてプトレミーの祝いを「永久に」行なう力はなかった。その神のことばさえ失われ,忘れられて,過去の秘密を再び開くかぎをさがすことは,一世代以上の学者たちの創意を必要とする挑戦となった。

  • 「胎児は『生きている』」
    目ざめよ! 1972 | 2月8日
    • 「胎児は『生きている』」

      ワシントン市の医師,ミカエル・J・ハルバースタム博士は医学誌,「産婦人科ニューズ」の1970年5月15日号に,堕胎に関する記事を書いています。同博士が語っている事柄の中で次のことはとくに注目に価します。「医学は基本的には生命に関する仕事である。医師は生命を保護し,そして保たせるよう命じられている。わたしが今述べているのは,たとえば母親,家族または社会全体としての福祉と関連のある生命…生物学上の生命についてである。

      「医師は,保護しようとする生命の段階あるいは質に関して区別するようには教えられていない」。ハルバースタム博士はさらにこう続けています。「胎児[出産前の子供]は受胎の際に,そのRNAおよびDNAの遺伝的可能性全体を受ける…

      「胎児はまた独特のものである。胎児のタンパク質の組合わせと全く同じものはかつて存在したことはないし,将来も存在しないだろう。

      「胎児が,特別な方法においてであるが,『生きている』ことに疑問の余地はない。わたしは不滅の魂を信じていないので,胎児の生命と母親の生命を等しいものとは考えないが,一医師としてわたしは,胎児が生命を持っていることを知っており,わたしは一個の人間として,胎児を畏敬している」。たしかにイスラエル人に対するエホバ神の律法は,神が胎児つまり胎内で発生中の子どもを生命を持つものとみなしておられたこと,したがって胎児は命を持つものとして尊重されていたことを示しています。―出エジプト 21:22,23。

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