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    神権宣教学校案内書
    • 22 しかし,話の中ほどで話し方の速さを変える必要を感ずる場合もあるでしょう。話がだらだらしているように感ずるかもしれません。では,どうしますか。ここでも即席の話は有利です。話しながら,資料の性質を変えることができます。どのように? 1つの方法は話すのをやめて,聖句を1つ読みはじめるのです。ある陳述を質問の形に変えて,強調のための休止を置くこともできます。あるいは,あるたとえを挿入して,筋書の中のある論議を適用させることができるかもしれません。

      23 もちろん,話の中で用いるこうした技巧は,経験を積んだ話し手のためのものです。しかし,割り当ての資料を前もって準備するさい,それと同様の考えを活用できます。

      24 抑揚は話の薬味といわれています。適切な抑揚が,ほど良く加味されるならば,あなたの資料は十分に風味を発揮し,聴衆に大きな喜びを与えるものとなるでしょう。

  • 熱意と暖かさを表わす
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    • 研究 33

      熱意と暖かさを表わす

      1. 熱意を鼓舞するのはなんですか。

      1 熱意は話の命ということができます。もし,あなたが自分の述べることに熱意をいだいていなければ,聴衆が熱意をいだくことは決してありません。それがあなたを動かすものでなければ,聴衆を動かすことはできません。しかし,話し手としてのあなたが純粋の熱意を表わすには,自分の話そうとしている事がらが聴衆にとって必要であることを確信していなければなりません。ということは,話を準備するさいに,あなたは聴衆を考慮に入れ,聴衆にとって最も有益な論点を選定し,また,聞き手がその価値を容易に認識できる仕方で論点をまとめたということを意味しているのです。もし,このことを行なったなら,あなたはおのずから真剣に話し,また聴衆はあなたの話にこたえ応ずるでしょう。

      2-5. 生き生きとした話し方は,どのように熱意を表わすものとなりますか。

      2 生き生きとした話し方によって示される熱意。熱意を最も良く表わすのは,生気のある話し方です。無関心な,あるいはぼんやりした態度を取ることはできません。表情も,口調も,また話し方もまさに生き生きとしていなければならないのです。それには,強さおよび迫力をこめて話さねばなりません。独善的にならずに,しかも確信に満ちた口調で話さねばなりません。熱意をこめて話すべきですが,感情におぼれてはなりません。自制を失う話し手は聴衆をも失うことになります。

      3 熱意は人に伝わります。もし,あなたが熱意をいだいて話をすれば,聴衆はその熱意を感じ取ります。次いで,聴衆との接触が良く保たれるので,聴衆の熱意があなたに反映し,あなた自身の熱意を保たせるものとなるでしょう。一方,話し手に生気がないならば,聴衆も生気を失ってしまうでしょう。

      4 わたしたちは神の霊で燃えるべきであるとパウロは述べました。もし,あなたがそのように燃えているならば,あなたの生き生きとした話し方は,神の霊を聴衆に流れ込ませ,聴衆に行動を促すものとなるでしょう。そうした霊に燃えて話をしたアポロは,雄弁な話し手と呼ばれています。―ロマ 12:11。使行 18:25。ヨブ 32:18-20。エレミヤ 20:9。

      5 話に熱意をいだくには,話すに値するものを持っているとの確信をいだかねばなりません。まず,自分自身を奮い立たせるものを持っていると感ずるようになるまで,話す資料を検討してください。資料は新しいものである必要はありませんが,論題の取り上げ方に新鮮味を加えることができます。崇拝の面で聴衆を強め,同時に,聴衆がより良い奉仕者,また,より良いクリスチャンになるのに役だつ何ものかを自分が持っていると感ずるのであれば,あなたは自分の話に熱意をいだくべき十分の理由を持っており,かつ,疑いなく熱意をいだけるでしょう。

      6-9. 話の資料は話し方に表わされる熱意とどんな関係を持っていますか。

      6 資料に適した熱意。話に変化を持たせ,聴衆に益を与えるためには,話の始めから終わりまで熱意にかられて話してはなりません。そのような仕方で話すなら,聴衆は行動を起こさないうちに疲れてしまうでしょう。この点もまた,十分変化に富んだ資料を準備して,話し方に変化を持たせることができるようにすることのたいせつさを強調するものといえます。つまり,他の論点よりも当然いっそう熱意をこめて述べる必要のある,幾つかの論点を話全体に巧みに織り込んでおくべきです。

      7 要点は特に熱意をこめて話すべきです。話には幾つかの頂点,それを目ざして盛り上げてゆくべき最高潮がなければなりません。それは話の要点ですから,たいてい,聴衆を動かし,論議や論拠あるいは助言の適用の仕方を聴衆に銘記させることを意図した点なのです。こうして聴衆を納得させたからには,今度は,聴衆を鼓舞し,結論の益や結論で述べられる事がらを追い求めるときにもたらされる喜びや特権を明示する必要があります。それには,熱意のこもった話し方が必要です。

      8 とはいっても,決して話の他の部分で無とん着な話し方をしたり,また,論題に対する熱烈な気持ちを失ったり,関心の欠如をいささかでも表わしたりしてはなりません。森の少し開けた所で静かに草をはむ1頭の鹿を思い浮かべてください。のんびりしているように見えますが,その細い足には力が潜んでおり,少しでも身の危険を感じようものなら,あっというまに飛び去ってしまいます。鹿はくつろいではいても,警戒を怠ってはいません。熱意のすべてをこめて話しているとき以外の話し手についても,同じことが言えるでしょう。

      9 それは何を意味していますか。そうした生き生きとした話し方は決してしいてできるものではないということです。それ相当の理由があるべきであり,そうした理由は資料に基づいていなければなりません。助言者は話し手の熱意が資料に適していたかどうかを考慮します。それは多すぎましたか,少なすぎましたか,あるいは場違いのものでしたか。もちろん,助言者は話し手の個性を考慮に入れますが,話し手が内気で控え目な人であれば,激励を与えますし,何を話すにも興奮しすぎるような人であれば,注意を与えるでしょう。ですから,資料に相応する熱意を表わし,また,資料に変化を持たせ,話全体を通して,熱意のこもった話し方に釣合いを持たせるようにしてください。

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      10-12. 暖かさと気持ち,とはどういうことですか。

      10 熱意は,暖かさと気持ちをこめて話すことに密接に関係しています。しかし,そうした話し方は別の感情によって鼓舞されるものであり,それが聴衆に及ぼす効果もまた異なります。話し手はたいてい,自分の資料ゆえに熱意をいだいていますが,聴衆のことを考え,聴衆を助けたいとの意欲を持つとき,話し手は暖かさをもいだくものです。「話の助言」の用紙に載せられている「暖かさと気持ちをこめて話す」という項目は注意深く考慮するに値します。

      11 あなたが暖かさと気持ちを表わすと,聴衆は,あなたが愛と親切また優しい同情を示す人であることを感じ取ります。寒い晩,火のそばに引きつけられるように,聴衆はあなたの話に引きつけられるでしょう。生気のある話し方は人を鼓舞するものですが,同時に,優しい気持ちも必要なのです。思いの面で人を納得させるだけでは必ずしも十分ではありません。心を動かさねばならないのです。

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