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読者よりの質問ものみの塔 1960 | 9月15日
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読者よりの質問
● 軍需工場で働くこと,陪審員として奉仕すること,クリスマス・カードやクリスマス・ツリーを売ること,その他についてのクリスチャンの立場は何ですか。―多くの問合せをまとめた質問
ものみの塔協会は,全国民への証しとして全地に御国の良いたよりを宣べ伝えるために組織されています。そして,すべての人がそのわざに参加するように励まし,援助を与え,その最も効果的な方法について助言を与えます。しかし,他の形式の活動やわざについては,協会は特定なすいせんをいたしません。世俗の仕事に関連する一切の状況について規則をつくるなら,分厚いタルムッドのような規則集を編さんして,特定のわざがいつ悪いものか,またいつ悪くならないかという点についてくわしい区別を設けねばならないでしよう。主はその責任を協会に課していません。自分の事柄を決定するのは各人の責任です。これに関連する問題の例を示すなら,クリスマス・カードやクリスマス・ツリーを売る場合のことを考えてみましよう。もしそれが悪いなら,クリスマス料理のために七面鳥を売る肉屋はどうですか。また,クリスマスの贈物に用いるセーターを売る販売人についてはどうですか。どこに線を引くことできますか。また,仕事はいつ軍事的な仕事になりますか。たとえ,タンクの流れ式作業場で働かなくても,戦争に使用する物質をつくることはできます。陪審員について言えば,姦淫以外の理由で離婚の許される離婚裁判の際に,あなたはこの仕事をしますか。クリスチャン良心の故に,あなたはこの仕事をしないかも知れません。この裁判の片方か両方の側にとつて,あなたは不適当な者になるかも知れません。
これらの事について協会が沈黙を守つていることは,同意を与えているものと見なすべきではなく,あるいは公表したくない処罰を示すもの,と見なしてはなりません。協会は,選ぶ責任は各人のものであつて協会のものでないと考えています。各人のとる行動に対しては,私たちの良心ではなく,各人の心がやすらぎを持つべきです。エホバの証者は聖書を読み,ものみの塔出版物を研究しました。それらのものは,クリスチャンをみちびくための正しい原則とエホバの要求を明白に示したものです。いま各人は,世俗の仕事の面において良心的に何を行い得るかを決定し得るはずです。私たちは次のことを記憶しなければなりません,すなわち私たちはこの世のものではなく,またこの世の企てや希望が続くようにと願いませんが,私たちはこの世におり,この世の活動から全く離れることはできません。それで,各人は自分の責任をとり,自分の良心に答えるようにしましよう。そして,各人の良心に従つて,同じ事柄についてちがつた決定を下す場合でも,他の者を批判するとか,他の者に批判されることがないようにしましよう。私たちは,「他人の良心によつて左右される」べきではありません。「他人の僕をさばくあなたは,いつたい,何者であるか。彼が立つのも倒れるのも,その主人に対してである」― ロマ 14:4,新世。コリント前 10:29,新口。
● ダニエル書 10章13節でミカエルは「長たる君の一」と述べられています。すると,天にはミカエル以外に長たる君がいることになるのですか。―アメリカ合衆国の一読者より。
そうです,天にはミカエル以外にも他の長たる君がおります。その方はエホバ神御自身です。彼はダニエル書 8章25節で「君の君たる者」と言及されています。1959年12月15日号のものみの塔,478頁と1960年5月15日号のものみの塔,197頁の「御心が地に成るように」の記事を見て下さい。
エホバは天において唯一つの長なる他の君です。しかし,サタン悪魔も長なる君たちを持つています。これらの者たちは黙示録 12章に述べられているごとく天の戦争の終りに,今日サタンとともに天からこの地の近くに追い落されています。「新しい天と新しい地」という本の31頁を見なさい。
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発表ものみの塔 1960 | 9月15日
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発表
野外奉仕
9月中エホバの証者は,エホバの御名の中にエホバの道に従いつづけます。(イザヤ 30:2)エホバの証者はすばらしい聖書研究の手引き「これは水遠の生命を意味する」を他の本と2冊の冊子をつけて400円の寄付ですべての人に提供します。あなたの近くにある御国会館に行くか,あるいはこの雑誌の発行所に問い合わせて下さい。
あなたの「ものみの塔」を保存して下さい
この雑誌の9月号から「神の目的とエホバの証者」という連続記事が掲載されます。将来,その記事を参照するため,あるいはエホバの証者の神権宣教学校に使用するため,すべての人は自分の」ものみの塔」を保存したいと欲するでしよう。そのために「ものみの塔」誌の綴りを保存するよう提案します。この大切な雑誌の全部の号をたしかに得るため,その予約購読者になつてはどうですか。郵送料こみで,1年間24冊の「ものみの塔」の予約は,わずか400円です。あなたの場所におられるエホバの証者の会衆を通して予約することもでき,また直接東京都港区芝三田豊岡町1番地のものみの塔協会(振替口座東京138022番)に予約を申しこむこともできます。
「ものみの塔」の研究
10月16日: 誉の中に共に住む 1-21節 346頁
10月23日: 誉の中に共に住む 22-32節 そして怒りと義憤 351頁
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