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宇宙時代における実際的な知恵ものみの塔 1960 | 2月1日
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はイエスの血を通して罪の宣告から解き放たれ,神に対して犯した罪過のゆるしを受けます。私たちは事業をすつかり完成させるに必要な費用を計算して合計を出しました。そしてそれに必要な個人的費用を自分でまかなうことにきめ,また神のたすけによつてその費用を支出できることを確信したので,私たちはすべての利己的な所有物を捨て,いま統治しておられ御子イエス・キリストの弟子となるために,神に献身しました。このことは,自分の親戚,父,母,妻,子供,兄弟,姉妹を憎むこと,あるいは少なく愛することを意味しました。私たちは,いまもつているこの地的生命さえ惜しみません。
30,31 (イ)私たちはなぜいつも「地の塩」でなければなりませんか。(ロ)弟子になつた後,しりぞくことは,なぜ非実際的な知恵ですか。
30 私たちは,かなりの間,弟子としてキリストに従つてきました。ですからいまあえてその決意を弱めるようなことはしません。また効力を失つて役に立たなくなつた塩のようになろうとも思いません。そういう塩のようになるということは,役に立たない者,この世の嘲笑のまと,神にふさわしくない者,それどころか神に非難をもたらす者となることです。そうなれば,効力を失つて不潔になつた塩と同様,外に捨てられて踏みつけられるだけの価値しか残りません。それは破滅を意味します。
31 私たちはいつまでも「地の塩」でなければなりません。(マタイ 5:13)まず最初に,弟子となるための費用をすわつて計算してみることは実際的な知恵です。であれば,弟子となつた後に,支出をこばみ,最後まで弟子としての立場を保たないことは,非実際的な知恵です。この世的な知恵は,手を引くのが最善のように思わせるかも知れません。しかしそのような知恵は実際的ではありません。また良識でもありません。というのは,それは自己本位に見てしばらくの間有利かも知れませんが,最後には恥辱と破滅をもたらすことを示しているからです。実際的な知恵は,すべての費用がまかなわれて,弟子に与えられる輝かしいむくいが自分のものとなるまで,ためらうことなく費用の支出を継続します,私たちは,神の小羊が行くところなら,どこえでもついて行かねばなりません!―黙示 14:4。
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光の子として実際的な知恵を表明するものみの塔 1960 | 2月1日
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光の子として実際的な知恵を表明する
1 羊のような人々のために,私たちは何を示す責任がありますか。これは私たちがこの宇宙時代においてどんな道を歩むことを意味しますか。
忠実な羊飼を必要としている羊のような人々のために,実際的な知恵を表わすことは私たちの責任です。私たちは,ヨブの預言劇の中のシュヒびとビルダデのようであつてはなりません。このビルダデは,病気のヨブの問題を解決するよう助けませんでした。むしろヨブの忠実に疑いを投げかけ,行いを改めるようヨブをうながしました。そこでヨブはビルダデに言いました。「あなたは力のない者をどれほど助けたかしれない。気力のない者をどれほど救つたかしれない。知恵のない者をどれほど教えたかしれない。悟りをどれほど多く示したかしれない!」 この宇宙時代に,そのような非難のこもつた言葉をあびせられなくてもすみますように。もし私たちが,今日苦しんでいる羊のような人々に対して,自分が無用な医師ではなく真の友であり誠実ななぐさめ手であることを証明したいなら,彼らに実際的な知恵の道を知らせなければなりません。(ヨブ 26:1-3; 13:4)この道によつて私たちは,空間ではなく天に,すなわちヱホバ神およびキリストと共に,爆弾にも破壊されない宝が積める天に,彼らの関心を向けさせることができます。
2 現代世界の諸計画の非実際性に関し,ある宇宙計画の監督は,科学者会議の席上で最近何と述べましたか。
2 エイ・アール・ジェイ・グロスク博士は,カリフォルニア工科大学で行われた科学者会議の席上,国際事業機械協会の宇宙計画監督として,現代の世界のたてている計画の非実際性をつき次のように叫んでかつさいをあびました,「われわれのミサイル計画は,死にひんした文明の辞世の歌である。互いを破壊するの
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