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  • 世界展望
  • 目ざめよ! 1970
  • 副見出し
  • 輸血と血清肝炎
  • 学校における犯罪
  • テレビと暴力
  • 心臓発作の防止
  • 一酸化炭素の危険
  • 「安全弁」
  • ねずみの問題
  • 恐れられているテレビの火事
  • 軍備狂奔
  • 解放を求める7,000人の司祭
  • 無知がつづり出した歴史
  • 売りに出された教会の美術品
  • ロック音楽と性
  • 実現しない信仰合同
  • 麻薬患者の出産
  • 人々の信じているもの
目ざめよ! 1970
目70 6/8 29–31ページ

世界展望

輸血と血清肝炎

◆ 輸血のため血清肝炎にかかる人が多く,厚生省が驚いていると,去る3月30日,月曜日付読売新聞は報じた。同誌によれば,この種の肝炎の原因や治療についてはなにも知られておらず,輸血をすると肝炎が起きることだけが明らかにされている。厚生省の推定では1968年度に輸血を受けた人45万のうち,10万人がその結果,肝炎にかかった。さらに,1968年度の人口動態統計によると,血清肝炎により引き起こされた肝硬変は日本で初めて,十大死因中の一つに数えられることになった。これに驚いた厚生省は,血清肝炎撲滅のために500万円の支出を承認した。輸血を全廃することがこの問題の最も簡単な解決策ではないだろうか。有効な代用血液が多種類入手できる現在,それらを使用するのが,結局のところ,より安全で安価な道である。人間を創造され,あらゆる知恵を持つ方が血の使用を禁じられたのは,人間の益を図ってのことにほかならない。―使行 15:20,29。レビ 17:10-14。

学校における犯罪

◆ アメリカ合衆国,少年犯罪小委員会は,110の学区からの報告に基き,各都市の学校の授業が「規律を守らせるのに精いっぱいである」ことを明らかにした。調べによれば,過去5年間に犯罪が非常に増加し,その増加はしばしば,以前通学していたサボ学生によって引き起こされている。調査の対象となった都市において,サボ学生による暴力事件だけでも,1964年の142件から1968年の3,894件に増加した。これら暴力事件の大部分は人種的性格を持たず,白人同志,あるいは黒人同志の事件であることが調査で明らかになった。小委員会議長,トーマス・J・ドッド上院議員はこう語った。「父兄,教師,学生,および第三者にたえず攻め立てられて,校長 ― それに,多くの場合,学校制度全体 ― が規律を守らせるのに精いっぱいと言うのが実状だ」。教師は,しばしば,自己防衛のためにピストルを帯びていることを同調査は指摘した。ニューヨーク市は,170人の特別学校警備員を50万ドル(約1億8,000万円)で雇うことを余儀なくされた。

テレビと暴力

◆ アメリカの暴力原因対策委員会は,テレビの暴力番組が現実の世界で暴力事件を引き起こす要因となっていると述べた。子供や青少年は,自分の時間の4分の1から2分の1をテレビを見ることに費やす,と同委員会は指摘し,両親はテレビを「即席の子もり」として使うと述べた。また,同委員会によれば,子供たちはしばしば,テレビの世界を現実の世界の延長であると見なし,画面に映し出される事柄をおとなの世界であたりまえのことだと信じている。賢明な親ならば,子供が見るテレビ番組を選たくするだろう。

心臓発作の防止

◆ 基本的に次の六つの事柄に注意するなら,心臓発作の危険は大いに減少するであろう。財団法人健康調査会のエレミア・スタムラー博士によれば,その六つの要因とは高血圧,常時喫煙,体重が標準より25パーセント以上あること,血液中の糖分過剰,不規則な心電図,血液中にコルステロールが多量に含まれていることである。こうした問題がひとつもなければ,60歳から70歳代で急死することは「まずない」と同博士は語った。また,速く体重を減らす目的で運動を急に始めないで,まず医者に見てもらうようスタムラー博士は助言し,運動は,漸次その量を増し,規則正しくたびたび行なうべきであると述べた。

