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    • ません。しかし,研究生は,自分の述べた答えにほんとうに同意していますか。それは研究生自身の見方ですか。あなたは,研究生が淫行について実際にどう考えているかを知るため,質問をしたいと思うかもしれません。そして,「わたしたちがそうした生活をしているかしていないかは,どれほど重要なことですか」と尋ねるかもしれません。そうすれば,さらに助けを必要とする分野を見定めて,その面で引き続き努力を払うことができるでしょう。見解を知る質問は,研究生の心をとらえるのに役だつものとなります。

      12,13. 戸別訪問による宣教,および演壇で話をする場合のいずれでも,質問を用いるのは有益です。なぜですか。

      12 同時に,戸別訪問の宣教においても,質問は有用です。たとえば,あなたは,家の人の考えを知って,その人が聖書の真理を理解するのをさらに助けたいと望まれるでしょう。また,質問をして,家の人に意見を述べてもらうよう勧めるでしょう。なぜなら,相手に自分の考えを述べる機会を与えれば,相手はあなたの話にいっそう耳を傾けやすくなることをあなたは知っているからです。

      13 演壇から話をする時でさえ,質問をして,聴衆に答えてもらいたいと思う場合があるでしょう。それで,あなたは聴衆から答えを求めるのです。しかしまた,修辞的な質問を用いる場合もあるでしょう。それは,聴衆からの答えを期待せずに,聴衆の考えを鼓舞するために尋ねる質問です。(ルカ 12:49-51)その答えは,あなたが述べるのです。時には,最後の質問の時まで答えを述べずに,一連の質問をする方法を用いたいと思う場合もあるでしょう。どんな種類の質問を用いるかは,あなたの聴衆,およびあなたが教えようとしている事がらによって左右されます。

      14,15. たとえや繰り返しは,どんな目的にかなうものとなりますか。

      14 たとえ。たとえは,イエスの教え方の重要な特色の1つを成していました。同様に,今日のクリスチャンの教え手も,すぐれた教えを聴き手の思いに銘記させる助けとなるたとえを生活上の事がらや経験から得ることができます。(マタイ 13:34,35)複雑な,もしくは,こみいったたとえは,わかりにくいばかりか,あなたの論議の価値を減らすおそれがあるので,たとえは簡単なものにするよう努力してください。ヤコブの書簡には,海の波,船のかじ,馬のくつわ,鏡,その他の多くのたとえがしるされています。それはすべて生活上の普通の事がらから取られたものでした。機敏な教え手は,学ぶ人の境遇,年齢,宗教,教養その他に適応したたとえを用いることに努めるでしょう。もちろん,たとえは,1個人を教える際はもとより,講演でも用いることができます。

      15 繰り返し。この技巧は,あなたが演壇で教えるにしても,家庭で個人的に教える場合でも,効果的な教え方にとってきわめてたいせつです。かぎとなる語句,特に聖句を研究生の思いの中に銘記させることに努めてください。家の人を伴う,研究生の話をする際には,あなたは復習の質問をして,繰り返しによって論点を強調できるでしょう。そうすれば,研究生が考えを会得したかどうかを確かめられます。つまり,あなたは,イエスがなさったように,こう尋ねていることになるのです。「あなたがたはこれらの事柄すべての意味を会得しましたか」― マタイ 13:51。

      16. 話し手がすぐれた教え手であれば,その話を聞いた人は,何を覚えているものですか。

      16 人を教える話。最も多くを学べる話は,感謝の念をもって思い起こせるでしょう。ですから,ある話し手はなぜすぐれた教え手なのか,その理由に注目してください。そうした話し手の話を覚えやすくしている事がらに注意してごらんなさい。その話し方は,あわただしいものではありません。話し手は,聴衆に答えてもらう質問,あるいは,聴衆の考えを鼓舞するものにせよ,質問を用いるでしょう。また,聖書を開いて,かぎとなる聖句を見つけ,それが読まれる際,その句を目で追ってゆくよう,話し手はあなたに勧めるとともに,そうした聖句を詳しく説明し,かつ,主要な考えを目だたせるでしょう。なかには,視覚上の助けを用いる人もいます。しかし,いずれにしても,簡単に論じられた数多くの論点よりも,十分に説明された2,3の論点のほうが,はるかに覚えやすいということに気づかれるでしょう。教える技術が駆使されると,聞き手は,主題,要点,それにおそらく,用いられた重要な聖句の1つか2つを即座に述べることができるでしょう。

      17,18. わたしたちは,どのようにして,また,なぜ,偉大な師であられる,ふたりのかたに人々の注意を向けさせるべきですか。

      17 偉大な師に注意を向けさせる。クリスチャンの教え手として,あなたは,命の源としてのエホバ神,および命と祝福をもたらす,神の経路としてのイエス・キリストに注意を向けさせることの重要性を常に自覚しているべきでしょう。(ヨハネ 17:3)ほんとうに偉大な師であられる,それらおふたりに対する深い認識を他の人々のうちに培うよう努力してください。

      18 教える技術に精通するにつれて,あなたもまた,愛の果たす役割を正しく認識するようになるでしょう。エホバ神をほんとうに愛する研究生は,エホバに忠実に仕えます。ですから,研究の際,適当な点に来たなら,罪深い人間のために神が行なったことや,行なっておられる事がらの意義に注目させてください。従順な人間の益のために,常に驚くべき調和を保っている,神の知恵と公正,愛と力などの属性を目だたせてください。研究生の心が正しいものであれば,その研究生もやがて,エホバに対する深い忠節心をいだき,エホバのお名前をたたえることにあずかりたいと願うようになるでしょう。

  • 毎日,良い話し方をする
    神権宣教学校案内書
    • 研究 11

      毎日,良い話し方をする

      1. わたしたちの話し方を,エホバにとって楽しみをもたらすものにする事がらを述べなさい。

      1 「わたしの口の言うこと……を,エホバよ,あなたの前に,楽しみをもたらすものとならせてください」。(詩 19:14)わたしたちに関してこのとおりのことが言えるためには,わたしたちは,正しい事がらについて神のしもべにふさわしい仕方で話さねばなりません。わたしたちは,単に王国会館にいるときとか,野外宣教に携わっているときだけでなく,毎日,神の忠実なしもべであることを自分の話し方によって実証したいと思います。そうすれば,家庭や職場また学校で用いる,わたしたちのことばは宣教に良い影響をもたらすでしょう。―コリント後 6:3。

      2,3. わたしたちの話の仕方,およびことばの選択は重要です。なぜですか。

      2 わたしたちの話の仕方はたいせつです。それには,表情や声の調子さえ含まれます。わたしたちの顔は,エホバのしもべとしてのわたしたちの幸福を反映させてしかるべきです。親しい態度や優しい笑顔は人を引きつけます。わたしたちが話す,聖書の真理は,重大な事がらですが,それは同時に,人の心を暖めるものなのです。ですから,熱意をいだいてください! 無表情な様子は,わたしたちの希望の音信にふさわしいものではありません。

      3 良い話し方に習熟するにつれ,ことばや表現には「個性」があることに気づかれるでしょう。ことばは,苦々しい,あるいは優しい,また,堅い,あるいは柔らかい,そして,親しい,あるいは敵意のある,または,建て起こす,もしくは風紀を乱すもののいずれにもなりうるのです。ですから,正しいことば,もしくは表現を選択するのは,きわめて重要

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