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  • 心臓移植手術はどうなりましたか
    目ざめよ! 1970 | 3月8日
    • 誌が述べたとおり,彼の新しい心臓は悪化して,「からだの必要とする酸素を取り入れるだけの血液を肺臓に送ることも,大切な浄化作用を続けさせるだけの血液を腎臓に送り出すこともできなかったため,これらの臓器もそこなわれていた」からです。

      心臓移植手術の問題が真剣に再検討されているのは,現段階では医師も拒絶反応の進行をとどめることができないからです。ブレイバーグ氏の心臓移植手術を行なったバーナード博士も次のように認めました。「わたしは,解決策があるとして自分や世界の人々を欺いたことは決してない。拒絶反応を防ぐことはできない。できるのはその進行を抑制することだけである」。臓器の移植手術後,長期間生き延びている患者がほとんどいないのはこのためです。昨年の8月現在で,心臓移植手術を受けて生き残った患者はわずか29人だけでした。

      他の臓器移植に際しても同様の拒絶反応が働きます。臓器移植手術に関するアメリカの統計は次のとおりです。肺臓移植の行なわれた患者20人中,生残者は一人,膵臓移植患者10人中,生残者一人,肝臓移植を受けた患者100人中,生残者は14人です。腎臓移植の場合,血縁関係のない臓器提供者の腎臓を移植された患者中,58%は1年以内に死亡していますが,肉身の提供者から腎臓を受けた患者の生存率はやや高くなっています。

      生存率の低さや,生存期間の短かさのゆえに多数の病院では,臓器,特に心臓の移植手術を危険視しています。アメリカ,クリーブランドのアービン・H・ページ博士はこう述べました。「心臓移植手術はこれまでの結果からすれば,それに要する時間と費用,またその危険性の点で正当な医療とは言えない」。またニューオーリアンズ市の心臓学者G・E・バーチ博士は,「現段階において心臓移植手術を心臓病の療法として患者に推奨するのは不当である」と断言しました。

      正常な人はだれも死を望みません。命は貴重なものであり,人は生きることを願います。しかし他人の臓器を用いる,いわば人肉嗜食にも等しい仕方で余命を保たせるのは,正しい解決策とは言えません。真の解決策はこの事物の体制が終わったのち,エホバ神の治める新秩序においてのみ与えられるでしょう。神の霊感の下にしるされたみことばは黙示録 21章4節でそのことを保証しています。「[神は]かれらの目の涙をことごとく拭ひ去り給はん。今よりのち死もなく,かなしみも,さけびも,苦痛もなかるべし」。

      その時,長寿,そうです,永遠の命を受けることができるでしょう。それは,心臓の提供者が見つかり,その移植手術を受けるお金を持っている人だけに与えられるのではなく,神の御子イエス・キリストを通してとこしえの命を与えるエホバの備えに信仰を働かす人すべてにもたらされるのです。それはなんとすばらしい命でしょう! 聖書でそれが「真の生命」と言われているのもまさに当然です。―テモテ前 6:19。ヨハネ 3:16。

  • 矛盾している「聖母お潔めの祝日」
    目ざめよ! 1970 | 3月8日
    • 矛盾している「聖母お潔めの祝日」

      ● 「カトリック百科事典」によれば,2月3日の「聖母お潔めの祝日」は,処女マリアが潔められたことにちなんで設けられたもので,マリアがイエスを産んだ後,神の律法に従ってエルサレムの宮に行き,潔めの犠牲をささげたことを記念する日です。(ルカ 2:21-24。レビ 12:1-4)しかしこれは奇妙なことです。というのは,カトリック教会は,マリアが罪のない人間ではなく,アダムの他の子孫と同様潔めを必要とする罪人であったことを示すマリアのこうした行為を記念する一方,イエスを産んだ時マリアは罪のない人間であったと教えているからです。―ロマ 3:23; 5:12。

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