一酸化炭素の危険

◆ 一酸化炭素とは,ガソリンやタバコなど炭素を含む物質が燃えて生じる,無色無臭の気体である。多量の一酸化炭素は死を招き,少量でも,悪影響がある。アメリカ,カリフォルニア州,公衆衛生局のジョン・R・ゴールドスミス博士は,ニューヨーク市で毎日大気中に排出される一酸化炭素は,自動車からだけでも380万キログラムであると述べた。さらに,同博士によれば,ロスアンジェルスで,1日に自動車から排気される一酸化炭素は900万キログラムという。喫煙者が平均して吸い込む一酸化炭素の量は,都市中心区の交通の激しいところで運転者が吸い込む量のおよそ2倍であるといわれる。

「安全弁」

◆ すぐ手当てをしなければならない病気はたくさんある。しかしその多くは,人々がもう少し休息を取れば避けられる。英国医療協会協議会のロナルド・ギブソン博士は,過度の緊張や無理のしすぎをする人あるいは,病気が慢性化する傾向のある人に対する最良の療法は二,三日床につくことであると語った。「なにもかも忘れて,ベッドにもぐり込み,二,三日そうしているだけでよいのです。気を楽にし,読書するかラジオを聞くかしなさい。そうすることはいわば安全弁に相当し,よくききます」と同博士は勧めている。

ねずみの問題

◆ ねずみが広めた病気による死者数は,歴史上のすべての戦争による犠牲者よりも多いという。毎年ネズミが食べたり,だいなしにする,貯蔵穀物は,アメリカで2億の人々を養うことができる。また,原因不明の火災4件につき1件はネズミによるものと考えられている。アメリカにおけるネズミによる損害額は,年間10億ドルに上るということである。毎年1,400人以上のアメリカ人がネズミに襲われ,その大部分は子どもである。ネズミは多産な繁殖動物で,1年中どの月にも子を産み,一腹の子数は最高17匹に及ぶ。

恐れられているテレビの火事

◆ アメリカの国立調査機関のひとつである,製品の安全性を調べる委員会は,テレビにきわめて高い火災の危険性があるとし,テレビ・メーカーに122種のカラーテレビを修理もしくは取り換えるよう要請した。現在アメリカではおよそ2,200万台のカラーテレビが使用されているが,同委員会の推定によれば毎年7,000ないし1万台のテレビが火事を起こす。

軍備狂奔

◆ スエーデンからの報告によれば,世界の軍事費は15年ごとに倍増しているという。1968年,軍事目的に費やされた額は,全世界で統計すると,57兆3,500億円に上り,そのうちの70パーセントはアメリカとソ連によるものである。1918年から1938年にかけ,世界資源の3.5パーセントが軍事目的に使われたが,現在この数字は2倍となり,世界資源の7から8パーセントにあたる。

解放を求める7,000人の司祭

◆ 結婚のため,あるいは教理に一致できないため僧職を退くローマ・カトリックの司祭は増加している。昨年10月のパウロ法王の通達に基づく調査で,過去6年間に7,137人の司祭が独身の誓いを取り消す特免を願い出たことが明らかにされた。ラテン・アメリカでは661件の特免の申し込み者があった。それに,フランスの553件,北米の455件が続く。あらゆる年齢の司祭が僧職を離れているが,僧職を授与されてから5年未満の者が特に多いと,ブラッセルの本部は語っている。

無知がつづり出した歴史

◆ 英国内閣の機密は,50年間一般に公開されないでしまって置かれるのが常であったが,1967年の法令により,ウィルソン内閣は,事件後ちようど30年目にあたる年の1月1日に,毎年内閣機密を公表することにした。今年は1939年の内閣書類が公表され,1939年9月,英国がヒットラーに宣戦布告をしたいきさつが明らかになった。ある報告はつぎのように述べている。「1939年の英国内閣の書類が明らかにしているのは,過去に起こった事柄というよりは,時の政治家の政策が驚くべき無知と誤解に基づいていたということであろう。……他の国の政治家たちのよりどころなった情報も,おそらく英国の政治家たちのものと同様あやまりの多いものであっただろう。そして今日の政府がより正確な情報に基づいて事を運んでいるという保証はない。……英国が,内閣の機密を毎年公表するのは民主主義にとって健全なことである。しかしそれによって新年を迎える市民が,政治指導者たちの知恵と博識に対する信仰を鼓舞されるわけではない」。

