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  • 大災害に襲われたらどうしますか
    目ざめよ! 1970 | 3月8日
    • エホバはわたしたちをハリケーンから守ってくださるのでしょう』。わたしは思わずむすこをいだいて,ともにお祈りしました。ようやく夜があけて,周囲の悲惨な光景を見たわたしたちは,確かにエホバが守ってくださったということを知りました」。

      各地を旅行して奉仕する一監督者はこうしるしています。「わたしたちはろうそくの火をたよりに2階建ての家のやみの中で退避していました。やがて水かさは増しはじめ,取り残された家具や冷蔵庫が浮きだして来ました。それは恐ろしい光景でした。わたしたち9人は静かにエホバの助けを祈り求めました。やがて午前3時,水はついにひきはじめ,危険は去りました。わたしたちはみなエホバに祈り,感謝しました」。

      別の証人は夫の指示に従い,子供たちを連れて近くの学校に避難しました。彼女はこう語りました。「わたしたちはエホバに絶えず祈って慰めを得ました。その後,ハリケーンが一時静まったので,別の教室に移りました。ところがその直後,わたしたちのいたその教室の屋根がくずれ落ちて,教室は破壊されてしまったのです。わたしたちはほんとうにエホバの恵みで生き残れました。わたしは命のあるかぎり,エホバに感謝をささげます。なぜなら,わたしがこうして生きているのはただエホバのあわれみによるからです」。

      行ないをもって示された愛

      真のクリスチャン愛がなんであるかは,クリスチャンの証人たちが仲間の兄弟姉妹の援助におもむくにつれて,あらわに示されました。ミシシッピ州モス・ポイントからの一報告はこう述べています。「町は破壊されました。……まるで悪夢のようです。人々はただぼう然と途方に暮れ,悲痛な気持ちに打ちひしがれていましたが,わたしたちエホバの証人は決して失望しませんでした。わたしたちは命を守られ,また会衆内の人がみな無事だったことを知り,エホバに感謝しました」。

      「外に出られるようになるやいなや,急いで仲間のクリスチャン兄弟たちを尋ね,その安否を確かめました。そばまで行けないところもありましたが,やがて全員無事であることを知りました」。これはガルフポートからの一報告です。

      また同じガルフポートの一監督奉仕者はこう報告しています。「やがて仲間のクリスチャン兄弟たちが見舞いに来るとともに,食料や衣類が続々と届けられ,世界の各地の証人たちからも救援の手が差し伸べられました。事実,兄弟たちがさっそく援助活動を始めてくれたので,災害の翌日すでに救援物資が届けられました。ニューオーリンズからは4台のトラックで救援物資が届けられ,フロリダ州ジャクソンビルからは中型トレーラーで食料,衣類,飲料水またガソリンが送られてきました。わたしたちはあらしに生き残りましたが,仲間の兄弟たちからのクリスチャン愛の洪水でおぼれそうになりました。その後も兄弟たちはトラックで援助物資を送り続けたので,ついにこちらから援助の中止を願い出たほどです。ベニヤ板,タールを塗った巻き紙,大量のタール,元の土台の上に建物を建て直すのに必要なコンクリート・ブロック,くぎ,自動車のガソリン,灯油,蓄電池,その他,必要なものはほとんど兄弟たちから送り届けられました」。

      別の報告は清掃を手伝うために,500キロもの遠方から尋ねてきた証人たちのことを述べています。彼らは幾つかの群れにわかれて証人たちの家々を訪れ,屋根を直したり,場合によっては屋根を作り替えたりしました。ある目撃者は述べました。「ある家では15人もの証人たちが屋根を直し,2時間半ほどでその仕事を終え,水びたしになった家を清掃して消毒し,庭を片づけましたが,それはまさに見ものでした」。

      また,困った人々を助けるために多額の寄付も送られました。「エホバの証人救援基金」という名称で特別の口座が銀行に設けられ,3人の証人たちの手で運用されました。

      ガルフポート地区には衣類やかん詰の食料品が証人たちから大量に送られてきたので,その地の監督奉仕者はひどい災害を受けた近隣の人々を御国会館に招いて救援物資をわけ与えました。それらの人々の多くにとって御国会館に来たのはこれがはじめてでした。

      妻がエホバの証人とともに聖書を研究することに反対していた人々も,証人たちの示した暖かい愛と協力を見て喜びました。そのような未信者の夫のひとりは隣人にこう言いました。「エホバの証人のことをあなたがなんと言ってもかまいませんが,最初にわたしたちを見舞って,安否を尋ねてくれたのはエホバの証人でした」。人種的偏見を持つ多数の一般人も,白人の証人たちが幾組にもわかれて,仲間の黒人のクリスチャン兄弟たちの家の掃除を手伝い,泥やよごれを取り除くさまを見て,たいへん驚かされました。

      しかしエホバの証人も他の人々と同様このハリケーンのため相当いたでをこうむりました。幾つかの御国会館はひどい損害を受け,多数の家屋や移動住宅が破壊もしくはかなりの損傷をこうむりました。しかしエホバの証人はこの大災害でひとりの死者も出さなかったことをエホバに心から感謝しました。

      ある証人たちはこの経験を通して神権的な訓練の価値を知りました。「エホバの御手の保護」を感じた人もいます。ある人は,「エホバがハルマゲドンでわたしたちをどのように保護してくださるかを幾らか理解できたように思います」と語りました。他の人々は,会衆の牧者たちの愛ある思いやり,またクリスチャン兄弟たちの労苦や贈り物として直ちに表わされたあふれるほどの愛に感激しました。「エホバの組織以外どこにもこのような愛は見いだせません」,「エホバのすばらしい組織の一員であることを深く感謝します」と多くの人が語りました。確かにエホバの証人はこの大災害のために,神の地上の組織の存在,祈りに伴う大きな力,またクリスチャン愛の堅いきずなをいよいよ深く認識させられました。そして彼らはエホバの証人であることを誇りに思い,深い喜びを味わいました。―ヨハネ 13:34,35。

  • 「健全な考え」
    目ざめよ! 1970 | 3月8日
    • 「健全な考え」

      ● カナダ,トレントンのある新聞編集者は,自分の机に届くさまざまな出版物について最近次のように述べました。

      「興味深い出版物が多く来る中で,エホバの証人という名でよく知られている,ものみの塔聖書協会からの定期刊行物がある。これはだれの目から見ても敬意に価する組織である。同協会の雑誌は十分な調査の下によく書かれており,同意しない人も多くいる特殊な宗教論以外に,人間の生活と神が人間に与えた世界のあらゆる分野を扱っている。そして,聖書の原則を擁護し,その信者たちに敬意と清潔の観念を植え,善良な市民となり,品行方正な生活をすることを勧めている。自由をはき違えた今日の世の人はぜひ読むべきであろう。

      「道徳や倫理問題に関して提出されている考えはいかなる見地から見ても非のないものである。良い出版物はほかにもいろいろある。そして新旧を問わず,健全な考えを提出しているのはありがたいことである。しかしすべての点を考慮するとき,ものみの塔の出版物が,問題に対する健全な考え方と徹底的な論議という点で他のすべてに抜きん出ていることは注目に価する。この点であまりうまくいっていない他の出版物は,ものみの塔の出版物がそこに論ずる行為の基準に対し,いつもその理由を示している点を考えるべきであろう。今日,専断的な規則は退けられつつある。しかし少なくともここに,人の行為に対してしっかりした根拠を与える出版物がある。セックスに狂い,その読み物をも性で汚した今の世代のただ中にあって,これは心をさわやかにする一種の強壮剤である」。

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