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  • 「善意の人々」大会のすばらしい祝福
    ものみの塔 1971 | 1月15日
    • 訪れた市の官吏は,数万人の証人の熱心さとりっぱなふるまいに接して,深い感銘を受けた。

      エホバの証人でない人でも,大会のプログラムそのもののもたらす,すぐれた祝福に感激し,ものみの塔協会に次のような手紙を書き送った人もいた。

      「私はこの大会に対して心からの感謝を表わさずにはおれません。プログラムの主題の配合や講演の仕方は実にすぐれたものであり,加えて,形式ばらない経験の話や劇の実演などすべてが,聖書の知識と理解をもたらし,皆さんの神エホバに献身をささげる,という主要な目的をみごとに促進させていました。四日間を通じて,私は一心にプログラムを見聞きし,多くのことを学ばせていただきました。

      「各人が相互に示し合う兄弟愛・信頼・尊敬などの精神が大会にみなぎっていることは,だれも否定できません」。

      大会に出席するため全力を尽くした人々は,なんと豊かに祝福されたことであろう。そうした祝福を期待して,大会に出席するため非常に困難な障害を克服した人は多い。その一例として,ハランデール大会の始まる前日に自動車事故にあったひとりの婦人があげられる。その事故のため夫は死に,自分も歩けなくなってしまったにもかかわらず,その婦人は,生後3か月の幼児と4歳の子どもをつれて大会に出席した。

      コーパスクリスチーの広々とした体育館と,それに付属する博覧会場で開かれることになっていた,スペイン語の大会は深刻な障害に見舞われた。大会の始まるわずか3日前の8月3日,月曜日,ハリケーン・シーリアが荒れ狂いながら同市の湾を横断した。そのハリケーンのために,博覧会場の壁にも体育館の天井にもあながあき,両会場とも水びたしとなり,破壊物の砕片がいっぱいに散らばってしまった。

      翌日,市の住民が被害の実態を調査したところ,時速250キロ以上のハリケーン・シーリアは,全市を一様に襲ったことが明らかになった。簡単な造りの小屋から,レンガ造りのビルに至るまで,多くの建造物が倒壊し,市のありさまは原爆の落とされた後の広島のようだ,と述べた報道員さえいた。

      コーパスクリスチー市が災害地と化したので,そこで大会を催すことは不可能となった。どうすればよいだろうか。直ちに取り決めが設けられ,サンアントニオ市のヘミスフェア競技場を使用する契約が成立した。英語の大会が二日前に同会場で終わったばかりのところであった。それにしても,契約が署名されたのは火曜日晩おそくであり,会場の変更を遠くの会衆にどうして連絡するか,ということが問題であった。

      ラジオにある程度たよることができたが,もっぱら口伝えで連絡を取った。火曜日の夜と翌日,その知らせはアメリカ南部一帯に広まり,大会の初日に5,827人が出席したことは胸を踊らせるものであった。日曜日の公開講演には,7,500人という,コーパスクリスチーで最初に予期していた以上の出席者があった。驚くほど円滑に運営されたその大会から,どんなにすばらしい祝福が得られたことであろう。

      確かに神エホバは,「善意の人々」地域大会で一致のうちにともに住む楽しさを味わった,ご自分の民の上に数々の祝福を注がれた。発表された今年の五日間にわたる大会を,エホバの証人はすでに待ちわびている。読者もその大会に出席されるよう願ってやまない。

  • 読者からの質問
    ものみの塔 1971 | 1月15日
    • 読者からの質問

      ● ヘブル書 9章14節には,キリストは「永遠の御霊により…己を…ささげ給(へり)」と書かれています。この「永遠の御霊」とは何ですか。―アメリカの一読者から

      この文章の前の部分に注目すれば,この表現がどんな背景のもとになされたかがわかります。「もし山羊および牡牛の血,牝牛の灰などを穢れし者にそそぎてその肉体を潔むることを得ば,まして永遠の御霊により瑕なくして己を神にささげ給ひしキリストの血は,我らの良心を死にたる行為より潔めて活ける神に事へしめざらんや」― ヘブル 9:13,14。

      この説明は,古い律法契約すなわちモーセの律法契約下で神が是認されていた取り決めと,新しい契約に属するそれとを比べる論議の中に出て来ます。ヘブル書 9章の冒頭で,使徒パウロは,幕屋とそこでささげられた動物の犠牲について論じています。それらの物は「肉に属する」,律法上の要求であり,定められた時まで課されていました。(ヘブル 9:10)パウロはまた,幕屋が存在し,そこでささげられる犠牲が神に受け入れられる限り,天の至聖所にはいる道はまだ得られないことを「聖霊」が明らかにしたと指摘しています。―ヘブル 9:8,12。