売りに出された教会の美術品

◆ 1月25日付の「パレード」誌によれば,「スペインの司祭たちは,自分の管区内の教会にある貴重な美術品をマドリッドの骨とう商に売りに出している。一方,それら骨とう商はその美術品を金持ちのアメリカ人バイヤーや,スペインの商人に売る」。スペイン政府はそうした事をやめるよう司祭たちに要請したが,司祭たちは,バチカン当局が援助の手を差し伸べてくれるならすぐにも中止すると伝えた。スペインの美術局長ペレズ・エンビドは,聖杯や聖壇の飾り,聖画がマドリッドのナイトクラブに飾られているのを見たと語った。報道によれば,現在マドリッドの市場には説教壇,ステンドグラスの窓,木彫その他教会用品があふれており,なかには12世紀からのものまであるという。

ロック音楽と性

◆ 妊娠している十代の少女400人と妊娠していない91人の女子大生を対象とした調査から,ロック音楽が少女たちを結婚前の性関係に陥らせることが明らかにされた。「セクシー」な歌手を主演とするテレビのメロドラマも同様な影響を与える。ロック音楽は,物心がつきはじめたばかりで,まだ感情をうまく表現できない12歳から13歳の年齢者の精神状態を特にかきみだすことがわかったとアメリカ,ワシントンの心理学者であり,二人の大学生を子供に持つパトリシア・スキラー博士は語った。対象となった大学生は性的興奮を起こさせるものとして,映画,書物,レコード,テレビを順にあげた。また前述の12歳と13歳の少女たちは,レコードとテレビ,とくに姦淫や非合法的な妊娠,不義の関係を多く盛り込んだ午後のメロドラマに強い影響力があると語った。

実現しない信仰合同

◆ プロテスタントとギリシア正教会からなる世界的団体の議長,ユージン・カーソン・ブレイク博士は,教会の統一が実現することに懐疑的であると語った。「わたしはそのようなことは起こらないであろうと思っているばかりか,そのことに全く興味を失ってしまった」と同博士は語った。また彼によれば,統一教会の目的とは,霊的な改革を図り,霊的な熱意をもり立たせる一方,今日の諸問題にま正面から立ち向かい得るよう教会を発展させることである。「社会が崩壊する時代はいつでもそうだが,今も物事が普通には運ばない時代である」と彼は述べた。しかし,教会合同の関係者たちは,組織上の事柄に熱中するあまり,それが提唱されている理由を全く忘れているようだ。

麻薬患者の出産

◆ アメリカ,アリゾナ州にあるツーソン医療センターでヘロイン中毒の子供が生まれた。この子供の両親は4番目の子供ができてからヘロイン常習者となった。母親は,彼女が妊娠中に二,三日「麻薬注射」をしないと,子供はいつも胎内で激しくあばれたと語った。その子供は誕生後,不眠や鼻を出すこと,また胃のひどいけいれんのためにちっぽけな足を腹部まで上げるなど,ヘロインの典型的な禁断症状を表わした。15日間治療をして,子供は回復したように思われたが,いく人かの医師たちは,こうした中毒の影響は消えないと見ている。

人々の信じているもの

◆ オーストラリアにおける,最近のギャラップ世論調査によれば,男女10人の中9人は神の存在を信じ,10人中,天国の存在を信じているものは6人以上である。人々の宗教観を分析すると,ローマ・カトリック教会の基本的信条の中には,カトリック教徒と公言する人のほぼ3分の1が受け入れていないものすらあることが明らかにされている。

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