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カトリック主義とブードゥー教の混合 ― あなたはどう見ますか目ざめよ! 1983 | 12月8日
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が,キリストの追随者と称する人々によって行なわれました。教理と行ないのすべての面で聖書のキリスト教を固守しようと努めた人々だけが,使徒たちの実践したキリスト教の高い標準を維持することができました。
このことを考えると,誠実な人なら,次のように述べたカトリックの神学者の心配が分かるでしょう。「客観的に言って,混合主義は神の言葉をわい曲するので正当とは言えない。……混合主義はきわめて嘆かわしいものである」― オー・エスタド・デ・サンパウロ紙,D・エステーバン・ベッテンコート。
エホバの証人もやはりそのように感じます。エホバの証人は,今日生きているすべての人がどのような仕方で崇拝を行なうかを選ぶ自由を持つべきだと考えています。しかしまた,真の宗教は一つしかないと信じています。それはイエス・キリストの教えと生涯に基づく宗教です。ではどうすればその宗教を見分けることができるでしょうか。
使徒パウロは,『あなたを賢くし,救いに至らせることができる』,「聖なる書物」を指摘しました。そして続けてこう説明しました。「聖書全体は神の霊感を受けたもので,教え,戒め,物事を正し,義にそって訓育するのに有益です。それは,神の人が十分な能力を備え,あらゆる良い業に対して全く整えられた者となるためです」― テモテ第二 3:15-17。
したがってエホバの証人は真の宗教を学ぶために聖書に頼ります。そうすることによって,今日ブラジルで生じている一種の混合主義を避けます。また何百年も昔に生じた混合主義を避けます。その混合主義は地獄の火や霊魂不滅,三位一体,像,十字架その他の異教的信条をキリスト教世界の崇拝システムに持ち込みました。もし教理を「損なって」しまう混合主義が今日間違っているのであれば,何百年か前の混合主義もやはり間違っているに違いありません。
ご自分で聖書を読んで真の崇拝とは実際にどんなものかを調べてご覧になってはいかがですか。そうすれば神に対する自分の奉仕を異教の儀式で汚すことを避け,また ― 神の助けを得て ― 救いに至る知恵を得ることになるでしょう。
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奇妙な相棒?目ざめよ! 1983 | 12月8日
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奇妙な相棒?
1983年3月9日に法王ヨハネ・パウロ2世がハイチを短期間訪問した際に,同法王が地面に口づけしたのを見て,ブードゥー教のある祭司は,「法王がブードゥー教の儀式に従って地面に口づけするのを見たか。何という力だ!」と叫びました。恐らくそのような考えは法王の頭になかったでしょう。それでも,カトリック教徒80%,ブードゥー教徒100%と言われる国ハイチの住民にとって,法王のその行為は,彼らが考えている通り,ローマ・カトリック教とブードゥー教の間に共通点のあることを示すしるしであった,とカリフォルニアの新聞プレス-テレグラムは伝えています。
ニューヨーク市では,ローマ・カトリック教会の当局者たちが最近,サンテリアに対して処置を取るべきかどうかについて疑問を抱いていることを認めました。サンテリアというのはキューバで始まった宗教で,ブードゥー教のように,カトリックとアフリカの宗教の信条の混合です。サンテリアの儀式には,自分の家に祭壇をもうけることや特別の衣服を着ること,護符や秘薬の使用,心霊術や動物の犠牲などが関係しています。1983年1月6日付のデーリー・ニューズ紙によると,ニューヨークに住むこの宗教の信者は推定30万という大きな数に上ります。なぜ処置をためらっているのでしょうか。カトリック教会のフランシスコ・ドミニケスは,「それらの儀式の一部はカトリック教を改ざんしたものである。しかし,それがくだらないものだと言えば,多くの人を追いやってしまうことになる」と述べています。
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