      したがって,天にはいる道は,イエスの犠牲と血によってもたらされるもので,「肉に属する」律法上の要求に従った,動物の犠牲を通してではありません。では,イエスの犠牲はどのようにしてもたらされましたか。それはすでに述べられている聖霊の働きによりました。

      ヘブル書の初めのほうで,パウロは,イエスが「肉の誡命の法に由(る)」祭司にならなかったと説明しています。アロンの家系またはレビ族出身であれば,そうした祭司になったかもしれませんが,イエスは,祭司職にないユダ族から出たのです。したがって,イエスが,「永遠にメルキゼデクの位に等しき祭司」に選ばれたのは,神からの直接の任命によります。(ヘブル 7:16,17)アロンの場合は油によって任命されましたが,イエスは聖霊によって任命されました。―出エジプト 29:7。ルカ 3:21,22。

      宣教中イエスは,ご自分が神の聖霊を与えられていること,そしてそれによって力を得かつ導かれていることを,ことばと行ないによって公に表わされました。(マタイ 12:18,28。ルカ 4:14,18)時が来て,あらかじめ預言され,聖霊によって聖書にしるされていたとおり,イエスはご自分の命を犠牲として捨てられました。すなわち,罪人のひとりとして,杭の上で死なれ,またその骨は一本も折られませんでした。(申命 21:22,23。ガラテヤ 3:13。イザヤ 53:12。詩 34:20)このように,イエスの犠牲は,肉の要求に従ったものではなく,霊の働きにより,霊に一致したものでした。また,聖書は,キリストのからだは「一たび」ささげられたと述べています。―ヘブル 10:10,12。

      モーセの律法に定められた肉に属する規則はすべて,一時的な取り決めの一部で,過ぎ去るものでした。つまり,律法による統制は一時的なものにすぎなかったのです。それとは逆に,イエスを油そそぎ,導き,犠牲としてささげる際に用いられたものは,永久的であり,それはすなわち神の永遠の霊です。この霊は,新しい契約に入れられる者たちを永遠にわたって導くために用いられるでしょう。また,ささげられた犠牲は,単に一時的なもの,やがてその価値を失うものではなく,永遠のものでした。パウロが,幕屋・犠牲・祭司職という,肉に属する律法の備えと,キリストが自らをささげる際に働いた永遠の霊とを対照させ得たことには十分の理由がありました。

  • 霊的な食物を見いだせる場所
    ものみの塔 1971 | 1月15日
    • 霊的な食物を見いだせる場所

      アメリカ,オレゴン州ポートランドのあるエホバの証人は,「とこしえの命に導く真理」と題する書籍を求めた婦人に関して,次のような経験をしました。聖書を研究することに同意した婦人は,しばらくしてから,週2回研究したいと願うようになりました。そうして研究しているうちに,婦人は,その証人にこう言いました。「わたしはこれこそ真理であると確信できるようになりました。わたしが今までに接した教えの中で,いわば背中を軽くたたいて,『あなたは最善をつくしているのですよ』などと言うようなことをしない教えはこれが初めてのものだからです。聖書をよく読んでみましたが,真のキリスト教はさまざまな試験や試みを伴う,きびしい生き方であることがわかりました」。しばらくして,王国会館の集会に出席するようになったその婦人は,こう述べました。「今日の教会は虚飾や儀式だらけで,初期クリスチャンの教会とはまるで違うと,わたしは常々考えていました」。そうです,エホバの証人の集会の簡素さに婦人は感銘を受けたのです。

      ところが,その婦人の夫は,妻が集会でエホバの証人と交わることに反対しはじめ,証人たちとの交わりをやめるなら,家族そろって教会に行くことにすると約束しました。婦人は夫の求めに同意しましたが,それからわずか2週間して,証人に電話をかけ,涙ながらにこう言いました。「わたしは糧を求めて教会に行ったのに,パンくずしかもらえませんでした。あなたがたの宗教は,『これこそ真理だ,真理だ』と叫んでいるのが,わたしにはよくわかります。なぜなら,あなたがたといっしょに聖書を研究するようになって,わたしは生まれてはじめて宗教のことで迫害されるようになったのですもの。それに,今ほど飢えた気持をいだいて帰宅したことは一度もありませんでしたわ」― テモテ後 3:12; 4:1-4。

      その婦人は,再びエホバの証人の集会に出席するようになり,今では自分の学んでいる事柄を他の人々とわかちあっています。そして,霊的な食物を見いだせる場所にいることをたいへん喜んでいます。

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