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あなたは他の人につまずきますかものみの塔 1975 | 5月15日
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主張は疑わしいものになってしまいます。そのような事につまずく人は,もはや神に仕えずにすむ言いわけを意識的に,あるいはそれとは意識せずに探し求めていたのではないかと疑われる恐れがあります。
わたしたちは他の人につまずかないよう注意したいと思いますが,それだけでなく,他の人をつまずかせないよう,愛ある賢明な態度で注意を払いたいと思います。公正を守るには,自分にしてもらいたいと思うとおりに,他の人にも同じようにしなければなりません。(ルカ 6:31)わたしたちは,だれかが不注意であったり,あるいは無分別だったりしたためつまずかされるようなことを望んではいません。そうではありませんか。では,わたしたちは注意を払って,他の人々をつまずかせないようにしなければなりません。たとえば,最近,ものみの塔協会に寄せられた一通の手紙には,ある未熟な人たちから模範として仰がれていた人々がアルコール飲料を好むことをおおっぴらに示したため,それら未熟な人たちがつまずいてしまったとの苦情が書かれていました。アルコール飲料の使用の点でそういうことをした人たちは,使徒パウロの次のような助言に留意していなかったことになります。「あなたがたの足のためにいつもまっすぐな道を作って,なえたところが脱臼したりすることのないように,むしろそこがいやされるようにしなさい」。その上,イエスは次のように警告されました。「わたしに信仰を置くこれら小さな者のひとりをつまずかせるのがだれであっても,その者にとっては,ろばの回すような臼石を首にかけられて,広い大海に沈められるほうが益になります」。確かにわたしたちはだれひとりとして,そういう事が自分の身に生ずることを望んではいないのではありませんか。―ヘブライ 12:13。マタイ 18:6。
ですから,みんなで注意を払って,賢明で,愛のある,正しい事を行ない,そうすることによって,他の人につまずいたり,他の人をつまずかせたりすることを両方とも避けられるようにしましょう。
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親切は人を動かすものみの塔 1975 | 5月15日
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親切は人を動かす
● 親切は激しい反対をさえ和らげるものとなります。これは体の麻ひしたフィリピンのある男の人の経験ですが,その妻は彼がエホバの証人と一緒に聖書を研究することに激しく反対し,子どもたちからさえ,もしエホバの証人になるならもはや父親とは見なさないと言って脅されました。また,彼が住んでいた土地の所有者である親族から立ち退くようにせまられ,そこでさっそく,その地区のエホバの証人は援助の手を差し伸べ,証人たちはその小さな家を別の場所に移し,同時に修繕を少し手伝いました。このようにして親切さが示されたことから,その妻と子どもたちはどんな影響を受けましたか。心を動かされた妻と子どもたちは聖書を研究し始めました。そして,今では皆バプテスマを受けたエホバの証人になりました。
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読者からの質問ものみの塔 1975 | 5月15日
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読者からの質問
● エホバの証人はなぜ他の宗教を非常に強く非難するのですか。どんな宗教を信じている人々の中にも善人がいるものだと言うことを,証人たちは考えていないのでしょうか。
エホバのクリスチャン証人がこの世の諸宗教について述べる事柄は,人々を非難するためのものではありません。神ご自身がそのみ言葉の中で述べておられる事柄を知らせているのです。エホバの証人は宗教的誤謬や偽善そして流血の罪を暴露していますが,それは正直な心を持つ人々が偽りの宗教の世界帝国である「大いなるバビロン」を捨てて,神からの不利な裁きを免れるよう助けるのに役立っています。このように暴露することは,聖書の次の命令と一致しています。「わたしたちの民よ,彼女の罪にあずかることを望まず,彼女の災厄をともに受けることを望まないなら,彼女から出なさい。彼女の罪は重なり加わって天に達し,神は彼女の数々の不正な行為を思い出されたのである」― 啓示 18:4,5。
ゆえに,偽りの宗教の失敗や罪を指摘することによってエホバのクリスチャン証人は,誠実な人々の永遠の益のために働いているのです。また,エホバの証人はイエス・キリストに見倣っています。ユダヤ教の宗教指導者の悪い行ないや偽りの教えのゆえに,イエスがそれら宗教指導者に向かって発した強烈な言葉に注目してください。「あなたがたは,自分たちの伝統のゆえに神のことばを無にしています。偽善者よ,イザヤはあなたがたについて適切に預言して言いました。『この民は口びるでわたしを敬うが,その心はわたしから遠く離れている』」。(マタイ 15:6-8)「長い衣を着て歩きまわることを望み,市の立つ広場でのあいさつと,会堂のいちばん前の座席,そして晩さんではとくに目だつ場所を好む書士たちに気をつけなさい。彼らはやもめたちの家を食い荒らし,見せかけのために長い祈りをする者たちです」。(ルカ 20:46,47)「重い荷をくくって人の肩に載せますが,自分ではそれを指で動かそうともしません」。(マタイ 23:4)「[あなたがた書士とパリサイ人たちは],たしかに外面では義にかなった者と人に映りますが,内側は偽善と不法でいっぱいです」― マタイ 23:28。
エホバの証人は自分たちの模範者イエス・キリストと同様,非聖書的な宗教上の伝統や教え,偽善的な行為や宗教上の搾取や圧制などに人々の注意を喚起します。同時に,同胞に対する深い愛に動かされて,「大いなるバビロン」の罪とその悲惨な滅びにあずからないよう「大いなるバビロン」との交わりを断つことを含め,救いの道をすべての人に指し示します。
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人間は安定した政府をもたらせますかものみの塔 1975 | 5月15日
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人間は安定した政府をもたらせますか
証拠は何を示していますか。人間はかつてそのような政府をもたらしたことがあるでしょうか。
歴史が明らかにしているとおり,人間はすべての人に益をもたらす政府を設立したことは一度もありませんでした。しかも,人間はいかに無力かが今日ほど明らかにされたことも一度もありません。国々の政府は相次いで失政を演じています。とはいえ,解決策はあります。
「神の千年王国は近づいた」と題する本をお読みになって,全能の神ご自身が義にかなった政府を希求する人間の必要を間もなくどのように満たされるかについて学んでください。この416ページの本はわずか300円のご寄付でお求めになれます。108 東京都港区三田5丁目5番8号 ものみの塔聖書冊子協会(振替 東京 138022番)にお申し込みください。
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